猫に『毛玉』ができちゃったときの対処法2選 毛玉が特にできやすい体の場所も解説
全身が毛で覆われた猫にとって『毛玉』は避けて通れないものかも知れません。特に長毛猫の場合は毛玉に悩む方もいらっしゃるでしょう。本記事ではそんな毛玉への対処法や、毛玉ができやすい部位についてご紹介したいと思います。
1.ブラッシングする

軽い毛玉であればブラッシングでほぐしてあげることができるでしょう。
猫の毛は2層に分かれていて外側にオーバーコート(長めの毛)が、内側にアンダーコート(短い毛)が生えているのが特徴です。そのうちのアンダーコートが抜け毛となるそうです。
そして『抜けるのが内側の毛』という特性が毛玉のできやすさと繋がっており、外側の毛に抜けた内側の毛が引っかかったまま落ちてしまわないため、これを取り除かないと毛が絡まって毛玉になってしまうという仕組みなのだそうです。
短毛種よりも長毛種のほうがオーバーコートが長いため、毛が絡まりやすく毛玉の発生確率も上がってしまいます。
これに対処するために普段からブラッシングを欠かさないようにしてあげることが大切だと言えるでしょう。
2.トリミングをする

猫の毛は汚れによっても毛玉ができやすくなってしまいます。そのため普段から食事やトイレのあとに汚れを拭いてあげたりするのも良いでしょう。
拭くだけでは汚れが落とせない時にはシャンプーしてあげる必要も出てきますが、毛をしっかり乾かしてあげなければそこから毛玉が発生してしまうこともあります。
また長毛種の子は季節によってサマーカットにしてあげるのも良いと言われているようです。
すでにひどい毛玉ができてしまっている場合は無理に自分で対処することで愛猫の被毛にダメージを与えてしまうこともあります。
そのためトリミングサロンなどプロにお任せしてしまうのも毛玉対策としては1つの手だと言えるでしょう。大型種や自力でのシャンプーが難しい子もプロにお任せしてしまう、というのも有りなのではないでしょうか。
特に毛玉ができやすい体の場所は?

毛玉ができやすい部分は多くの猫に共通しているようです。体の汚れやすい場所や毛の摩擦が起きやすい部分に毛玉が発生することが多いのが特徴です。
お尻・お腹・顎・わきの下や足の付け根・耳の後ろなどが特に毛玉の発生率が高い部分となっているのだそうです。
そのため日常のブラッシングといったお手入れはこの部分を重点的にしてあげるのが良いでしょう。
ただしブラッシングに嫌な印象を持たせないためにも長時間ブラッシングし続けるより『できるだけ短時間』で『回数を増やす』ほうが良いかも知れません。
もちろんすでにブラッシングが大好きという子はこの注意事項に該当しないため、愛猫が『もういい』というサインを出すまで続けてあげても良いでしょう。
まとめ

猫の毛玉は放っておくと皮膚を引っ張って痛みや痒みが発生するほか、当然ですが皮膚自体にもダメージを負ってしまいます。
普段からケアしてあげるのは大切ですが、保護猫の場合は迎えた時すでに毛玉だらけだった…ということも有り得ます。
毛玉の状態によっては自力でどうにかしようとせず、獣医師やトリマーの方に診せてあげる決断をするというのも愛猫のためには良いのではないでしょうか。
愛猫につらい思いをさせるのは飼い主さんの本意ではないはずですので、そうならないためにも普段から短毛・知毛にかかわらずお手入れは欠かさないようにしてあげたいですね。
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