東京五輪銅メダリスト・野口啓代「クライミングを授業にしたい」次世代クライマーの大会を開催
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-03-16 12:00

東京オリンピック™銅メダリストのプロクライマー・野口啓代さん(35)が15日、小中学生を対象としたボルダーのユースクライミング大会「AKIYO’S DREAM with RYUGASAKI」を開催した。地元である茨城県・龍ケ崎市と共催で行われ、野口さんは「様々な方々の協力によって、子供の頃にこんな大会が欲しいなと憧れていた思いを形にできた」と開催を喜んだ。
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大会中には、日本を代表するトップクライマーの楢崎智亜(28)、楢﨑明智(25)、森秋彩(21)がトークショーに参加。楢崎智亜は「いつも練習している龍ケ崎で大きな大会を開催できて感動している」と話し、茨城県出身の森は「茨城県の魅力度アップに繋がれば良い」と願いを込めた。
15日は小学3年生〜6年生を対象に行われ、小学3・4年生の部では男子が濱松祥太郎、女子は石井優菜が優勝。小学5・6年生の部では男子が橋爪健太、女子は濱松いちかが制した。16日は、中学生が学年ごとに分かれて順位を争う。今大会は2日間に渡り行われ、小学3年生から中学3年生まで200人以上の選手が参加を予定している。
現役時代から地元の魅力やクライミングの魅力を伝えたいと感じていた野口さん。「自分は小学5年生からクライミングを始めたが、この大会は小学3年生から出場でき、クライミング界の成長を感じる」と話し、「クライミングは学校の授業ではない、日本ではこれからのスポーツ。いずれはクライミングを授業にしたい、できれば今すぐしたい」と、クライミングのさらなる発展へ、その思いも口にした。