女性初・新総理に高市早苗氏 顔ぶれから見える高市内閣の狙い「政権全体が保守回帰」初入閣の小野田紀美氏、起用のワケは【Nスタ解説】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-10-21 19:59

女性初の総理大臣となる高市新総理。新しい内閣の顔ぶれも出揃いました。内閣の顔ぶれから見える総理の狙いは?(10月21日「Nスタ」午後5時30分ごろの放送より)

【写真で見る】狙い見える?“高市内閣”の顔ぶれ

党内融和を優先?顔ぶれから見える高市内閣

井上貴博キャスター:
閣僚人事の顔ぶれを見ていきます。18人のうち10人が初入閣となりました。40代が3人、女性が2人という陣営になりました。

<高市総裁 閣僚人事>
【総務】林芳正(64)       衆・横すべり
【法務】平口洋(77)       衆・初
【外務】茂木敏充(70)      衆・再入閣
【財務】片山さつき(66)     参・再入閣
【文部科学】松本洋平(52)    衆・初
【厚生労働】上野賢一郎(60)   衆・初
【農林水産】鈴木憲和(43)     衆・初
【経済産業】赤沢亮正(64)    衆・横すべり
【国土交通】金子恭之(64)    衆・再入閣
【環境】石原宏高(61)      衆・初
【防衛】小泉進次郎(44)     衆・横すべり
【官房長官】木原稔(56)     衆・再入閣
【デジタル】松本尚(63)     衆・初
【復興】牧野京夫(66)      参・初
【国家公安委員長】赤間二郎(57) 衆・初
【こども政策】黄川田仁志(55)  衆・初
【日本成長戦略】城内実(60)   衆・横すべり
【経済安保】小野田紀美(42)   参・初

この内閣をどう見るか、各専門家に話を聞きました。

「総裁選ノーサイド内閣」「やむなし内閣」という声も

▼日本の政治行政に詳しい明治大学・西川伸一教授は「総裁選ノーサイド内閣」としています。

【総裁選ノーサイド内閣】明治大学・西川教授
総裁選で争った3人を閣僚に起用
党内融和(党を割らない)を最優先か

西川教授は「初の女性首相誕生ご祝儀内閣を期待したが、女性の起用は思ったより少なかった。それだけ党内融和を優先せざるを得なかったのでは」と分析します。

▼日本の安全保障に詳しい明海大学・小谷哲男教授は「やむなし内閣」とし、「もっと保守的な政策ができる陣営を望んでいたが、自民党が一つになっている事を見せるため総裁選で争った小泉氏 ・林氏を“やむなし”で起用したのでは」ということです。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
確かに党内融和はありますが、ただ石破内閣に比べると、リベラル派と言われていた岩屋氏や村上氏のようなタイプの人はほとんどいなくなっています。林氏、金子氏くらいが旧宏池会のリベラル系の人かなと思いますので、全体としては右にシフトしたということだと思います。

この内閣はあす(22日)から早速、国会論戦に備えなくてはいけませんし、自民党単独では衆議院も参議院も少数なので、そういう対応が必要になります。

石破内閣も岸田政権もスタートのときは総選挙を経て、国民の信任を得てスタートしているわけですが、今回は自民党内だけで選んだ内閣なので、いずれ国民の信を問わなくてはいけません。解散総選挙をどこで判断して国民の信を問うかという点では、本当に崖っぷちに立たされている内閣だという実態だと思います。

井上貴博キャスター:
解散となると、いつ頃になるのでしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
この年末というのは、なかなか難しいと思いますが、維新との関係も閣外協力という体制にとどまった中、2026年の通常国会は1月から150日間続くわけです。

おそらく物価高対策も十分なものが打てず、国民の不満もなかなか解消されないとなると、2026年の通常国会は解散含みの国会になると思います。

「政権全体が保守回帰」小野田紀美氏を起用“サプライズ人事”に専門家は

井上貴博キャスター:
経済安全保障大臣に起用された小野田紀美氏は、当選2回、アメリカ・イリノイ州生まれです。

明治大学の西川教授は、▼経験年数で言えば早すぎる、▼ねたみを買ってでも推したい人事だったのではと分析。高内新総理の「外国人政策」の本気度を示す狙いがあるのではないかとしています。

42歳で初入閣という小野田さんをどう見ていますか。

会社経営者・投資家 池澤摩耶さん:
確かアメリカ人とのハーフで日本国籍を選んだという立場ですよね。イリノイ州生まれという点や、ハーフということでダイバーシティ的な面でも、外国人政策にあてやすかったのかなと思います。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
小野田氏は、どちらかというと保守派です。
参議院議員ですが、選挙区では公明党の支持を得ずに、激しい選挙をして勝ったわけです。そういう意味では、公明党の応援がなくても勝てるモデルケースのような感じでしょうか。

井上貴博キャスター:
考え方としては、高市氏に近いと考えているということですか。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
相当“タカ派”のスタンスだと思います。

井上貴博キャスター:
内閣もそうなっていき、維新としてもそういう形になっていくと、やはりスタンスとしては高市色が出てくるということになりますか。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
いつも中道と言っていた公明党が離れて、保守派の維新と組んだということも含めて、全体としては、連立の形も右にシフトしていますし、今回の閣僚人事も保守右派にシフトしているという点では、政権全体は非常に保守回帰していると思います。

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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身 政治記者歴30年

池澤摩耶さん
会社経営者・投資家
元外資系投資銀行のトレーダー2児の母
著書に「子どもを人生ゲームの勝者にする最強マネー教育」など

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