「雄花だけを枯らす」最新研究 スギ花粉が飛ばなくなる未来も…?くしゃみ・鼻水/鼻づまり…症状によって薬を使い分けを【Nスタ解説】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-02-10 21:47

いよいよ花粉シーズンの到来。実は今、「雄花だけを枯らして花粉を飛ばさない」研究がされています。実用化はいつごろなのでしょうか。

【あなたの地域は?】2026年の花粉飛散情報

経済損失を防げるのか…花粉の飛散止める最新研究

山形純菜キャスター:
東京農業大学の小塩海平教授によると「雄花だけを枯らして花粉を飛ばせない」という研究は、2年後の実用化を目指しているといいます。

ただ、費用が課題だということです。都市部に影響が大きい「重点区域」が全国に98万ヘクタールあるなか、小塩教授の研究では1ヘクタールあたりの散布に10万円かかるということで、「重点区域」だけでも年に1000億円かかってしまいます。

これだけ見ると、費用が結構かかる印象ですが、次のような試算もあります。

たとえば花粉によって仕事があまりできなくなったり、外に出かけなくなったりすることによって、経済損失が1日あたり約2450億円あるそうです(パナソニック調べ)。これを踏まえると、1000億円はそれほど高くないのではないでしょうか。

井上貴博キャスター:
医療費なども考えたら、費用対効果は十分高いと感じます。

東海大学国際学部教授・言語学者 アルモーメン・アブドーラさん:
私は日本に来て13年ぐらい経ってから、ある日突然、花粉症になってしまいました。

出水麻衣キャスター:
日本で花粉症は国民病ですが、エジプトではアレルギーなどはあるのでしょうか?

東海大学国際学部教授・言語学者 アルモーメン・アブドーラさん:
アレルギーはありますが、国民病的な社会現象のようなものはありません。ただ、砂嵐や黄砂みたいなものへのアレルギーを持っている人はもちろんいます。しかし、スギや特定の花粉が、ある時期に飛ぶようなことはないです。

私は日本に来るまで花粉症自体を知らなかったので、最初はインフルエンザなのかなと思いました。

「鼻水」と「鼻づまり」では薬が変わる?

山形キャスター:
では、2026年の花粉はどうなのでしょうか。

太平洋側を中心に空気が乾燥している状態が続いているということで、花粉症治療の第一人者である日本医科大学・大久保公裕教授は「花粉が乾燥して軽くなり舞いやすい。粘膜のバリア機能も低下し、普段よりかゆみが強くなる可能性がある」と分析します。

どのような対策をしたら良いのでしょうか。症状ごとにまとめます。

【あなたの症状は?】
・くしゃみ
・鼻水
・目のかゆみ
・鼻づまり

大久保教授によると▼くしゃみ、▼鼻水、▼目のかゆみはヒスタミンが知覚神経を刺激するため、▼市販の飲み薬(抗ヒスタミン薬)を使用するといいということです。

一方、これらの症状が重症化すると▼鼻づまりになり、ロイコトリエンが血管を刺激し、粘膜炎症を引き起こします。こちらは薬が変わり、▼点鼻薬を使用すると効くということです。(※使用頻度を守る)

症状抑える鼻のかみ方は?

山形キャスター:
また、鼻のかみ方も大事だということです。

【鼻のかみ方】※日本医科大学・大久保公裕教授によると
▼片方ずつゆっくり、回数は少なめに

▼力任せに強くかむ→NG
・鼻血
・耳が痛くなるなど

▼ティッシュを詰める→NG
・粘膜が傷つく
→鼻づまり悪化も

▼鼻水をすする→NG
・のどがイガイガ
・中耳炎の可能性など

対策として▼温かいおしぼりで温めると、血行がよくなり鼻が通るようになるということです。

あとは、お風呂に入るのも効果的だということです。

花粉で肌荒れ 「シミの原因」にも

山形キャスター:
花粉で肌荒れにも注意が必要です。

大久保教授によると、花粉がついた肌をこすると皮膚に花粉の成分をすり込むことになってしまい、肌が荒れてしまうのだといいます。つまり、拭くのではなく、しっかり洗い流すことが重要だということです。

また、花粉症の方ではなくても、花粉が肌に染み込むことによってシミ・くすみの原因になる可能性もあるということです。

また、花粉がついたまま、外出先でメイク直しをすることにも注意が必要です。花粉よけスプレーやマスク、眼鏡などでの対策が大事だということです。

==========
<プロフィール>
アルモーメン・アブドーラさん
東海大学国際学部教授
エジプト・カイロ生まれ 在日歴28年以上
天皇皇后両陛下やアラブ諸国の首脳などの通訳を務める

  1. 南鳥島での文献調査実施を申し入れ 経産省職員が東京都小笠原村村長と面会へ 原子力発電に伴う高レベル放射性廃棄物の最終処分地選定に向けた資料に活用
  2. 伊藤健太郎写真集 3/10発売『JUNCTION』 【カバー2種類】公開!!
  3. 定説崩壊 マグニチュード9クラスの巨大地震 73年で到来 「数百年に一度」の定説くつがえす事実 最新研究が捉える予兆 東日本大震災15年「つなぐ、つながる」
  4. 「生きびなさま」園児たちが変身 おひなさまにお内裏様・三人官女・五人囃子も 1929年から毎年続く伝統行事 札幌
  5. 埼玉・狭山市の強盗傷害事件 近くに住む男(20)ら4人逮捕 夫婦をバールなどで殴り金品奪ったか 埼玉県警
  6. 「国民会議」の実務者会議 制度設計 週に一度のペースで協議へ 消費税減税と給付付き税額控除について同時並行で議論
  7. 「ドリフト界のカリスマ」ら男5人逮捕 去年12月 東京・大田区で危険走行か 当時見学者の前でドリフト走行
  8. 『活発で運動神経がいい』猫種ランキングTOP5 それぞれの特徴や飼うときのポイントまで
  9. 『人と遊ぶのが好きな犬』の特徴5選 フレンドリーなワンコの共通点や満足させる運動方法まで
  10. Amazon配達員から『お届け完了の写真』がきたので、確認した結果→荷物と一緒に写っていた『まさかの光景』が19万表示「声出たww」
  1. 「ホルムズ海峡を封鎖 通過する船を焼き払う」イラン革命防衛隊が声明「この地域から一滴の石油も流出させない」
  2. 日経平均株価一時900円超の値下がり アメリカ・イスラエルによるイラン攻撃受けリスク回避の売り広がる
  3. 【がん闘病】古村比呂さん 体調不良を報告 「中々体調が回復せず」「今日も寝てばかり & 嫌な夢ばかり」
  4. トランプ大統領の妻メラニアさん 国連安保理で議長役 紛争下の児童保護などをテーマにした会合開く 現職首脳配偶者が主宰するのは初
  5. 【ごみ清掃芸人】 「ペットボトルの形をしていても、透明ではないものは実はプラスチックです」「回収している地域はプラ資源に出してください!」 【マシンガンズ滝沢】
  6. 米政府 3日から原油高対策を実施へ イラン攻撃を受けて イラン側は石油輸送の要衝・ホルムズ海峡の封鎖を発表
  7. イラン情勢で円安進行「極めて高い緊張感をもって注視」片山財務大臣
  8. 【ニャンちゅう】 声優・津久井教生さん 帯状疱疹の状況 「皮膚の発疹もだいぶ落ち着いて来ました」 【ALS闘病】
  9. 【速報】日経平均株価一時1400円超の下落 アメリカ・イスラエルによるイラン攻撃受けリスク回避の売り広がる
  10. 米国務省 中東ほぼ全域の米国人に速やかな退避促す「深刻な安全上のリスク」
  11. 不正な開票方法 職員間で引き継ぎか 投票者総数と投票総数の誤差を無効票で水増しの疑い 東京・大田区の選管職員を書類送検
  12. イラン革命防衛隊が声明「ホルムズ海峡を封鎖、通過する船を焼き払う」