猫に『おむつ』が必要になるシーン5選と慣らし方 高齢になってからとは限らない?
猫が高齢になると自分でトイレに行くことが難しくなるため、おむつを使う場合があります。しかし「高齢」以外にも猫におむつが必要になるときもあるのです。猫におむつが必要なシーンと、おむつに慣れてもらうためにできることをご紹介します。
猫におむつが必要なシーン

1.高齢
猫も歳を重ねると身体機能が衰えてきます。足腰など関節に痛みを感じていたり、寝たきりになったりすることも少なくありません。トイレに行きたくても思うように歩けない、トイレの縁をまたげないといったことが起こり、トイレに間に合わなくなる場合があります。
また、猫の高齢化が進み、認知症になる猫が増えていると言われています。認知症によってトイレの場所がわからなくなったり、排泄の感覚が分からなくなったりすることもあります。
2.病気やけがなど
膀胱炎、尿管結石、慢性腎臓病など、おしっこに関わる病気でトイレに行く回数が多くなり、トイレに間に合わなくなることがあります。他にも、けがや手術後で動けないとき、障害があり排泄ができないときなどにおむつが役立ちます。
3.マーキング
猫はおしっこをかけるスプレー行動などで、自分のにおいをつけて縄張りを主張する動物です。スプレー行動は避妊・去勢手術で収まることが多いですが、手術後もスプレー行動をしてしまう猫もいます。普段しなくても、不安やストレスがきっかけでスプレー行動をするようになることもあります。
4.粗相が多い
飼い主さんが使う羽毛布団などふわふわなところで粗相をしてしまう猫や、トイレを使わないという猫もいます。掃除など後片付けが大変になることを考えるとおむつをした方がいいというケースもあります。
ただ誤解しないでほしいのは、この場合おむつは根本的な解決になりません。しっかりなぜ粗相をしてしまうのか原因を追究する必要があります。
5.移動
動物病院に行くときや引っ越しなど、移動や環境の変化が怖くて、おしっこをしてしまう猫がいます。おむつをしていると、体やキャリーの中が汚れてしまうのを防ぐことができるので、飼い主さんも猫も楽です。
猫におむつを慣れてもらうには

サイズを確認
おむつが大きすぎたり小さすぎたりすると、不快に感じて自分でずらしたり脱いだりしてしまうことがあります。猫のサイズを測って、いくつかの製品を試してみるといいでしょう。
短時間から始める
最初はおむつを短時間使ってみて、少しずつ装着時間を長くして慣らしましょう。つけっぱなしにすると皮膚炎などになってしまう場合があるので注意が必要です。
「いいことがある」と覚えてもらう
猫がおやつを食べている間は、おむつを装着しやすいです。おむつを装着したら、おもちゃで遊んだりおやつを与えたりすると「おむつをつけるといいことがある」と猫が覚えてくれて、おむつに慣れてもらえるでしょう。
まとめ

基本的におむつは猫の負担になり、必要なものではないことを十分に理解しましょう。しかし、猫の体が衰えたとき、病気などで思うようにトイレに行けなくなったときなど、日常生活でおむつが必要になることがあります。初めておむつを使用するときは、少しずつおむつをつける時間を長くしたり、おやつやおもちゃを活用したりして慣れてもらいましょう。
関連記事
・AIで2匹の猫を『擬人化』してもらった結果…予想外の『とんでもない差』に「過去1笑った」「思わず吹き出したw」と爆笑する人続出
・ワクチンと爪切りにブチギレた猫→威嚇された猫は食欲不振に…翌朝、『前日とはまるで違う2匹の姿』に「機嫌直ってよかった」「安心した」
・おもちゃを持ち寄って遊んでいる3匹の猫→AIで"擬人化"したら…成人男性3人の『まさかの光景』が20万表示「いい笑顔w」「1番好きかも」
・小さく幼い体で"痛みに耐えながらご飯を食べていた"保護猫…6ヵ月半の闘病記録に反響続々「壮絶な痛みを想像したら涙」「よく頑張ったね」
・タンスの上に『猫の休憩スペース』を作ったら…夜中3時の『衝撃的な光景』に「前腕の筋肉すごそうw」「目からビームで吹いた」と爆笑の声続出