ローマ教皇に謁見し、自伝本まで発行 みんなから愛された「教会猫」 英国

2026-02-01 06:00

「オラトリオの猫」として英国で愛されたPushkinは、2010年に当時のローマ教皇にも謁見して親しく交流した特別な存在です。教会の猫として熱心に任務を遂行し、自伝本も出版して、19年の猫人生を全うしました。

ローマ教皇との出会い

教皇になでられる猫

画像はイメージです

2008年、教区司祭として英国バーミンガムにあるカトリック教会Birmingham Oratory(バーミンガム・オラトリオ)に着任したGuziel神父は、「個人秘書」を伴っていました。

当時8歳の黒猫Pushkinです。のちに「オラトリオの猫」と呼ばれるほど有名になりました。

2010年9月に当時の教皇ベネディクト16世は英国を公式訪問し、このオラトリオにもやってきました。19世紀半ばにこの教会を創立したJohn Henry Newman枢機卿(1801-1890)を聖者に準ずる福者(Beatus)として認定する儀式に出席するためです。

教皇は枢機卿の部屋で祈りを捧げた後、エレベーターで階下に降りていきました。すると、猫の「決然とした鳴き声」がするではありませんか。

よく見ると、猫は教皇を象徴する黄色と白のリボンまで身につけていました。この猫は教皇にどうしても会いたかったようです。

ベネディクト16世は根っからの猫好きで、Pushkinに会えて大喜びし、やさしくなでて前足を握り握手しました。

同行していたバチカンの取材班とカメラマンは帰ろうとしていたところでしたが、この場面を撮影するために急いで戻りました。その間、Pushkinは「威厳と祈りに満ちた沈黙を保っていた」と伝えられています。

この出会いのようすが報道されると、Pushkinにはたくさんのファンレターが寄せられるようになったのです。

自伝本を執筆し、出版記念会も開催

Birmingham Oratory

画像はイメージです

もともとこの猫は、2000年にGuziel神父が引き取った子猫でした。当時バーミンガム近郊の病院で牧師として働いていた彼は、やがてフェントン教区の司祭に任命されました。Pushkinも彼とともに赴任して長年一緒に働いたあと、オラトリオに移ってきたのです。

2011年には、神父の代筆によりPushkinの自伝本がまとめられました。ここには教会猫としての経験談やローマ教皇との出会いなどが書かれています。あわせて修道女たちが美しいペン画の挿絵を加え、ケントのマイケル王女が序文を寄せてくれたため、立派な小冊子として発行することができました。

出版記念会は2011年11月21日、オラトリオで盛大に行われました。主賓のPushkinはもちろん、聖職者と信徒約100名ほどが来賓として出席しました。この式典のために作曲された歌が演奏され、各種スピーチが披露され、ビュッフェ形式の食事と特製ケーキまで振る舞われたのです。

職務をまじめにとらえ、愛された猫

神父の足元にもぐりこもうとする猫

画像はイメージです

Pushkinは高齢になっても地域社会の貴重な一員として、オラトリオでの職務を真剣に受け止めていました。訪問者を厳しく点検し、建物が整頓されていてすべての職務が適切に遂行されているかをチェックするのもこの猫の任務でした。

枢機卿の部屋や図書館など、建物内の特別な場所を客が訪れるときは同行し、ガイドツアーを案内する司祭が適切に説明しているかどうか監視していました。ふだんから十分な休息をとって身だしなみを整え、階段の上り降り運動を続けることで、猫としてのスタミナ維持に努め続けたのです。

2018年11月、Pushkinは甲状腺疾患を患い19歳で亡くなりました。多くの友人たちがこの猫の死を悼み深く悲しみました。Catholic Herald紙には感動的な追悼記事が掲載されたほか、ベネディクト16世教皇のFacebookページにも、「すばらしい教会猫」を悼む投稿がありました。

出典:Church Cats 12

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