犬から『尊敬される』飼い主の特徴3つ 愛犬からリスペクトされるために意識したいこととは
犬と飼い主に主従関係は必要ないという考え方もありますが、飼い主が犬と同等だったり、ましてや格下の存在であっていいというわけではありません。あなたは愛犬に、目上の存在として尊敬されている自信がありますか?
愛犬が尊敬している相手にとる態度

第一に、愛犬が相手を尊敬しているかどうかはどうやって見極めることができるのでしょうか。まずは、愛犬が尊敬している相手にとる態度を確認しておきましょう。
呼び戻しができる
名前を呼ぶことで愛犬を自分のもとに呼び寄せる「呼び戻し」はしつけの基本です。愛犬が呼び戻しにしっかり対応してくれるのは、愛犬が飼い主さんのことを「信頼できる存在」として尊敬しているからこそ。私たちだって尊敬も信頼もしていない相手に呼ばれても、呼び出しに応じたいとは思いません。
指示に従う
呼び戻しと同様に「オテ」「マテ」などの基本の指示しつけにしっかり従ってくれるのも、飼い主さんを尊敬しているからこその行動です。「この人の言うことを聞いておけば間違いない!」「絶対に良いことが起きるはず!」という信頼感が根底にあります。
愛犬からアイコンタクトをとる
お散歩をしている最中に、愛犬がチラチラと見上げてくることはありませんか。チラチラ見てくる理由は状況によりけりですが、「飼い主さんも楽しんでるかな?」「この歩き方でいいかな?」という確認であったり「ちょっと喉が渇いたんですが」などの控えめな要望であったりします。
このように愛犬の方から飼い主さんにアイコンタクトをとってくるのは、愛犬がそれだけ飼い主さんを気にかけている証です。
過剰な要求をしない
要求吠えや甘えなど、愛犬はいろいろな方法で自分の要求を伝えてこようとします。ですが尊敬している飼い主さんに対しては、飼い主さんを困らせるほどの過剰な要求行動はとりません。飼い主さんの判断が第一であり、いくら自分勝手な要求をしても意味がないことを悟っているからです。
尊敬される飼い主の特徴とは?

愛犬の言いなりにならない
愛犬が可愛いのは誰しも同じです。甘えられたり可愛くおねだりされたりすると、ついつい「しょうがないなあ」と要求に応えてしまいたくなります。
しかし、ここで愛犬の言いなりになり、甘やかしてばかりいては尊敬される飼い主さんにはなれません。尊敬される飼い主さんは「ダメなものはダメ」としっかり線引きして接します。そのため愛犬に「舐められる」ことなく、従うべき存在として認識されているのです。
一貫した態度で接する
飼い主さんも人間です。楽しい気分のときもあれば、沈んだ気分のときやイライラしているときもありますよね。ですが、気分次第で愛犬への態度を変えることは絶対にNGです。
愛犬が同じことをしても、楽しい気分のときには笑って許して、自分がイライラしているときには厳しく叱るなどの一貫しない対応をしていると、愛犬はその行動が正しいのか間違っているのかわからなくなって混乱してしまいます。
その結果「この人の言うことを聞いていても叱られる。この人の言うことに従う価値はない」と判断されてしまうのです。愛犬に尊敬される人は態度が一貫しているため「この人の言うことを聞いておけば間違いない!」と信頼を得られます。
褒めるときは褒め、叱るときは叱る
「愛犬の要求を通さない」「どんなときでも一貫した態度」と並べると、まるで厳しいばかりの飼い主さんのように思えるかもしれません。しかし、厳しいばかりでは愛犬を従わせることはできても、ポジティブな意味での「尊敬」を得ることはできないでしょう。
愛犬から尊敬される飼い主さんは、厳しいときは厳しく、けれど愛犬と遊ぶときは目一杯遊んで、褒めるときには全身全霊で褒めちぎってくれます。
まとめ

愛犬に尊敬されるためには、まず飼い主さんが自分の行動や判断に自信を持つこと、そして、愛犬に正面から向き合うことが不可欠です。
いわゆる「群れのリーダー」になることを過剰に意識する必要はありませんが、愛犬が頼りにしてくれる存在になること、愛犬に安心してもらえる居場所を与えられることを考えて接することが大切です。
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