猫に食べさせてはいけない『秋の味覚』3選 危険な理由から誤飲時の対処法まで解説

2025-10-12 16:00

私たち人間にとっては、美味しく、健康に良い食べ物でも、猫には有害なものがたくさんあります。今回は、「秋の味覚」のなかで注意すべき食材を3つ紹介します。愛猫の予期せぬ誤飲に備えるためにも、飼い主さんはひと通り理解しておきましょう。

1.ブドウは「急性腎不全」を引き起こす

ブドウの盛り合わせ

秋に旬を迎える食べ物のなかで、猫にとって最も危険なのは、「ブドウ」です。

猫が「ブドウ」を食べると、「急性腎不全」を引き起こし、最悪の場合、命を落としてしまう可能性があります。具体的には下痢や嘔吐、食欲不振などの症状が表れます。

実は、「ブドウ」のどんな成分が中毒症状を起こすかについては、今のところ、詳しいことはわかっていません。

ただ、猫の身体のしくみとよく似ていて、中毒食材に共通点の多い犬のケースで、「急性腎不全」の死亡例が報告されており、症例の少ない猫の場合でも、同じように「ブドウ」が危険であると考えられています。

念のためにつけ加えておくと、「ブドウ」そのもの以外にも、レーズンやジャム、ヨーグルトなどのブドウ加工食品も、危険性に関しては同じです。絶対に愛猫に与えてはいけません。

もし愛猫が「ブドウ」を誤食した際は、無理に吐かせることは控え、すぐに動物病院で診てもらってください。

2.ナスは「下痢や嘔吐」の原因に

ナス2本

焼いて良し、麻婆にしても良しのナスもまた、猫には注意が必要な食材です。

ナスで問題なのは、「アルカロイド」という毒性成分です。「アルカロイド」とは、ナス科の野菜全般に含まれるもので、昆虫などの外敵から身を守るために備わっています。

猫がナスを食べると、「アルカロイド」の影響で、下痢や嘔吐、血便などの症状が出ることもあります。

さらに、大量に摂取した際には、神経系のトラブルが発生し、昏睡状態に陥るケースもあるので、要注意です。ちなみに、「アルカロイド」は熱を加えても、毒性が変わりません。

特に危険なのは、「アルカロイド」の含有量が多い葉っぱや茎、根っこ、あるいは、未完熟状態のナスです。猫が誤って口に入れてしまうと、大量のよだれや呼吸困難、痙攣などを引き起こし、重症化すれば、最悪の場合、命を奪われてしまいます。

ナスを誤食した愛猫に気づいたら、「ブドウ」のときと同様に、速やかに動物病院に連れていってあげてください。

家庭菜園などでナスを栽培しているみなさんは、葉っぱや茎、根っこも含め、愛猫に近づかせないように、取り扱いには十分に気をつけましょう。

3.ギンナンも「中毒症状」に注意!

器に盛られたギンナン

最後に紹介したいのは、ギンナンです。

ギンナンは炊き込みご飯や茶碗蒸しなどに重宝する食材ですが、猫が誤飲すると、健康を害してしまう恐れがあります。

ギンナンに含まれる「メチルピリドキシン」は、猫の体内でビタミンB6(神経物質の合成などの作用がある)の働きを妨害するため、嘔吐や痙攣、呼吸困難などの異常を引き起こします。重症化すると死亡する例もあり、楽観視できません。

たとえば、人間の場合でも、身体の小さな幼児が適量以上のギンナンを食べると、猫と同じような症状が発生します(ギンナン中毒)。なお、個人差はありますが、適量の目安は、大人だと6~7粒程度、子供の場合は、1~2粒程度です。

万が一、愛猫がギンナンを誤飲した場合は、量の多少にかかわらず、動物病院に相談してみてください。その際には、いつ、どこで、どんなふうに食べたのか、獣医師さんに正確に伝えられるようにしておくと、受診もスムーズに進みます。

まとめ

数本のナスとハチワレ猫

今回は、いろいろとそろう「秋の味覚」のなかで、愛猫の健康に悪影響を及ぼすものを3つ紹介しました。

「ブドウ」は急性腎不全、「ナス」は下痢や嘔吐、「ギンナン」に至っては痙攣や呼吸困難、といったリスクが伴います。

上記の食材は、もともと猫の身体には必要のないものばかりです。3つの「秋の味覚」を取り扱う際は、調理時、保管時にかかわらず、徹底した安全対策を講じてみてください。

何らかのアクシデントが起こり、誤飲の疑いがあった場合は、ただちに愛猫を動物病院に連れていってあげましょう。

関連記事

ふわふわの猫を『お風呂』に入れると…笑っちゃう変化と『凄すぎる反応』に「別の猫になる瞬間w」「お利口さんでかわいい」と笑顔になる人が続出
猫がトイレをした直後に『自分のお尻』を嗅いだ結果…まさかの展開に爆笑する人が続出「たまらなくかわいいw」「なんとも言えない表情だねw」
大型犬とネコを『温泉』に入れた結果→2匹で湯船につかって…最高すぎる『入浴シーン』が11万再生「うらやましい」「並ぶと可愛さ100倍」
保護子猫が優しい先住猫に初接触した結果…まさかの光景が感動的すぎると6万再生「本当に凄くて涙が出る」「あやし方が神の領域w」
大好きなママに後ろから抱きしめられて…猫が見せた『とんでもなく尊い表情』に3万いいね「たまらなく可愛い」「キュンときた」と悶絶の声

  1. 【 市川團十郎 】48歳の誕生日 ぼたんさん・新之助さん2人のサプライズに「涙」 大窓の朝日にバルーン
  2. 猫が『ため息』をつくときの心理5選 隠された意外な理由や飼い主ができる応え方も解説
  3. 犬が快適に感じる『ベッド』6つ 愛犬が安眠できるベッドの状態とは?眠れているかどうかを判断する方法まで
  4. 生まれたばかりの赤ちゃんと『初めて触れ合った大型犬』→ベビーシッターのような『尊い行動』が6万再生「お利口すぎる」「感動した」と絶賛
  5. 生後8ヶ月半まで売れ残っていた犬→『一緒に帰ろう』と決めた結果…幸せ過ぎる現在の光景が15万再生「会えるのを待っていたんだ」「泣いた」
  6. 幸せになりたければ回せ!チェーンメールと幸の手紙に隠された人間心理
  7. 家に来たときは『白かった子猫』→2か月後…同じ猫とは思えない『模様の変化』に「イケニャンになった」「かわいくて綺麗」と絶賛の声
  8. 施設から保護犬を引き取って1日後、怯えた表情を浮かべていて…2か月後の『嘘のように変化した光景』が28万再生「幸せなセカンドライフを」
  9. 男の子とソファで転がる大型犬→もはや恋人のように『イチャイチャする光景』が尊いと35万再生「可愛いが過ぎる」「ふたりとも幸せそう」と話題
  10. ノーベルウィーク始まる ストックホルムは祝賀ムード 去年平和賞の日本被団協のライトアップも
  1. 職場でも「スウェットパンツ」なぜ人気?おしゃれに着こなす今風スタイルとは?【THE TIME,】
  2. 生後8ヶ月半まで売れ残っていた犬→『一緒に帰ろう』と決めた結果…幸せ過ぎる現在の光景が15万再生「会えるのを待っていたんだ」「泣いた」
  3. 施設から保護犬を引き取って1日後、怯えた表情を浮かべていて…2か月後の『嘘のように変化した光景』が28万再生「幸せなセカンドライフを」
  4. 家に来たときは『白かった子猫』→2か月後…同じ猫とは思えない『模様の変化』に「イケニャンになった」「かわいくて綺麗」と絶賛の声
  5. JR東海道線の車内で女性の服の中に手を入れて下半身を触った疑い 会社員の男(47)逮捕 男は容疑認める 神奈川県警
  6. W杯“同グループ”の日本評は…オランダメディア「スピードと卓越した技術」チュニジア「2位争いで最大の障害」
  7. アメリカ連邦最高裁 出生地主義廃止に関する訴訟を審理へ
  8. 売春地帯から少女たちを救え 人身売買の実態…救出の一部始終、アジア各国から数万人の女性が毎年インドへ【報道特集】
  9. ノーベル賞の授賞式に向け準備進む 日本人受賞者のための“仕立て店”を取材
  10. 心理学から見たルッキズムの仕組み~根源にあるのは「無意識の偏見」~【調査情報デジタル】
  11. 男の子とソファで転がる大型犬→もはや恋人のように『イチャイチャする光景』が尊いと35万再生「可愛いが過ぎる」「ふたりとも幸せそう」と話題
  12. 生まれたばかりの赤ちゃんと『初めて触れ合った大型犬』→ベビーシッターのような『尊い行動』が6万再生「お利口すぎる」「感動した」と絶賛