ミラノ五輪へ熾烈な争い 1500m男子は異例の再レースを経て松林佑倭が優勝 ! 女子は長森遥南が制す【ショートトラック】

ショートトラック、ミラノ・コルティナ五輪の代表選考会を兼ねた「全⽇本ショートトラックスピードスケート選⼿権」が13日、東京辰巳アイスアリーナで行われ、1500mの女子は長森遥南(23、アンリ・シャルパンティエ)、男子は異例の決勝再レースとなり、松林佑倭(23、アンリ・シャルパンティエ)が制した。
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準決勝で圧勝した長森は、決勝でもラスト1周で強さを発揮し、初優勝。男子はラスト一周の最終コーナーで有力候補の林康⽣(22、中京⼤学)が松林と接触して転倒。岩佐暖(29、きらぼし銀⾏)が1着でフィニッシュしたが、林康の妨害としてペナルティが発生し、林康を除いた6名でA決勝は再レースに。約20分後にスタートした再レースは、スローな序盤の展開から、スピードが上がった後半に岩佐ら2人が痛恨の転倒。松林が先頭に立ち、最後の直線で林伊吹とほぼ同時にフィニッシュとなったが、林伊が妨害行為で失格となり松林が1500mを制した。
ショートトラックのミラノ五輪代表は、すでに5日に日本代表選考基準を満たした6名が発表されており、男子は宮⽥将吾 (22、⽇本通運)、吉永⼀貴 (26、トヨタ⾃動⾞)、渡邊啓太 (33、阪南⼤学)、女子では中島未莉 (22、トヨタ⾃動⾞)、⾦井莉佳 (20、⽇本⼤学)、平井亜実 (28、トヨタ⾃動⾞)が代表入りを確実としており、今大会終了後に正式に発表される。
また、国際スケート連盟(ISU)は11日に、各国の出場枠を発表。男子は「4」、女子は「5」となり、個人種目は男子が500m、1000mでそれぞれ2枠、1500mで最大の3枠。女子が500mは2枠、1000mと1500mで3枠を獲得。リレー種目では男子、女子、混合で出場枠を得た。
今大会では男子が残り1枠、女子は2枠をかけて争われる。1日目は1500mと500mが実施され、2日目に1000mが行われる。
※写真は松林佑倭選手