小学館 漫画家の“性加害”知りながら新連載マンガの原作者に起用…打ち切りからわずか2か月後の対応に批判 小学館編集者が被害女性に口止めか【news23】

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2026-03-03 00:47

小学館の漫画アプリ「マンガワン」が男性漫画家の性加害を知りながら、新連載の原作者に起用していた問題。小学館は謝罪し、2日、第三者委員会の設置を発表しましたが、漫画家たちからは対応を批判する声が相次いでいます。

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小学館の漫画アプリ「マンガワン」で連載中だった、漫画「常人仮面」。先週、配信と単行本の出荷を停止すると発表されました。

その理由は、この漫画の原作者の起用をめぐる経緯にありました。

「常人仮面」の原作者は北海道の私立高校の元教員で、2020年、教え子の生徒だった女性に対する児童ポルノ禁止法違反の罪で罰金30万円の略式命令を受けました。

これを受け、小学館は当時、男性が描いていた漫画「堕天作戦」の連載を2022年に打ち切りましたが、その2か月後、この男性を別のペンネームで「常人仮面」の原作者に起用しました。

「マンガワン」の編集部は、こう謝罪しています。

『マンガワン』編集部
「本来であれば原作者として起用すべきではありませんでした。何よりも被害に遭われた方に対し、心よりお詫び申し上げます」

一方、被害を受けた元生徒の女性はPTSDを患ったとして、男性に賠償を求める民事訴訟を起こし、札幌地裁は先月、男性に1100万円の賠償を命じる判決を言い渡しています。

女性は判決後…

被害女性
「編集者から『堕天作戦』の作者であることを口外しないよう、和解を持ちかけられた。加害者ばかり人生が上手くいくのは辛いです。悔しいです」

編集者は和解協議のLINEグループに加わり、原作者の男性が示談金150万円を支払うことや性加害を口外しないことなどの条件をめぐり、公正証書の作成も提案したといいます。

多くの漫画家が「マンガワン」での作品の配信停止を相次いで発表するなど、波紋が広がっているこの問題。

漫画家A
「未成年へのおぞましい行為。それがとんでもない悪行であることは自明なのに、編集者の対応がなんでそういうことになるの」

漫画家B
「絶対に許せない事件で、僕は勿論、読者さんもマンガワンでは楽しく漫画を読む事は出来ないと思いました」

企業のリスク管理に詳しい専門家は、小学館の一連の対応を強く批判します。

企業のリスク管理に詳しい 桜美林大学 西山守 准教授
「一定期間休載して問題が解決した時点でもう一度起用するというやり方が適正だが、非常に短い間で問題が解決していない状況のままに起用してしまっている。読者にも世の中にも説明していないという点で非常に疑惑を生む」

小学館は2日、問題点の検証や再発防止に向け、第三者委員会を設置する方針を発表しました。

「マンガワン」をめぐっては、漫画「星霜の心理士」の原作者についても、過去に性加害事件に関わった人物が別の名義で起用されていたことが明らかになりました。

小学館によりますと、この作品の原作者は過去に性犯罪を起こして執行猶予付きの判決を受けていましたが、編集部が執行猶予期間が満了したことを確認。そのうえで、事件に対する反省の姿勢などを踏まえ、起用を決めたということです。

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