少年の大麻の「所持」「使用」などで摘発 過去最多1300人超 詐欺などで摘発の数も4年連続で増加 警察庁

去年1年間に大麻の「所持」や「使用」などで摘発された20歳未満の少年は、統計開始以降で最多の1373人だったことが警察庁のまとめで分かりました。
警察庁によりますと、去年1年間に大麻の「所持」や「使用」などで摘発された20歳未満の少年は1373人と前の年と比べておよそ2割増え、1990年の統計開始以降で最多となりました。
2024年12月からは所持や譲渡などに加えて大麻の「使用」が法律で禁止されていますが、「使用」での摘発は去年1年間で173人となったほか、初めて大麻を使用したきっかけについては、6割以上が「誘われて(唆されて)」だったということです。
警察庁は摘発が増加している背景として、SNS上に隠語を使って大麻の購入を促す投稿が溢れていることなどを挙げ、警戒を強めています。
また、去年1年間に詐欺や強盗など刑法犯で摘発された20歳未満の少年は2万4416人と、新型コロナウイルスの感染拡大前の2019年を上回りました。
摘発人数は2021年に戦後最も少なくなりましたが、その後は4年連続で増加しています。
一方、去年1年間の匿名・流動型犯罪グループによる事件のうち20歳未満の少年が関与していた割合は、詐欺事件でおよそ1割、強盗事件ではおよそ4割でした。
特殊詐欺事件に受け子などとして関与した少年のうち6割近くが知人などの紹介がきっかけだとしていて、20歳以上と比べてSNS上での闇バイトへの応募などをきっかけとする割合が低いことが特徴だということです。
さらに、深刻な社会問題となっているオンラインカジノの利用で摘発や補導された少年は、去年1年間で27人と急増しています。
なかには、賭け金を得る目的でインターネット上の掲示板で男性からおよそ300万円相当の電子マネーをだまし取った男子中学生もいるなど、オンラインカジノがほかの犯罪の温床となっている実態も把握されていて、警察庁が注意を呼びかけています。