猫を新しく迎えたい…『多頭飼い』するときの注意点5つ 年齢や性別で相性が変わる?環境づくりのコツも解説
猫との暮らしに慣れてきた頃に「もう1匹お迎えしたいな」と考える飼い主さんも多いのではないでしょうか。多頭飼いになると、飼い主が留守のときも猫同士で遊べたり、一緒に寝たりして寂しさが軽減されるメリットもありますが、猫は警戒心が強いのでお迎え前には準備や配慮が必要です。
猫を多頭飼いするときの注意点5つ

新入り猫をお迎えする前には、猫も人も安心して多頭飼い生活を楽しめるよう飼い主がしっかりと準備しておきましょう。
ここからは、多頭飼いを始める際の注意点を解説します。
1.頭数分の費用が必要
飼育頭数が増えると、フード代やトイレ用品代、医療費なども増加します。
フードや猫砂などは好みが同じであれば、大容量の製品などを購入することで、出費を抑えることは可能です。しかし、子猫用やシニア用、あるいは療法食など、別々のものを与える場合には、その分の費用は単頭飼いだったときよりも増加します。
猫用の貯蓄やペット保険を検討して、経済的な余裕を持つことが必要です。
2.健康チェックを必ず行う
病気を持ち込むと先住猫にも感染するリスクがあるため、お迎え前に新入りの健康チェックをしていない場合は、まず動物病院で健診と感染症検査を受けさせることが必要です。タイミングにあわせてワクチン接種や寄生虫駆除を確実にしておきましょう。
また、先住猫のワクチンや健康状態も、最新の状態にしておくことが大切です。新入り猫を迎えた後も、両方の猫の食欲と排泄を観察し、異常があればすぐに獣医師に相談しましょう。
3.いきなり対面させない
猫は突然の変化にストレスを感じるため、最初の1〜2週間ほどは別々の部屋で過ごさせます。
先住猫のブランケットやベッドを交換して互いの匂いに慣れさせ、ケージ越しやドア越しに対面させて様子を観察しましょう。この際も寄生虫を含め感染症がある場合は、治療を優先させてください。
対面して威嚇や攻撃があればいったん離します。数週間から数ヶ月かかることもありますが、先住猫のペースに合わせて進めることが重要です。
4.仲良くなるとは限らない
対面時にはあまり問題がないように見えても、実際に一緒に生活する中では、猫同士が必ず仲良くなるとは限りません。性格や相性によっては、同じ空間で暮らせても親密な関係にならないこともあります。
無理に仲良くさせようとせず、互いに干渉しない距離感を保てれば十分です。ただし、顔を合わせるたびにケンカになるほど相性が悪い場合、完全に別々の生活空間が必要になることもあります。
5.個別の観察が必要になる
多頭飼いでは、それぞれの猫の異変に気づきにくくなるため、食事量や排泄状況は毎日確認しましょう。トイレ掃除をこまめにすることで、各猫の便や尿の状態を把握できます。また、1匹ずつスキンシップやブラッシングの時間を設け、体調や皮膚の変化を把握しておくようにしましょう。
また、猫同士の関係性も含めて、食欲不振や隠れるなどのストレスサインを見逃さないことも大切です。
年齢や性別で相性が変わる?

猫は個性が強く、個体差が大きい動物ですが、多頭飼いをする際には、年齢や性別によっても相性の良し悪しが左右される傾向があります。
子猫同士は比較的順応しやすく、仲良くなるまでに、あまり時間はかかりません。先住猫が成猫でも、子猫を迎える方が受け入れられやすい傾向があります。
一方、すでに自分の「やり方」がある成猫同士では慣れるまで時間がかかる上、相性が悪いとどうしても距離感を保てず隔離生活をしなくてはならなくなる場合もあります。また、先住猫が高齢の家庭では、やんちゃ盛りな子猫を迎えてしまうと高齢猫にとって強いストレスになることもあります。
性別では、オス同士よりも、メス同士の方がうまくやれる傾向がありますが、去勢・避妊手術済みなら性別に関わらず落ち着いた関係は作りやすくなります。
ただし、これらはあくまで傾向であり、個体差が最も重要です。猫の性格や飼い主の過去の多頭飼い経験も影響し、実際に会わせてみないと本当の相性はわからないことがほとんどです。
環境づくりのコツ

多頭飼い生活を成功させるには、猫の特性である「単独生活」と「共生」を両立できる環境にすることです。
たとえば、トイレや食事場所、水飲み場は猫の頭数よりも多めに用意し、相性によっては別々の場所に分散させることで競合を防ぎます。特に猫は水を飲まない傾向にあるので、家の中のアチコチに水飲み場があるのは、多頭飼いだけでなく猫の健康にも役立ちます。
また、高い場所に立つことで安心や自信を感じる猫には、上ってもよい高い場所(キャットタワーや棚の上、出窓など)と隠れて休めるスペースを用意することも大切です。
同居をはじめると、誰かのお気に入りの場所を取り合うこともあるため、すべての猫がそれぞれお気に入りを複数持てるように場所を作ってあげましょう。空間が交差する地点には、爪とぎを置いておくのも有効です。
まとめ

多頭飼いは、猫にとっても飼い主にとっても暮らしが豊かになる一方で、事前の準備や毎日の観察も欠かせません。
新しい猫をお迎えする前に抱いていた「理想の多頭飼い像」に合わせるよりも、先住猫と新しくお迎えした猫の、それぞれの性格やペースを尊重していくことを心がけましょう。
猫同士の相性は、年齢や性別である程度の傾向はあるものの、最終的には個体差によるところが大きいものです。小さいころからいろいろな猫と接してきた猫と、離乳前に人に保護され、ほかの猫を知らない猫では、関係の築き方が違うためです。
しっかりと環境づくりをしていれば、ある程度の距離感で付き合えるものですが、どうしてもケンカしてしまう場合は隔離して生活させることも想定しておくことが大切です。
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