『元外猫』を完全室内飼育に切り替えるためのコツ5選 外に出たいと鳴き続ける…どうすれば?

2025-03-24 16:00

最近は、保護猫の譲渡会や保護猫カフェなどが増え、里親になる方も増えてきています。保護猫たちの多くは、元外猫です。しかし、これからは安全に暮らしてもらいたいと考える里親さんは多いことでしょう。しかし元外猫を完全室内飼育に切り替えるのは、容易なことではありません。そこで今回は、元外猫を完全室内飼育に切り替えるためのコツをご紹介します。

元外猫が外に出たがる理由

外で暮らす猫

一度身に付いた習慣は、なかなか抜けるものではありません。特に元外猫が外に出たがる場合、それは単なる習慣というだけではなく本能に基づいた欲求から生まれた習慣なので、強制的に変えるにはかなりの労力と工夫、そして時間が必要です。

猫は、安全に暮らすことができ、かつ確実に餌を手に入れられるよう、個々に縄張りを作ります。そして、その縄張りを他の猫や外敵から守るため、定期的に巡回して見張ることを習慣付けています。

新しい家に迎え入れられた猫にとって、自分の縄張りは以前住んでいた場所です。そのため、自分の縄張りに戻ったり見張りに行ったりするのは、その猫にとってやらずにはいられない行為なのです。

基本は安心できる環境づくり

ケージの中で過ごす猫

元外猫に限った話ではありませんが、猫を家に迎え入れるときに一番大切なことは、その猫が安心できる環境を作ることです。新しい環境に強制的に連れてきてしまったわけですから、その場所を早くその子の縄張りとして受け入れてもらうために必要なことです。

元外猫を迎え入れたら、まずは、ゲージ内で飼育しましょう。完全室内飼育の前段階として、完全ケージ飼育をするのです。完全ケージ飼育なので、必ずある程度の広さと高さを確保して、上下への移動ができ、食事も水飲みもトイレもベッドも、全てケージ内でできるようにしてください。

ケージ内で暴れたり騒いだりトイレ等をひっくり返したりと、最初は大変かもしれません。しかし、ケージ内が安全だと理解できれば、やがて慣れてきます。ケージが安全で逃げ込める場所だと認知されたら、少しずつケージから出す時間を増やしていくようにしましょう。

では、ケージから出した後で飼い主さんがよく苦労される問題に対処するコツをご紹介していきます。

元外猫を完全室内飼育に切り替えるためのコツ

窓の隙間から身を乗り出す猫

1.外に出たいと鳴き続ける

元外猫が外に出たがる理由は、冒頭でご紹介した通りです。乱暴に聞こえるかもしれませんが、最も効果的な方法は、縄張りをリセットさせてしまうことです。以前暮らしていた縄張り内や近くの家に迎え入れられた場合は、自分の縄張りを見回りに行きたくて「外に出たい」と鳴き続けても不思議ではないからです。

できれば、ご自宅からは遠く離れた場所で暮らしていた猫を引き取ることをおすすめします。そうすれば、猫にとっては自分の縄張りを離れて新天地にやってきたという状態になるため、一から自分の縄張りを作っていこうとなるからです。これが、縄張りのリセットです。

しかし、縄張りのリセットができない立地の場合は、できるだけ外の気配を感じさせないように雨戸やカーテンを閉める、外に出たがる時間が決まっている場合はその時間の少し前に知育玩具のようなもので気をそらせるといった方法を試してみてください。

2.隠れて出てこない

ケージから出す時は、まず行動範囲をケージが置かれている室内のみに限定するところから始めましょう。臆病な猫は、隠れて出てこなくなることが多いからです。猫は、見た目の体型からは想像できないような狭い隙間にも入り込んでしまうため、隠れてしまうとなかなか見つけることができません。

万が一そうなった場合は、名前を呼び続けたり、あちこちを覗き回ったりせずに、静かに息を潜めていることをおすすめします。やがてお腹が空いたら、自ら出てきて「安全な」ケージに戻り、ご飯を食べ始めるはずです。

まだ飼い主さんに対して警戒心を抱いている猫に対しては、あまり積極的に働きかけるよりも、必要最低限のこと以外は干渉しないでいる方が、早く猫からの信頼を得られるようになります。

3.隙あらば脱走しようと試みる

外に出ていきたがっている訳ですから、隙あらば脱走しようと試みるのは当然のことでしょう。前述の通り、猫は見た目の体型よりも狭い隙間を通り抜けられます。窓を僅かでも開けっぱなしにしない、玄関から出入りをする際に注意するといったことは、最低限習慣化しましょう。

同時に、網戸にもロックを付けて開けられないようにする、玄関まで出てこられないように脱走防止柵を設置するといった道具も活用してください。

4.家中におしっこをかけまくる

特にオス猫の場合、家中に強烈なニオイのするおしっこをかけまくることがあります。これはマーキングといって、自分の縄張りを主張する行為です。特に発情期によくみられる行動です。メス猫も、発情期には近所からクレームが来るほど大きな声で鳴き続けますので、元外猫を引き取った場合はできるだけ早く避妊・去勢手術をすることをおすすめします。

手術済みなのにトイレ以外の場所におしっこをする場合は、外に出られないなどのストレスが原因の可能性もあります。その猫が好む形態のトイレと猫砂を複数用意し、常に清潔な状態を保つように心がけましょう。

5.留守中に部屋を荒らされる

元外猫が留守中に部屋の中を荒らす場合は、外に出られないなどのストレスが原因による問題行動である可能性があります。また緊張感に満ち溢れていた外猫時代と異なり、何もすることのない安全な室内での生活の退屈さが原因である可能性も高いです。

ストレスを発散できたり退屈な時間を減らしたりするための対処法としては、爪とぎやキャットタワーを設置する、飼い主さんと一緒に猫じゃらし等のおもちゃで遊ぶ時間を作る、留守番中は知育玩具でひとり遊びをさせるなどが効果を期待できます。

まとめ

室内で快適に過ごす猫

元外猫を完全室内飼育に切り替えさせるのは、容易なことではありません。猫にとって、自分の縄張りを守れなくなることは死活問題に等しいことなので、猫の立場で考えれば当然のことと言えるでしょう。

まずは猫にとって縄張り意識をリセットさせること、室内を安全な場所だと思わせること、室内でも特に安全でいつでも逃げ込めるケージという場所を作ることを心がけましょう。

その上で個別に生じる個々の問題に対処していけば、元外猫でも、きっと家の中で安全に楽しく暮らせるようになるはずです。

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