Innova Therapeutics、Enci Therapeuticsの買収により革新的ながん治療の推進へ

2025-11-26 01:00

Enci Therapeuticsの買収により、Innova TherapeuticsのリードプログラムであるIVT-8086(多くの固形がんおよび血液がんで発現するSFRP2を標的とするヒト化モノクローナル抗体)の開発が一段と加速される。

IVT-8086は、腫瘍そのものに加えて、内皮細胞、T細胞、腫瘍随伴マクロファージ(TAM)など腫瘍微小環境の複数の構成要素に共通の経路を介して作用する、がんに関連する複数の細胞タイプを標的とする唯一のがん治療薬である。

マウント・プレザント(サウスカロライナ州), 2025年11月26日 /PRNewswire/ -- バイオ医薬品企業であるInnova Therapeuticsは、Enci Therapeuticsの買収を完了したことを発表しました。今回の買収には、Enci Therapeuticsの主要ながん治療プログラムであるIVT-8086が含まれています。なお、Innova TherapeuticsとEnci Therapeutics間の買収に関する合意内容および財務詳細は開示されていません。

IVT-8086は、分泌型frizzled関連タンパク質2(SFRP2経路を標的として阻害するがん治療薬として開発された、ファースト・イン・クラスのヒト化モノクローナル抗体(mAb)です。SFRP2は腫瘍細胞および内皮細胞から分泌され、血管新生、細胞生存、細胞成長と増殖、細胞の移動と浸潤、がんの発生および転移に関与する経路である非典型的Wnt/カルシウム(Ca2+)シグナル伝達カスケードを活性化します。前臨床モデルにおいてSFRP2を阻害することで、IVT-8086は、原発および転移性腫瘍における腫瘍量の著しい減少、腫瘍浸潤リンパ球(TIL)におけるCD38およびPD-1発現の低下、血管新生の抑制、さらに腫瘍随伴マクロファージ(TAM)におけるインターフェロンγ(IFNγ)の増加によるマクロファージの再極性化と、それに伴うM1/M2比の上昇など、複数の抗腫瘍効果を誘導します。

SFRP2経路は多くの固形がんおよび血液がんにおいて高発現しており、IVT-8086は複数のがん種に対して単剤療法として、また免疫チェックポイント阻害剤(ICIs)との併用療法としても有望な治療となる可能性があります。社内外での広範な検証により、SFRP2が重要な分子標的であることが確認されており、その発現レベルは患者転帰と強く相関しています。並行して、早期がん検出のための潜在的マーカー、治療効果を評価する予後予測ツール、そしてがん再発リスクの指標として機能し得る診断アッセイの開発も進められています。

「Enci TherapeuticsおよびIVT-8086の買収は、革新的ながん治療の創出に取り組むInnova Therapeuticsにとって極めて重要な一歩となります」と、Innova Therapeuticsの最高経営責任者であるRobert Ryan氏(博士)は述べています。「SFRP2を阻害し、非典型的Wnt/Ca2+経路を選択的に遮断するIVT-8086の独自の作用機序は、小児骨肉腫、肉腫、乳がん、膵がんを含む幅広い固形腫瘍に対する治療の実現に大きな可能性をもたらします。」

「このがん治療プラットフォームは、多くの固形がんおよび血液がん患者の治療パラダイムを変革し、長期生存につなげる可能性を最も高く秘めていると私は考えています」と、製薬業界で30年以上にわたりがん治療の開発に従事してきた経験を踏まえ、Ryan博士は述べています。「2042年以降まで(物質特許を含む)広範なグローバル特許保護が確立されていることを踏まえると、このプラットフォームの商業的価値は、単剤療法としても併用療法としても非常に高いと言えます。」

「SFRP2を標的とするモノクローナル抗体IVT-8086を中心とした今回のInnova TherapeuticsによるEnci Therapeuticsの戦略的買収は、難治性がんに対する治療パラダイムの進展に取り組む当社の揺るぎない姿勢を示すものです」と、Enci Therapeuticsの共同創業者であるNancy Klauber-DeMore氏(医学博士)は述べています。「IVT-8086は、血管新生、腫瘍細胞の成長と生存、免疫機能、転移といった要素を阻害し得る可能性を有しており、こうした極めて困難な疾患と向き合う患者の治療成績を改善するための重要な機会となります。」

IVT-8086について

IVT-8086は、分泌型frizzled関連タンパク質2(SFRP2)を阻害することを目的に設計されたヒト化モノクローナル抗体(mAb)であり、ファースト・イン・クラスのがん治療薬です。SFRP2は多くの固形がんおよび血液がんで高レベルに発現するタンパク質であり、その発現は全生存期間を含む患者転帰と相関していることから、重要な治療標的とされています。SFRP2拮抗薬であるIVT-8086は、非典型的Wnt/Ca2+シグナル伝達経路を選択的に遮断します。

InnovaTherapeutics, Inc.について

Innova Therapeuticsは、サウスカロライナ州チャールストンに拠点を置くバイオテクノロジー企業であり、さまざまな固形がんで高発現し、全生存期間を含む患者転帰との相関が示されているタンパク質を標的とするモノクローナル抗体(mAb)プラットフォームを開発しています。主要候補であるヒト化mAbは選定済みで、IVT-8086として命名されています。Innovaのプラットフォーム技術は、血液がんおよび固形がんの双方にわたり幅広い治療オプションを提供できる可能性を有しています。当面、IVT-8086の開発は、小児骨肉腫、肉腫、乳がん、多発性骨髄腫および膵がんを含むがん種を標的とすることに重点が置かれています。詳細については、同社のウェブサイト(www.innovatherapeutics.com)をご覧ください。

EnciTherapeutics, Inc.について

Enci Therapeuticsは、サウスカロライナ医科大学(MUSC)外科学教授であるNancy Klauber-DeMore氏(医学博士、FACS)と、元アーカンソー大学メディカルセンター教務担当役員であるCam Patterson氏(医学博士、MBA)によって共同設立されました。同社はがんに対するモノクローナル抗体療法の特定と開発を目的としています。

将来の見通しに関する記述

ここに含まれる過去の情報を除き、本プレスリリースに記載されている事項は、リスクと不確実性を伴う将来の見通しに関する記述です。これには、同社製品の開発、規制当局による承認、商業化の成功における第三者への依存、新技術に基づく製品候補の開発に内在する失敗のリスク、臨床開発努力のコストに関連するリスク、およびその他のリスクが含まれます。実際の結果は予測とは大きく異なる可能性があります。これらの将来の見通しに関する記述は、発表日現在の当社の判断を示したものです。Innovaは、これらの将来の見通しに関する記述を更新する意図や義務を一切負わないものとします。

問い合わせ先

RobertRyan博士

最高経営責任者

rryan@innovatherapeutics.com

(919)-274-0703

ロゴ-https://mma.prnasia.com/media2/2831140/Innova_Therapeutics_Logo.jpg?p=medium600

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