犬が『部屋の物を壊してしまう』4つの心理 暴れてしまう理由から対処法までご紹介
『犬が部屋の物を壊してしまう心理』についてまとめました。犬が暴れて物を壊したり、噛んで物を破壊したりするときの対処法を解説します。
犬が部屋の物を壊してしまう心理

1.ストレスを発散したい
ストレスを発散したいとき、犬が部屋の物を壊してしまうことがあります。
よくあるのは、雨の日が続いてお散歩に行くことができないとき、そのストレスを発散させるため、暴れ回って部屋の物を壊してしまったり、噛んでボロボロにしてしまったりすることです。
そんな愛犬の姿を見て、叱ったことがあるのではないでしょうか。しかし、叱られたことがさらに犬のストレスを強める原因になってしまうことがあります。
お散歩に行くことができないなど、不足や不満が溜まっていることによるストレスがあるだろうな…と感じられるときは、部屋で出来る運動や遊びによって、ストレスを発散させてあげましょう。
2.口の中の不快感を取り除きたい
口の中の不快感を取り除きたいとき、犬が部屋の物を壊してしまうことがあります。
子犬の場合では、乳歯から永久歯へと生え変わるとき、歯茎がムズムズとします。そのムズムズ感を取り除きたくて、部屋の物を噛んで壊してしまうことがあります。
子犬用の噛むことを目的としたおもちゃがありますので、与えてみてください。
成犬の場合では、歯周病が原因で歯茎に痒みや痛みがあり、その不快感を取り除きたくて、部屋の物を噛んで壊してしまうことがあります。
犬は、成犬の80%が歯周病を患っているとされています。毎日の歯磨きを習慣にしていても、歯周病になってしまうことがあります。
愛犬にも定期的な歯科検診を受けるようにしましょう。すでに口臭や歯石が気になっている場合には、すぐにかかりつけの獣医師に相談しましょう。
3.退屈しのぎや暇つぶし

退屈しのぎや暇つぶしにと、犬が部屋の物を壊してしまうことがあります。
あるあるなのが、お留守番中に限って部屋の物を壊してしまうことです。お留守番中、退屈しているのです。暇つぶしに部屋の物を噛んで壊してしまうのです。
このような場合では、犬用のおもちゃを与えたとしても、壊してしまうでしょう。壊れたおもちゃの破片で口の中を怪我してしまったり、誤飲誤食してしまったりすることがあります。
解決策としては、お留守番の時間を短くすることが最も効果的です。退屈な気持ちが部屋の物へと向いてしまう前に飼い主が帰宅することが理想です。
対策になるかも…という方法では、おやつが飛び出すペットカメラがおすすめです。愛犬がそろそろ退屈しそうだな…というタイミングでおやつを与えるという方法です。
4.飼い主の注目を得たい
飼い主の注目を得たいとき、犬が部屋の物を壊してしまうことがあります。
部屋の物を噛んでは叱られることを分かっています。しかし、叱られてでも、どうしても飼い主の気を引きたいのです。
飼い主の注目を得るために、玄関に脱いである飼い主の靴を口にくわえて来て、飼い主に見せることがあります。返しなさい!と、追いかけっこになってしまうことがあるかもしれません。
飼い主のスリッパを口にくわえて来たときは、放しなさい!と、引っ張りっこになってしまうことがあるかもしれません。
飼い主の気を引くことができただけではなく、遊んでもらえたと勘違いさせてしまっていることもあるでしょう。
まずは、壊されて困るものを置きっぱなしにしないという対策をしましょう。
まとめ

犬が部屋の物を壊してしまう心理を4つ解説しました。
- ストレスを発散したい
- 口の中の不快感を取り除きたい
- 退屈しのぎや暇つぶし
- 飼い主の注目を得たい
犬が部屋の物を壊してしまうときは、噛んでいる最中または直後に叱るようにしましょう。
事後を叱っても犬には理解できません。お留守番中に壊されてしまった物を見せつけて叱っても意味がないのです。
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