ビッグエア・村瀬心椛が史上初、大逆転の金メダル!「夢見てるんじゃないか」2大会連続の表彰台、木村葵来とアベックV【ミラノ五輪】

■ミラノ・コルティナ五輪 スノーボード女子ビッグエア決勝(日本時間10日、リビーニョ)
【競技日程・日本代表一覧】ミラノ・コルティナ冬季五輪が開幕、前回大会の過去最多メダル数「18」を超えられるか?
スノーボード女子ビッグエアの決勝が行われ、北京五輪銅メダリストの村瀬心椛(21、TOKIOインカラミ)がスノーボード女子史上初の金メダルを獲得。2大会連続表彰台も、スノーボード女子史上初となった。3大会連続出場の岩渕麗楽(24、BURTON)は11位、初出場の鈴木萌々(18、キララクエスト)は6位入賞、深田茉莉(19、YAMAZEN)は9位だった。
男子ビッグエアに出場し、銀メダルを獲得した木俣椋真(23、YAMAZEN)、荻原大翔(20、TOKIOインカラミ)ら男子勢が見守る中、村瀬は1回目から4回転の大技を決め、89.75点を叩き出した。2回目は高さのある3回転半で72.00点。暫定2位で迎えた最終3回目は、フロントサイドトリプルコーク1440(4回転)の大技を完璧にメイク、89.25点をマークし、逆転で金メダルを獲得した。3回目でトップに立った村瀬は涙を流し、金メダルが確定すると、共に戦い抜いた各国の選手らが集まり歓喜の胴上げがされた。
3大会連続出場で、過去2大会で4位だった岩渕は1回目に3回転半を決め、82.75点をマークするも、2回目は4回転に挑戦し転倒。最後の3回目も着地で顔面を強打する転倒で、“3度目の正直”はならなかった。
初出場の鈴木は、1回目は着地で右手をついたことが響き得点を伸ばせなかったが、2回目で4回転を決め、ガッツポーズ。81.50点をマークし、暫定4位で逆転の3回目へ挑んだが、転倒し6位入賞。1回目で転倒した深田は、2回目で3回転半をメイクし、85.00点。しかし最終3回目の着地で転倒し、9位で表彰台には届かなかった。
競技後、村瀬は「現実じゃないんかってぐらい、もう夢見てるんじゃないかってぐらいもうものすごく嬉しくて」と興奮気味に語し、「(2回目のランは)1440(4回転)を狙ったんですけど1260(3回転半)になってしまって。でもちゃんと最後まで諦めずに大会に挑むっていうのができてすごい良かったですし、皆さんの応援がものすごく届いて、もう感謝でしかないです。本当にありがとうございました」と感謝を述べた。
最後の3回目は、「絶対もうやるしかないっていうのは覚悟して挑みました。もう絶対立ってやるっていう気持ちで」と話し、決まった瞬間は「最高でした」と笑顔だった。
前回大会では、当時17歳で冬季五輪日本女子史上最年少メダルとなる銅メダルを獲得。「銅メダルのときも重たかったんですけど、やっぱ金はちょっと違った重みというか、今まで頑張って生きて何か全部詰まってるような重みがあって、本当重たいです」と村瀬。「女子では初めて金メダルを取れて、男子で金、銀って取ってくれたので本当に元気というか私も頑張らないとっていうふうになった」と男子勢の活躍も快挙を後押しした。
3回のランのうち得点の高い2回のランの合計点で競うビッグエアは、2018年の平昌大会から正式種目に採用され、前回大会の北京五輪で日本勢初メダルを村瀬が獲得。8日に行われた男子ビッグエアの決勝では木村葵来(21、ムラサキスポーツ)が金メダル、木俣椋真(23、YAMAZEN)銀メダルを獲得し、五輪では同種目男子で日本勢初となる表彰台の快挙となった。
【スノーボード女子ビッグエア決勝結果】
金 村瀬心椛 179.00点
銀 ゾイ・サドフスキ シノット(ニュージーランド)172.25点
銅 ユ・スンウン(韓国)171.00点
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6位 鈴木萌々 136.25点
9位 深田茉莉 115.00点
11位 岩渕麗楽 103.25点