犬が『テーブルの下』に隠れたがる理由4つ 潜り込んで出てこない心理から対処法まで
『犬がテーブルの下に隠れたがる理由』についてまとめました。テーブルの下に隠れたがることには、犬の習性が関係していることがあります。出て来ないときの対処法を解説します。
犬がテーブルの下に隠れたがる理由

1.薄暗くて狭い場所が好きだから
犬がテーブルの下に隠れるのは、「隠れたい」のではなく「落ち着ける場所を探している」ことが多いです。
犬はもともと薄暗くて狭い場所を好む動物で、これは野生時代に巣穴で生活していた習性の名残ともいわれています。
とくに体を伸ばして仰向けになるなど、リラックスした姿勢でいれば、「くつろいでいる」証拠です。無理に出そうとせず、そっとしておいてあげましょう。
2.飼い主の行動をよく観察できるから
犬にとってテーブルの下は、「リビング全体が見渡せる場所」であり、「飼い主の様子がよく見える観察ポイント」でもあります。
たとえばこんな思いがあるのかもしれません。
- 「おやつがもらえるかも?」
- 「お散歩に連れて行ってくれるかな?」
- 「今からお出かけしそう…」
飼い主の一挙手一投足をじっと観察し、自分に関係ある行動を先読みしていることもあります。
「テーブルの下にいる=問題行動」ではないので、安心して見守ってあげましょう。
3.家族みんなが集まってくるから

テーブルの下に隠れたがるのは、「家族が集まる場所だから」という理由もあります。
- 飼い主がテレビを見ている
- 子どもが勉強している
- 家族団らんの時間
このように、人が自然と集まるテーブル周辺は、犬にとっても安心感のある空間となります。自分のケージやクレートは部屋の隅にあってひとりぼっちになりがちですが、テーブルの下なら「誰かがそばにいてくれる」という安心感があります。
ケージやクレートを無理に移す必要はありませんが、テーブル下でくつろげるよう、床を清潔に保っておくと良いです。
4.不安なことがあるから
雷や花火、来客などで不安を感じたとき、犬は本能的に「安全だと思える場所=テーブルの下」に逃げ込むことがあります。
これは、犬の「身を守ろうとする本能」によるもので、雷や爆音などの大きな音やインターホンや見知らぬ人の訪問、引っ越しなど環境の変化といったストレス要因があると、安心できる薄暗く狭い空間にこもって、気持ちを落ち着けようとするのです。
無理やり引っ張り出すのではなく、愛犬が自分のタイミングで出てくるのを待つのがベスト。必要であれば、ケージや静かな部屋など、別の安心できる場所に誘導してあげてもよいでしょう。
まとめ

犬がテーブルの下に隠れたがる理由を4つ解説しました。
- 薄暗くて狭い場所が好きだから
- 飼い主の行動をよく観察できるから
- 家族みんなが集まってくるから
- 不安なことがあるから
お散歩やごはんの時間になってもテーブルの下から出て来ないというときは、体調に問題はないか確認しましょう。ぐったりしているときはすぐに動物病院へ行きましょう。
気分的にテーブルの下から出たくないというときもあるので、試しにおやつを出してみるとよいかと思います。おやつを食べる元気があれば体調に心配はないでしょう。
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