戦後80年の全国戦没者追悼式 天皇陛下「戦中・戦後の苦難を今後とも語り継ぎ…」 参列予定の遺族のうち戦後生まれは初めて5割を超える 戦争の記憶継承が課題
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-08-15 14:01
「終戦の日」のきょう、東京の日本武道館で「全国戦没者追悼式」が行われ、天皇陛下がおことばを述べられました。
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「戦中・戦後の苦難を今後とも語り継ぎ、私たち皆で心を合わせ、将来にわたって平和と人々の幸せを希求し続けていくことを心から願います」
「全国戦没者追悼式」では、正午に黙とうが行われた後、天皇陛下がおことばを述べられ、参列した遺族3358人が戦争の犠牲になったおよそ310万人を追悼しました。
全国戦没者遺族代表(父親が戦死) 江田肇さん(82)
「戦後の厳しさを体験している我が国は、今こそ、争いのむなしさ、復興の難しさ、平和の尊さを世界へ訴えることが求められていると感じています。私たち遺族は、次世代による活動の拡充を目指し、努力することを改めてお誓い申し上げます」
きょうで終戦から80年、遺族の高齢化も進んでいます。
厚生労働省によりますと、参列予定の遺族のうち、配偶者が4年ぶりにゼロだったほか、戦後生まれが53.2%と初めて5割を超えました。