『毛がよく抜ける』と言われる猫種5選 健康面で特に気をつけるべき点も解説

2025-05-12 20:00

猫飼いなら誰しも悩まされる猫の毛問題。日本で人気の猫種にも、よく毛が抜けるタイプがいます。抜け毛は健康面での注意も必要ですので、毛の抜けやすい猫種とあわせて気をつけたいポイントをご紹介します。

毛がよく抜ける猫種5選

抜け毛が山盛りの猫

猫の抜け毛の多さは、毛の長さだけでなく、上毛だけのシングルコートかふわふわの下毛もあるダブルコートかにより異なります。

毛の抜けるタイミングには、個体差や生活環境の影響もありますが、その中でも、毛の抜けやすい猫種を5種、紹介します。

1.スコティッシュフォールド

スコティッシュフォールドは、見た目がまるっとかわいらしく毛柄も多彩なため、人気の高い猫種のひとつです。

遺伝性疾患の防止の観点から他種と交配されることが多いため、同じスコティッシュでも、立ち耳・折れ耳、長毛・短毛と、さまざまなタイプが存在します。

多くのスコティッシュはダブルコートの被毛を持つため、短毛であっても抜け毛が多く、換毛期には大量に毛が抜ける傾向があります。

2.マンチカン

短い足が特徴的なマンチカンは、短毛と長毛の両方があります。どちらのタイプも、毛の密集したダブルコートのため、換毛期だけでなく、比較的ふだんから毛がよく抜ける猫種です。

特に長毛タイプは、血統にペルシャやラグドールなどの遺伝子が入っていることから、小柄な猫でも抜け毛の量はかなり多くなるでしょう。

抜けた毛をそのままにしておくと、歩くたびに毛が舞い上がりやすくなります。毎日のブラッシングとお部屋の掃除が大切です。

3.アメリカンショートヘア

日本でも昔から親しまれている人気のアメリカンショートヘアは、丸っこい顔に筋肉質な体格、グレーのしま模様が特徴の猫種です。ショートヘアという名の通り短毛種ですが、ダブルコートで下毛を持つため、抜け毛の量もかなり出ます。

アメリカンショートヘアのオーバーコート(上毛)は、コシがあるため、抜けた毛が服の繊維などに入り込み「ちくちくする」「取れにくい」傾向があります。

4.ノルウェージャンフォレストキャット

ノルウェージャンフォレストキャットは、まさに「もふもふ」という言葉にピッタリな長毛と大柄種。見た目の美しさと温厚な性格が飼いやすく、飼育頭数も年々増加しています。

厳しい寒さに適応するために発達した被毛は、雪や湿気をはじく粗めのオーバーコートと、濃密なアンダーコートからなるぶ厚い構造をしています。

毛量がとても多いため、換毛期には「もう1匹分はありそうなほどの毛」がごっそり抜けます。

5.ラグドール

ラグドールは、大きな体とおっとりした性格の長毛種です。ペルシャ系の血統を持つことから、密度のある長毛と、年間を通じた被毛の生え変わりを受け継いでいます。

ラグドールの毛は見た目こそフワフワしていますが、実はとてもなめらかで絡みにくく、ほかの長毛種と比べると抜け毛は少ないともいわれます。

しかし、実際には絡みにくいが故に抜けた毛は床に落ちやすく、換毛期になれば、かなりの量の毛が抜けることを実感するでしょう。

毛がよく抜ける猫の健康面での注意点

かゆい長毛猫

猫の毛が抜けやすいこと自体は仕方のないことですが、そのままにしてしまうとさまざまな健康面でのトラブルも起きやすくなります。

たとえば、毛球症や皮膚炎などのリスクがあげられます。

毛球症は、猫が毛づくろいで飲み込んだ毛が胃腸に溜まることで、嘔吐や食欲低下を引き起こします。また、飲み込む毛の量に関わらず、口の中や喉、食道を刺激することで食後の吐き戻しも起こしやすくなります。換毛期だけでなく日常的なブラッシングや毛玉ケアフードが効果的です。

また、皮膚のトラブルにも注意が必要です。特に長毛種は抜けた毛が絡まってフェルト状の毛玉になり、皮膚に炎症を起こしてしまうことがあります。

脇の下や足の付け根付近、首まわりなど、猫が自分でグルーミングしにくい場所やこすれる部分、毛が絡まりやすい部分のケアが重要です。

まとめ

ブラッシングされる猫

今回紹介した毛がよく抜ける猫種たちは、見た目の良さと引き換えに、抜け毛が原因となる健康リスクになりやすい傾向があります。

特に長毛猫の換毛期は、びっくりするほど抜けることがあり、抜け毛の飲み込みや皮膚炎などを防ぐには、ブラッシングのやり方や頻度を見直すことが重要です。

猫にとって、被毛のケアはキャットフード選びと同じくらい重要です。ふれあうときにはこまめに被毛のお手入れをして、愛猫の体調や皮膚の状態に気を配るようにしましょう。

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