脳障害を抱えて、“治療不可”と判断された1匹の猫。自力で飲食もできなかったか弱い命の5ヶ月の歩みと、「殺処分ゼロ」の裏側にたくさんの反響がよせられています
Instagramアカウント「kago_neko_」に、保護猫団体「かごねこ」さんに保護された、脳障害を抱えた猫の5ヶ月間のあゆみをまとめたリールが投稿されました。
執筆時点で7万再生を突破したこのリールには「日に日に出来る事が増えて嬉しくて涙が出ます」「本当に感動です」といった声があがりました。
“治療不可”と判断されたよしのちゃん
ある日、保護猫団体「かごねこ」さんが管理センターから引き出したのは、脳障害のため治療不可と判断されてしまった白黒の猫ちゃんでした。

保護当日のよしのちゃん

2週間で座れるように♡
「よしの」ちゃんと名付けられたその猫は、保護当初、頭がのけぞってしまい、体を起こすこともできず横たわっていたそうです。しかし、保護主さんに引き出されてから1週間でひどいのけぞりはなくなり、2週間目には自力で座れるように。
できることが少しずつ増えてきました

保護主さんも一緒に毛づくろい♪

お皿からお水を飲めるまでに回復しました……!
そしてついに、保護から2ヶ月2週目には、横歩きながらも初めてしっかりと歩き始めたそうです。その後もよしのちゃんは順調にやれることを増やしていき、1週間後にはお皿から水を飲めるように。

保護当初からは考えられない姿です!

上手に歩いています♪

階段まで登れるように……!
保護から3ヶ月目には初めての爪研ぎをし、自力でご飯を食べられるまでになりました。4ヶ月目には真っ直ぐ歩けるようになり、5ヶ月目には階段にチャレンジする姿も見られるように。
「殺処分ゼロ」の裏側

じゃれて甘噛みをするよしのちゃん♡

猫じゃらしに夢中です

最近は左目の調子もよくなってきたそう♡
わがままを言ったり、じゃれて甘噛みをしたり、猫じゃらしに飛びついて全力で遊んだり。よしのちゃんは、できることが増えるにつれ、猫らしい仕草が見られるようになったといいます。今のよしのちゃんがいるのは、保護主さんたちに生きるチャンスを与えてもらえたからです。
管理センターで保護されても、「治療不可」と判断され、衰弱して亡くなってしまう命も多いそうです。しかし、それらは「自然死」として扱われるため、「殺処分ゼロ」として発表されるのだとか。保護主さんは、そんな「殺処分ゼロ」の裏側を、多くの人に知ってほしいと訴えています。
保護主さんたちの尊い行動と、よしのちゃんの生きる力に感動したリールの視聴者からは、「よしのちゃんの今があるのは奇跡では無く、よしのちゃんはもちろん、関わる全員が多くの努力と愛を注いだ結果なのだとあらためて思います」「よしのちゃんの生きようという力、ママさん達の救いたいという思い、優しさ、手厚いお世話などが合わさって今のよしのちゃんがいるんだと思います」といったコメントが数多くよせられました。
鹿児島で年間4500頭以上のTNRを実施している、保護猫団体「かごねこ」さんが運営するInstagramアカウント「kago_neko_」では、負傷猫の治療の様子など、尊い活動の様子を知ることができます。
写真・動画提供:Instagramアカウント「kago_neko_」さま
執筆:Megumi
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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