DXの裏側で進むインフラ運用の変化 三井物産を支える新たな体制

2026-01-30 07:00

企業のDXというと、AIやクラウドといった目新しい技術に目が向きがちですが、実はその裏側では、もっと地味で、しかし欠かせない変化が進んでいます。それが、企業のITインフラを「どう支え、どう運用していくのか」という部分です。

海外にも拠点を持つ大企業では、ネットワークやセキュリティ、各種システムを止めずに動かし続けること自体が、年々難しくなっています。IT環境が複雑になるほど、管理の負担は増え、専門的な対応も求められるからです。

そうした中で、三井物産のインフラ運用を支えてきた三井情報株式会社を中心に、その運用体制が大きく見直されました。個別に対応してきた仕組みをまとめ、国内外のリソースを組み合わせながら、より安定した運用を目指す動きです。

この取り組みは、派手さはないものの、DXを現実のものにするための「土台」をどう作るかという点で、多くの企業にとって示唆のある事例と言えそうです。

DXの裏側で進むインフラ運用の課題

企業のDXが進むにつれ、ITの使われ方は大きく変わってきました。クラウドサービスの活用が広がり、業務システムは高度化し、社内外をつなぐネットワークも複雑になっています。一方で、こうした変化の土台となるITインフラは、「止まらずに動き続けること」がこれまで以上に求められるようになっています。

特に、海外にも拠点を持つグローバル企業では、ネットワークやセキュリティ、各種システムを安定して運用し続けること自体が大きな課題です。IT環境が複雑になるほど、管理や運用にかかる負担は増え、対応にはより専門的な知識や体制が必要になります。 DXという言葉が示す変革は、表に見えるサービスや仕組みだけで完結するものではありません。その裏側で、ITインフラをどう支え、どう運用していくのか。こうした地味ながら重要なテーマが、企業のDXを左右する要素になりつつあります。

グローバル企業に求められるインフラ運用の視点

国内だけで事業を行っていた時代と比べ、グローバルに展開する企業のITインフラ運用は、前提条件そのものが大きく変わっています。国や地域ごとに通信環境やルールが異なり、セキュリティに求められる水準も一律ではありません。

さらに、時差のある拠点を抱える企業では、システムは24時間止められないことが当たり前になっています。トラブルが起きた場合の影響範囲も広く、対応の遅れがそのまま業務全体に影響するケースも少なくありません。

こうした環境では、単にIT機器を導入するだけでは不十分です。ネットワークやセキュリティ、運用体制を含めて、全体を見渡した管理が求められます。DXを進める企業ほど、ITインフラの運用そのものが、経営課題の一部として意識されるようになっていると言えるでしょう。

三井物産を支えるインフラ運用体制の転換

こうした課題に向き合う中で、三井物産株式会社のインフラ運用体制にも変化が見られます。これまで、ネットワークやシステムといったインフラ領域は、必要に応じて個別に支援されてきましたが、運用全体を見直す動きが進められています。

その中心となっているのが、長年にわたり三井物産のインフラ運用を支えてきた三井情報株式会社です。これまで培ってきた運用ノウハウや業務理解をもとに、インフラ領域をまとめて支える体制へと移行し、より安定した運用と管理負担の軽減を目指しています。 個別対応ではなく、インフラ全体を一つの仕組みとして捉える考え方は、DXを進める企業にとって重要な視点です。表に見えるシステム刷新だけでなく、その裏側で支える運用体制をどう整えるかが、DXを継続的なものにする鍵になりつつあります。

国内外のリソースを組み合わせた運用モデルという選択

インフラ運用体制の見直しでは、体制の「まとめ方」だけでなく、「どう人とリソースを確保するか」も重要なポイントになります。ITインフラは24時間止められないことが前提となるため、安定した運用を続けるには、十分な人材と柔軟な体制が欠かせません。

今回の取り組みでは、三井情報に加え、日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社 のグローバルなリソースも活用されています。日本企業向けの業務に対応してきた経験を踏まえ、国内と海外の体制を組み合わせることで、運用の安定性を高める狙いがあります。

オフショアという言葉は、コスト削減の文脈で語られることも少なくありません。しかしここでは、単なる効率化ではなく、継続的にインフラを支えるための運用モデルとして位置づけられている点が特徴です。DXを支える基盤として、現実的な選択肢の一つと言えるでしょう。

DXを支えるのは、目立たないインフラの進化

DXという言葉から連想されるのは、新しい技術やサービスの導入かもしれません。しかし、その実現を支えているのは、日々安定して動き続けるITインフラと、それを支える運用体制です。

今回の取り組みは、そうした「目立たない部分」に目を向け、運用のあり方そのものを見直そうとする動きとして捉えられます。派手さはないものの、DXを継続的に進めるうえで欠かせない視点を示している点は、多くの企業にとって参考になるはずです。

DXをどう進めるかだけでなく、それをどう支え続けるか。インフラ運用の見直しは、これからの企業に共通するテーマになっていくのかもしれません。

  1. ブタだって空を舞う!2万5000の独創的な凧が空を埋め尽くす 世界最大規模 デンマークの“凧揚げ祭り”
  2. 【 市原隼人 】「最近通い出した蕎麦屋へ…」撮了後のひとときを綴る「『すごく美味しかったです』とお伝えする時間が愛おしい」
  3. 犬が『嫌なことをされた』と感じているサイン5選 関係性を悪化させないための対処法まで
  4. 日産「ノート」「エクストレイル」などの3車種 約60万台のリコール届け出 “動力が失われて走行できなくなるおそれ”
  5. 帰宅後『ママが帰ってきた!』と喜ぶ犬→ずっと見ていたい『尊い反応と表情』が48万再生「全てがカワイイ…愛され上手」「最高のお出迎え」
  6. 猫があなたを『覗き見』しているときの理由4選 物陰から覗く心理や見られているときの対処法まで
  7. 犬の『排泄物』からわかる健康状態とは?毎日のチェックが病気の早期発見に繋がることも
  8. 【 小柳ルミ子 】日本代表決勝T進出に「今のブラジルなら勝機はあるよ」エールを送る【 サッカーW杯 】
  9. 高市総理 エネルギー需給構造強靭化に向けた“新計画”8月末までの策定を指示 中東情勢関係閣僚会議
  10. 日本船主協会・長澤会長 「完全に安全な状況ではない」 ホルムズ海峡での船舶航行について
  1. けが17人うち2人重体 メキシコ代表のサッカーワールドカップ勝利を祝うファンの群衆に車が突然加速して突っ込む
  2. JR総武本線 午後5時すぎに運転再開 地震の影響で一部区間で一時運転見合わせ
  3. 【事故直後の映像】スクールバス逆走し車やバイクに衝突 6台絡む事故で中高生ら12人が搬送
  4. 「留学して成功しています」発達障害の子ども対象の海外教育支援うたい約1900万円を詐取か 57歳の女逮捕 医師資格がないのに発達障害の診断書交付
  5. 【 千昌夫 】「名前....」「本名初めて知りました!」〝ヘリコプターライセンス〟免許公開で驚きの声続々
  6. 【台風接近で交通は?】あす27日特急「踊り子」など一部在来線で終日運休 東海道新幹線は運休の可能性も 全日空は羽田-八丈島を結ぶ6便が欠航 台風7号・8号の影響
  7. 7月の電気・ガス料金が全国的に値下がりへ 東電は前の月より800円安・大手都市ガス4社すべてでも値下がり発表 政府補助金で負担軽減
  8. 【 村上虹郎 】傷害の疑いで書類送検 所属事務所が謝罪「女性の問題行動を止めた際の言動が過剰になってしまった」
  9. 宇都宮市で飲食店の外壁が崩れ2人けが いずれも軽傷 警察などが崩れた原因調べる 栃木
  10. あす27日特急「踊り子」など終日運休 山手線・中央線など遅れや運休 東海道新幹線も運休の可能性【ダブル台風7号・8号接近の影響 交通情報】
  11. ホンダ株主総会 上場以来初の最終赤字4000億円超に三部社長が謝罪 一部の株主からは「社長解任」など厳しい声も
  12. 渋谷駅前で“ひと口のバカンス”体験! フルーツ×コーヒーの新感覚ドリンク『ネスカフェ クーラー』が無料で楽しめる期間限定イベント開催