猫の『終活』で考えるべきこと3つ 後悔のないお別れをするためにできる備えとは

2025-11-19 11:00

医療の進歩や飼い方の変化によって、猫が長生きするのは珍しくない時代となりました。しかし、命は有限です。必ず年を取っていき、やがて旅立つ瞬間が訪れます。いざその時がきても、後悔することなくお見送りできるように、元気なうちから「終活」について考えていきませんか?この記事では、猫の終活で今からできる備えを3つ解説していきます。

猫にも終活は必要?

シニア猫

まず、人間と猫とでは、終活の考え方が少し異なります。

それは「実際に終活を進めるのが本人かどうか」という点です。

猫自身で生涯の終わりに向けて準備をするようなことはなく、飼い主さんが猫の旅立ちに向けて備えることになります。

今や猫は、家族同然の存在。

筆者も例外ではありませんが、多くの飼い主さんが、かけがえのない存在を失ったときの悲しみを経験しています。

しかし、心構えを持つことは、猫が穏やかな最期を迎えるための支えとなるはずです。

また、重いペットロスを防ぐためにも、終活は大切な意味を持つでしょう。

1.ペット保険の加入・プランを見直す

ペット保険の手続き

人と同じように、猫も年を重ねるにつれて、何かと不調が現れやすくなります。

その時にためらわずに病院に連れていけるよう、ペット保険の加入やプランの見直しを検討しましょう。

金銭的な負担が、治療の足かせにならないようにするためです。

若いうちの方が選べる保険の数は多いものの、最近では、シニア猫でも加入できる保険が増えつつあります。

なかには、健康や介護に関する相談ダイヤルを設けている保険会社もあります。

介護の負担を1人で抱え込まないためにも、こうしたサポートを活用しながら、安心して寄り添える環境を整えておきましょう。

2.介護や看取り方を家族で話し合う

話し合いをする家族

介護をすること、そして猫の最期を見送ることは、簡単なことではありません。

愛猫のために頑張りすぎるあまり、かえって飼い主さんが介護疲れを起こしてしまう可能性もあります。

こうした事態を避けるためにも、もしもの時に協力して対応し、一緒に支え合って乗り越えられる体制をつくっておくことが大切です。

「家庭内で介護ができるのか」「治療はどこまでするべきか」など、愛猫にとって最善の選択ができるよう、お互いの気持ちを素直に伝え合いましょう。

また、気が早いと思われるかもしれませんが、看取った後の供養の方法まで決めておいた方が、冷静に対応しやすくなります。

3.思い出を残す

猫とふれあう女性

愛猫との思い出は、意識せずともカメラロールに蓄積されていくものです。

しかし、思い出を残すというのは、記録などで形にすることだけではありません。

一緒に遊んだり、声をかけたりして過ごす時間そのものが、何よりの宝物。

どんなに大切にお世話をしてきた人にも「もっとこうしてあげればよかった」という思いは少なからず残ります。

シニア期の猫は反応が鈍くなり「遊んでいて楽しいのかな?」と迷うこともあるかもしれません。

それでも、触れ合いや声かけといった日々の小さなコミュニケーションを、絶やさずに育みましょう。

ちょっとした刺激こそが、猫の心と体の健康維持につながります。

まとめ

抱っこされている猫

猫の終活は、猫のためのようで、巡り巡って飼い主さん自身の心を守ることにつながります。

いざという時に後悔ばかりが残ってしまうと、納得できるお別れをすることは難しく、ペットロスにも苦しみやすくなります。

いつかはやってくるその瞬間にしっかり寄り添えるように、今のうちから家族で話し合ったり、医療面を支えるペット保険を見直したりしてみませんか。

「精一杯お世話ができた!」と悔いなく言えるように、猫とのかけがえのない思い出を積み重ねていきましょう。

関連記事

愛猫の前足に指を乗せてみたら、次の瞬間…思わず癒される"かわいいやり取り"に「ニヤニヤが止まらない」「一緒に遊びたい」と絶賛
猫が人間に『好影響』を与えること5つ
家を購入するときに躊躇した『幽霊が出そうな階段』→猫たちが使うと…17万再生の可愛すぎる光景に「釘付けになった」「素晴らしい眺め」と絶賛
カーテンレールに登った猫ちゃん→下りられなくなったと思いきや…器用すぎる『脱出方法』が45万再生「頭がよくて感動」「終始ニヤニヤした」
猫がいるお家に『赤ちゃん』がやってきた結果→初めは警戒していたけど…少しずつ"変化"していく様子に「感動した」「すごい優しい世界」と反響

  1. 「乗るのは控えようかな」ガソリン安も喜び束の間?首都高 来年度に値上げか 上限料金撤廃も 老朽化や物価高で維持管理費増
  2. 『ご近所のばあちゃん家に寄りたい』という大型犬→思ってもいなかった『感謝』が尊いと30万表示「すっごく嬉しいと思う」「素晴らしい」と称賛
  3. 中国の習主席とフランスのマクロン大統領 ウクライナ情勢めぐり「停戦に向けたあらゆる努力を支持」
  4. 首都直下地震の新たな被害想定 死者1万8000人 経済被害は83兆円と推計か 年内にも公表へ
  5. 高市内閣 閣僚の平均資産は約6641万円 トップは小泉防衛大臣 2億7248万円で妻・滝川クリステルさん名義 高市総理は3206万円
  6. ノーベル生理学・医学賞受賞の坂口志文・大阪大学特別栄誉教授 スウェーデン・ストックホルム到着「いろいろなイベント楽しみたい」
  7. コメの平均価格が最高値また更新…5キロ4335円 背景に新米価格の高止まり 「向こう3か月」は安くなる見通し強まる
  8. 同僚の日本人女性(58)の顔や首を刃物で刺したか 中国籍の男(39)を逮捕 女性は死亡…事件当時は面談中か 千葉・いすみ市
  9. ドライブスルーで前の車に駆け寄る男!渋滞の言いがかりか?と思いきや実は優しい行動でした!
  10. 赤城山に廃棄物のコンクリートなどおよそ3トンを投棄か 5人逮捕 茨城県警
  1. 勾留中の被告(54)が7階窓から逃走…逃げた状況が明らかに その後、静岡・三島市内で確保 伊豆の国市の病院で警察官監視のなか
  2. 【速報】川崎市のリサイクル工場で火事 現在も延焼中 逃げ遅れなし
  3. 「仕事などで溜まったストレスを解消するため」神奈川県警栄署の20代男性巡査を撮影処罰法違反の疑いで書類送検 神奈川県警は男性巡査を減給処分 巡査はきょう付で退職
  4. “交通系IC”の新決済サービス「teppay」、コード決済戦国時代にSuicaとPASMOの巻き返しなるか!?【ひるおび】
  5. 「クラウンRSに乗りたい気持ちが抑えきれなかった」 車窃盗容疑で逮捕の男 東京・足立区の盗難車による死傷ひき逃げ事件 死傷者は14人に 警視庁
  6. フリーアナウンサーの女性をSNSで脅迫した疑い 女(30代)を書類送検 写真集の上に包丁を置いた写真など投稿 警視庁
  7. ネギの頭は3本・4本どっちがおいしい?プロはここを見る!白菜・大根 冬野菜の目利き術【ひるおび】
  8. 同僚の日本人女性(58)の顔や首を刃物で刺したか 中国籍の男(39)を逮捕 女性は死亡…事件当時は面談中か 千葉・いすみ市
  9. トヨタが新型スーパーカーなどを発表 フラッグシップスポーツカー3台の世界同時発表会
  10. 鈴木農水大臣「おこめ券」に使用期限設定と正式表明 物価高対策として速やかに活用してもらうため “来年9月末まで”の見通し
  11. 年末年始の血糖値スパイクに要注意【忘年会シーズンで糖尿病リスク急増】
  12. “ジャングル潜伏28年”「恥ずかしながら…」残留日本兵・横井庄一さん“潜伏続けた理由”とは「お母さんに…」【戦後80年つなぐ、つながる】