愛猫との暮らし、実際いくらかかる?5つのカテゴリー別に『猫にかかる必要経費』の目安を解説

2025-08-26 11:00

猫との暮らしは、癒しと喜びに満ちた時間を過ごせる一方で、それなりの費用がかかるのも事実です。とくに初めて猫を迎える人や、これから多頭飼いを検討している人にとって、「実際どれくらいの費用が必要なのか?」という点は気になるポイントでしょう。そこで今回は、猫にかかる必要経費を5つのカテゴリーに分けて詳しくご紹介します。

猫の年間の費用は約18万円

猫とブタの貯金箱

ペット保険会社の調査によると、2024年における猫の年間費用は約18万円とされており、前年からの増加傾向を示しています。

この費用にはフードやおやつ、医療費、ペット保険料、日用品などが含まれていますが、特に物価高の影響や健康志向の高まりから、フードやサプリメントにかける費用が増加しているようです。

一方、同じ調査では犬にかかる年間費用は約41万円と報告されており、猫と犬では2倍以上の差があります。

この大きな違いの主な要因は、犬はトリミングや散歩用品、しつけのためのトレーニング費用など、猫にはあまりかからない経費が発生することにあります。

とくにトリミング費用は犬種によっては高額になりがちで、これが年間費用の差を大きくする一因となっています。

このように猫は犬と比較して年間の費用が安く済む傾向にありますが、どちらも家族として迎え入れる以上、健康維持やいざという時のための費用を計画的に準備しておくことが大切です。

5つのカテゴリー別に『猫にかかる必要経費』の目安

猫と机に並べられたお金

1.初期費用:猫を迎えるときにかかる基本コスト

猫を家に迎える際には、思いのほか初期費用がかかるもの…代表的なものには、以下のようなアイテムやサービスがあります。

  • 猫の生体購入費または譲渡費用(約0〜30万円)
  • 健康診断(初回:約5,000〜15,000円)
  • ワクチン接種(1回5,000〜8,000円×2〜3回)
  • トイレ、トイレ砂(初期費用5,000〜10,000円)
  • キャリーバッグ(3,000〜10,000円)
  • 爪とぎ、おもちゃ(合計3,000〜8,000円)
  • 食器や給水器(2,000〜5,000円)

初期費用は、すべて揃えると5万〜15万円程度になることも少なくありません。とくにペットショップやブリーダーから購入する場合は、猫自体の価格が高額になる傾向があるため、予算に応じた準備が大切です。

2.食費:日々のごはん代のランニングコスト

猫の食費は、選ぶフードの種類や品質によって大きく異なります。一般的な目安は以下のとおりです。

  • ドライフード(1ヶ月:約1,000〜4,000円)
  • ウェットフード(1ヶ月:1,000〜3,000円程度)※必要に応じて
  • おやつ(約500〜1,000円/月)

日々のごはん代は療法食やプレミアムフードを選ぶ場合、月々5,000円以上かかることもあります。

さらに子猫やシニア猫、持病のある猫には、年齢や体調に適したフードを用意する必要があり、そのぶん食費は高くなりがちに。

年間にすると、平均で2万〜6万円程度が一般的ですが、ライフステージやフードのこだわり、飼育頭数次第で倍近くかかる場合もあります。

3.医療費:予防から治療まで考えておきたい費用

医療費は猫の健康維持に欠かせない出費です。以下は主な内訳と目安金額です。

  • 年1回の健康診断(約5,000円〜)※必要に応じて(推奨)
  • ワクチンの追加接種(年1回:5,000〜8,000円)※必要に応じて
  • ノミダニ予防(年:6,000〜15,000円)※必要に応じて
  • 避妊去勢手術(1〜3万円)
  • 病気、ケガの治療費(突発的に数万円〜数十万円)

突発的な医療費に備えるためには、ペット保険の加入も検討するとよいでしょう。保険料は、月額2,000〜4,000円が一般的で、通院・手術費用をカバーしてくれます。

先述のペット保険会社の調査によると、猫の平均年間医療費は約3万2,000円となっていますが、これは病気や年齢によって大きく変動する可能性があるため、一定の余裕を持った備えが必要です。

4.日用品・ケア用品のランニングコスト

猫との暮らしにおいて、継続的に購入が必要となる日用品の費用も忘れてはいけません。

  • トイレ砂(1ヶ月:約1,000〜2,500円)
  • ペットシーツやお掃除グッズ(月500〜1,000円)
  • 爪とぎ(2〜3ヶ月に1回:約1,000〜2,000円)
  • シャンプー、ブラシなどのケア用品(年:数千円〜)※必要に応じて
  • おもちゃ、新しいグッズ(気分転換用:随時)

猫は清潔好きでトイレ環境に敏感なため、トイレ砂やトイレの本体のメンテナンスにも気を配る必要があります。

加えて、爪とぎの消耗やおもちゃの破損による買い替えも定期的に発生するため、年間で1〜3万円程度の出費は見込んでおきましょう。

5. 万一の備えとライフステージごとの追加費用

猫との暮らしにおいては、年齢とともに必要となる費用が変わっていきます。特に老猫になってからは以下のような出費が増える傾向にあります。

  • 介護用グッズ(床ずれ防止ベッド、介護食など)月約1,000円~
  • 通院頻度の増加による医療費の増加(月:数千~数万円)
  • サプリメントや投薬管理費(月:約400円~)

また、万が一の災害や急病に備えた緊急対応費(ペットホテル、一時預かり、移動用キャリー強化など)も考慮しておきたい部分です。

まとめ

貯金箱にお金を入れる猫

猫との暮らしには、初期費用から毎月の生活費、医療費、介護費まで多岐にわたる出費があります。

長期的には猫との10〜20年の暮らしの中で、トータル100万円〜300万円以上かかるケースも珍しくありません。

そのためにも、日々の家計に猫専用の費用枠を設け、余裕ある資金計画を立てることが望ましいでしょう。

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