ロッテドラ1・石垣元気「愛称は“ガッキー”と呼んで」とファンにお願い 目標は“170㎞”【新入団選手発表】

ロッテは11日、都内で今秋ドラフトで指名した新入団選手の発表会見を行い、ドラフト1位の健大高崎高・石垣元気(18)、ドラフト2位の明治大・毛利海大(22)ら全10選手が出席した。
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石垣は新しい背番号「18」のユニホーム姿で少し笑顔を見せて登場し、サブロー監督はちらりと見て笑顔を浮かべた。ユニフォームに袖を通し「Mの字と縦じまが良くて着心地がいい」と石垣。自己紹介としてボードには大目標の「170キロ」と書き、プロの世界では「球団を代表するような投手になりたい」と力強く語った。
最速158㎞を誇るストレートが武器の石垣は、健大高崎高で1年春からベンチ入りすると、2年春のセンバツでは全試合に登板。準決勝と決勝では先発を任され、群馬勢を初の全国制覇に導いた。3年夏は初戦で京都国際(京都)に敗戦も、大会史上最速タイとなる155㎞を叩き出すなど存在感を示した。
その後、侍ジャパンU-18代表に選出された石垣はWBSC U-18 野球ワールドカップで主に抑えとして登板。スーパーラウンドのアメリカ戦では延長8回裏、1死満塁のピンチで救援登板も150㎞を超えるストレートを連発すると空振り三振、二飛に打ち取る勝負強さを発揮し、日本の勝利を手繰り寄せた。
ファンからの愛称は“ガッキー”と希望した石垣。「一日でも早く大声援の中で投げれるように頑張るので、よろしくお願いします」とロッテファンに向け挨拶。来季から指揮をとるサブロー監督(49)は「今回のドラフトは会心のドラフトだった。これからプロ野球選手になるわけですけども、多分大変な道ばかりだと思うけども、1日でも早く戦力になっていただけたらなと思います。練習はきついけど頑張りましょう」と期待を寄せた。
会見後にはロッテ商品から登場した“おおきなパイの実にコーンポタージュ味”を石垣が代表して試食。まさかの出来事にも「初めて出会った味がしてとても美味しいです」と臨機応変に堂々と食レポを披露して見せた。
■石垣元気(いしがき げんき)
2007年8月16日生まれ。北海道登別市出身。右投両打。身長180cm、体重78㎏。中学3年生から本格的に投手に転向。健大高崎高では1年春からベンチ入りし、甲子園は24年春から4季連続出場。24年春は優勝、25年春はベスト4に輝いた。高校3年時には侍ジャパンU-18代表にも選出され準優勝している。今秋ドラフトでロッテ、オリックスの2球団から1巡目指名された末、ロッテが交渉権を獲得した。