「3本足の天使たちが、飼い主に幸せを運ぶ」特別な猫たちと暮らす人々の証言

2025-05-28 06:00

足を切断して3本足になった猫は、飼い主を見つけるのが困難だと保護団体はいいます。でも3本足の猫を家族にした飼い主たちは満足しており「とても愛情深く、辛抱強い」と話しています。

障がいのある猫は、飼い主を見つけにくい

膝の上で遊ぶ猫

画像はイメージです

米国のペット紹介サイト「PetFinder」が行った調査では、「家族にするのは難しい」と考えられた動物は、飼い主を探すのに通常の4倍も時間がかかります。回答した保護施設のうち19%は「特別な支援が必要なペットは、飼い主を見つけるのが最も難しい」と認めています。

障がいのある猫は、養子縁組の対象として考えてもらえないことも多いのです。でもそういう猫こそ、愛情を注ぐのにふさわしいペットになれるし、飼い主との間に特別な絆を結ぶことができるのです。

その例をご紹介しましょう。

数年前、Kellyさんは中庭で思いがけないものを見つけました。

「小さい茶トラ猫が茂みの中にいて、その片足は不自然にブラブラしていました。野良猫のようですが、隠れたまま姿を現しません。そこで水とご飯をそばに置いて安心させたのです」

治療が必要な状態だと気づいた彼女と家族は、猫に茂みから出てくるよう呼びかけ続けました。

「結局、義弟が車寄せに腹ばいになって横たわり、やさしく声をかけたところ、猫も勇気を出して出てきたのです」

獣医によると、子猫は車に轢かれたのだろうということでした。ケガをした足を切断する必要があります。でも事故の際に脳震盪でも起こしていれば、助かる見込みは低いといわれました。Kellyさんはあきらめませんでした。猫を「Milo」と名付けて、足の切断手術を敢行してもらったのです。

「その後、子猫はずっとわたしの膝の上から離れませんでした。そのうち傷口もかなり癒えましたが、わたしと息子以外の家族には、怖くてなかなか近寄れませんでした」

やがてMiloは8歳になりました。

「依然として怖がりの猫ですが、わたしと夫、息子2人のことは大好きです。3本足なので、バランスを崩しそうになるとパニックになって、人間の皮膚に爪を立てることがあります。そんなときも叱らずに我慢しています。ほぼ自由に移動できるようになりましたが、たまにジャンプのとき目測を誤り、失敗することもあります。これもMiloの個性だと理解して、必要なときだけ手伝います」とKellyさんはいいます。

以前にも3本足の猫を家族にした女性

棚の上の猫

画像はイメージです

Taraさんは3本足の猫Dublinを自宅に迎えました。動物保護施設でボランティアとして写真撮影を行っている友人から「ここに3本足の猫が保護されている」と聞いた彼女は、悩みました。すでに猫2匹を飼っていたからです。

でもこの猫のことが頭から離れないTaraさんは、施設を訪ねてみました。そして一目でDublinのことを気に入ってしまい、結局その場で養子縁組をして自宅へ連れ帰ったのです。

Taraさんは以前にもNickelという名前の3本足の猫を飼っていましたが、残念ながら2015年に亡くなってしまいました。

今回Dublinを迎えた状況は、数年前にNickelを迎えたときと似ているとか。

「友人と一緒に、車に轢かれてケガをした猫を動物保護団体の施設に見に行きました。そのとき、かわいい灰色の子猫が、檻の間から手を差し伸べているのに気づきました。ケージに近づいて初めて、子猫の足の一部が欠けているのがわかりました。施設では当時の飼い主が引き取りに来るのを待っていたため、わたしはキャンセル待ちの希望者リストに名前を記入したのです。数日後に電話すると、猫の健康状態は悪化しており、熱も出ていたというではありませんか」

「すぐにかけ付け、猫を抱いて獣医に連れて行きました。足の残った部分を切除してもらい、自宅で看護しました。3日もすると、戸棚の上によじ登っていたのです。その後は3本足でもほかの猫と同じように動きまわっていました」

やさしい膝乗り猫に

3本足の茶トラ猫

画像はイメージです

猫は飼い主からの愛情を求めますが、「3本足の猫は、その傾向がより強い」とTaraさんは考えています。

「DublinもNickelも、甘ったれの膝乗り猫です。やさしく愛情豊かで遊び好き。忍耐強い面もあります。4本足の猫とは違う性格です。わたしの子供たちにも辛抱強く接してくれるので、ほかの同居猫にも良い影響を与えています」

ほかの猫とは違った気遣いが必要なのでしょうか?

「片方の前足に過重な力がかからないよう、気を付けています。子供たちが猫と乱暴に遊ばないよう、注意していますね」

でも彼女はDublinの敏捷性や同居猫との関係については、まったく心配していません。

「走ったり、ジャンプしたり、猫たちと争ったりするのには、何の問題もありません。ケンカするときは、むしろ力を加減しているみたいですね。猫の中で最年少(3歳)なので、エネルギーに満ちていて、他の猫をけしかける傾向があります」

たとえ足を切断していても、あるいは障がいや病気を抱えていても、こうした猫は飼い主の愛情と思いやりを受けるにふさわしい、すばらしい存在です。機動力にかけていたり、慣れるまでに時間がかかったりするかもしれませんが、ほかの猫と何も違いはありません。

あなたも猫をペットに迎えたいとお考えでしたら、「少しだけ特別なケアが必要な猫」について考えてみませんか。想像以上に愛情深くてかわいく、理想的な家族になれるかもしれません。

出典:Real Life Stories of Caring for Cats with Disabilities

関連記事

母猫に“育児放棄”された3匹の子猫→ミルクがうまく飲めず、点滴をしていたが…完全に想定外の展開が20万再生「自然に涙が」「たまらん」
猫が「あごのせ」してくる5つの心理
子どもをつれてやってきた『ガリガリの白猫』が、保護された現在…劇的なビフォーアフターが泣けると58万表示「ありがとう」「幸せが詰まってる」
ヨガマットに猫が座った結果→残されたのは……感動必至の『美しすぎる跡』が296万表示の大反響「なんと芸術的」「裏側も尊い」の声
猫が見つめる理由とは?飼い主をじっと見る9つの心理

  1. 大型トレーラーなど車7台が絡む事故 3人が病院に搬送されるもいずれも意識あり 国道50号は片側通行止めに 栃木市岩舟町
  2. 【速報】パキスタン政府 アフガンへの攻撃を一時停止と発表 カタールなど周辺諸国が要請
  3. 訪日外国人旅行者が2月として過去最高を記録 約346万6700人 韓国や台湾、香港からの旅行客が増加 中国からの旅行者は前年同月から45.2%減
  4. 炎に大量の黒煙…資材置き場の仮設トイレで火事 プラスチックの色を戻すためにトイレの側面をバーナーであぶる 5棟焼けるもけが人なし 山形・大江町
  5. 1都3県の新築マンション価格 2月平均価格が1億1025万円 千葉・船橋のタワマンや湾岸エリアの物件などが相場押し上げる
  6. 「うねりの力で一気に転覆」辺野古沖転覆事故 亡くなった女子生徒と同じ船に乗っていた男性が取材に応じる「すごく後悔しています」
  7. マンションの建設現場で爆発…工事関係者の男性(60代)が搬送されるも意識あり 可燃性「アセチレンガス」のボンベ爆発か 名古屋市
  8. イスラエル イランの天然ガス処理施設を攻撃か トランプ政権との連携を強調
  9. 人気桜・ソメイヨシノの次を狙う“ネクスト桜” 「春めき」満開でにぎわう 東京の桜…開花はいつ!?
  10. 【 こっちのけんと 】 第一子誕生を報告 「感謝の気持ちでいっぱいです。寝かしつけが楽しいです。催眠術かけてるみたいです。赤ちゃんおもしろすぎです。」
  1. ソニー生命 顧客から22億円借金も12億円未返済
  2. 【速報】高市総理「日本の国益最大化」日米首脳会談で中東情勢など議論へ 羽田空港を出発
  3. 【速報】イランの情報相死亡か イスラエル国防相が「夜間の攻撃で排除」と発表
  4. 人気桜・ソメイヨシノの次を狙う“ネクスト桜” 「春めき」満開でにぎわう 東京の桜…開花はいつ!?
  5. 【 岩城滉一 】 「ミニクーパー。最終カスタムが完成しました」 こだわり明かす シートは「内装と同じ色に全部張り替えて、シートヒーターも付けました」
  6. 【速報】高市総理「関係強化を確認したい」 日米首脳会談へ 中東情勢めぐる議論では“日本の国益を最大化”
  7. 「引き返すべきだった」辺野古沖転覆事故で救助された乗組員語る後悔 死亡した女子生徒と同じ船に…「本当に怖かったと思う」「申し訳ない」
  8. 【 こっちのけんと 】 第一子誕生を報告 「感謝の気持ちでいっぱいです。寝かしつけが楽しいです。催眠術かけてるみたいです。赤ちゃんおもしろすぎです。」
  9. “ガチ中華”激戦区・池袋でいまランチ食べ放題が増加!本格的な中華を1000円台で好きなだけ堪能 安い!うまい!…ときには衝撃的な料理も!?
  10. スニーカーの履き心地をローファーに…「スニーファー」が変えるビジネスシューズの新常識、街の声は?【Nスタ解説】
  11. 国民健康保険料の支払い避けるために法人理事に就任…「国保逃れ」是正で法人役員の基準を明確化 厚労省 1月には日本維新の会が県議ら6人を除名
  12. 今年はタケノコ「表年」で豊作? えぐみを抑える選び方と“米ぬか不要”のアク抜き術【Nスタ解説】