猫に現れたら『すぐ受診すべき危険な症状』6選 命に関わるケースも?放置すると危険なサインとは
猫には不調をがまんして隠す習性があります。そのため、目に見えて明らかな異変が出たときには、すでに深刻な状態にまで進行していることもあります。特に緊急性の高い症状の中には、短時間で命に関わる症状もあり、様子を見ている時間がありません。この記事で、今すぐ受診すべき危険な症状を確認してください。
いますぐ受診すべき危険な症状

ここで紹介する症状は、目にしたらすぐに猫を病院に連れていくべき危険な症状です。
これらの異変は、ふだん目にしないことから多くの飼い主さんが受診のタイミングに迷います。しかし、これらが見られた段階で、迷うことなく病院へ行くようにしてください。
1.呼吸困難
開口呼吸や、安静時にもかかわらず呼吸が浅く、明らかに回数が多い状態は異常の可能性があります。
呼吸困難は酸素不足を意味し、数分から数十分で命を落とす可能性があります。特に心臓や肺の疾患が原因の場合、急速に悪化するため一刻を争います。
遊びに夢中になって一時的に開口呼吸になる猫はたまにいますが、遊んでいるわけでもないのに、呼吸に異常があるときは、すぐに病院へ連れていきましょう。
2.口の中の粘膜が紫色になっている
健康時はピンク色の歯茎や舌が、紫色に変色している場合、チアノーゼと呼ばれる酸欠のサインです。
呼吸器や心臓などの重い疾患やショック状態などが考えられます。チアノーゼは、呼吸困難を伴っている場合が多く、全身に酸素が行き渡っていない状態です。
猫がおとなしく寝ているように見えても見逃してしまうと、臓器障害が進行し、短時間で死に至る危険があります。
3.尿が出ていない
トイレに何度も行き、排尿の姿勢をとるのに尿が出ない、あるいは少量しか出ない、トイレで鳴くなど排尿困難は、猫に比較的多く見られる危険な症状です。
尿道閉塞や腎不全などが考えられます。完全に尿が出ない状態が続くと、命に関わる危険があります。
尿が出ないままでいると体内に毒素が溜まり、24〜48時間で命に関わる状態になります。膀胱破裂や急性腎不全などのリスクがあり、緊急処置が必要です。
4.ぐったりしている
ぐったりしている場合、熟睡とは異なり、呼びかけに反応しません。横たわったまま起き上がれない、目を開けていても焦点が合っていないなどの様子が見られます。
重度の脱水、ショック状態、低血糖、中毒などが考えられます。低体温または高熱などの体温の異常を伴っている場合もあります。
体の重要な機能が著しく低下しているので、数時間で多臓器不全に進行する可能性があり、一刻も早い治療が必要です。
5.意識を失っている
脳疾患や重度の低血糖、人用医薬品の誤飲、事故による外傷などが原因で、意識を失うことがあります。呼吸はしていても意識がなく、呼びかけや刺激に反応せず、揺さぶっても目を覚まさない状態です。
意識がない状態でも、心臓が動き、呼吸している間は蘇生の可能性がありますが、すぐに治療しなければ、時間が経つほど脳への不可逆的なダメージが進んでしまう一刻を争う状況です。
6.けいれんを起こしている
けいれんを起こすのは、てんかん、低血糖、脳腫瘍、脳炎、中毒などが考えられます。高齢猫では脳血管障害の可能性もあります。
全身の痙攣では、四肢を突っ張って硬直する、激しくバタバタと動く、泡を吹く、失禁するといった症状が見られます。発作は数秒から数分続き、その後はぐったりすることが多いです。短時間に何度も繰り返し発作が起こる場合は特に危険です。
発作が5分以上続く痙攣は、脳に深刻なダメージを与え、命の危険も出てきます。
放置は危険!改善なければ要受診

次に挙げる症状は、1〜2日以内に改善が見られなければ、動物病院を受診するべき症状です。いますぐ出かけなくても大丈夫ですが、病院へ向かう準備だけはしておき、猫の様子を見ておく必要があります。
- 嘔吐
- 軟便や下痢
- 食欲低下
猫は比較的吐きやすい体の構造をしているため、食べてすぐの吐き戻しは、あまり問題ありません。吐いた後に元気や食欲があるかの様子を確認しましょう。ただし、お腹を凹ませて強く吐き出す嘔吐は、胃腸炎や内臓疾患などの恐れもあります。
便の異常も同様に、新しいフードに切り替えた直後や環境が変わった直後には、軟便が見られることもあります。元気や食欲が保たれていても、便の異常が1日以上続く場合は、検査を受けてください。
また、ふだんは食べている食事に見向きもしない、おやつや好物を出しても食べないなら、どこかに異常があるかもしれません。猫は絶食状態が続くと肝機能が悪化するため、24時間以上食事をとらない場合は、速やかに受診してください。
まとめ

猫に異常が見られたとき、仕事が忙しい、病院が遠い、猫が嫌がるなど、受診をためらう理由が出てきます。その理由を「少し様子を見てから…」と考え、受診を先延ばしにしてしまうケースも少なくありません。
しかし、正確な知識を持った獣医師でさえ、診察なしに猫の状態を正しく判断することは困難です。猫は本能的に弱さを隠す動物であり、野生では体調不良を見せることが命取りになるため、限界まで我慢してしまいます。いつも一緒にいる飼い主でも、異変に気づいたときには、重症化していることもあるのです。
もし、愛猫に症状が見られたら、検査結果が「異常なし」の空振りを恐れずに獣医師へ相談するようにしましょう。「大したことなかった」で済めばそれが一番なのです。
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