「最後の警告だ!」アメリカ、イラン間のホルムズ海峡“封鎖合戦”の異常事態 トランプ大統領の「逆封鎖」で一触即発…合意の行方は【サンデーモーニング】

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2026-04-19 15:02
「最後の警告だ!」アメリカ、イラン間のホルムズ海峡“封鎖合戦”の異常事態 トランプ大統領の「逆封鎖」で一触即発…合意の行方は【サンデーモーニング】

先週末にイランとの協議が物別れに終わった直後、唐突にトランプ氏が打ち出したのはホルムズ海峡の“逆封鎖”。それによって何が起きているのか取材してきました。

【写真で見る】ホルムズ海峡めぐる米イランの攻防 無線の音声公開

「1隻も出られていない」“逆封鎖”ホルムズ海峡に異変

先週末の停戦協議の直後から、ホルムズ海峡では、異変が起きていました。

東京大学大学院 渡邉英徳教授
「トランプ氏が対抗措置として『封鎖をする』と言ってから1隻のタンカーも出られていない」

ホルムズ海峡を通過した後にUターンして戻る船。

船舶の識別信号を追跡・分析している渡邉氏によると、トランプ氏が“逆封鎖”を宣言して以降、16日まで、ホルムズ海峡を抜けて外洋に出たタンカーは1隻もいないというのです。

東京大学大学院 渡邉英徳教授
「こちら側はアメリカが非常に影響力‧強制力を持っている海域になっているということですね」

16日、トランプ大統領も「“逆封鎖”は驚くべき効果を上げている非常に強力に機能している」と発言。

イランの港から出てくる船を止めるため、ホルムズ海峡の入り口付近にアメリカ軍の艦艇が集結しているのです。

そもそものイランによる封鎖に加え、突如、アメリカが始めた“逆封鎖”によって、どんな船もホルムズ海峡からは出られなくなったのでしょうか。

ところが、17日、ホルムズ海峡を抜けていく航跡がみられたのです。

1隻だけ通過 停戦協議仲介のパキスタン船籍

東京大学大学院 渡邉英徳教授
「パキスタンの船籍。調べてみたらパキスタンの国営企業が持ってる船です。パキスタンの船だというのが象徴的ですね」

ただ1隻、ホルムズ海峡を抜けていったのは、アメリカとイランの停戦協議を仲介しているパキスタンのタンカー。

封鎖をかけあう両国から中立な立場とみなされ、通過が許されたのでしょうか。

パキスタンで4月11日に開かれた21時間にも及ぶアメリカとイランの直接交渉。

しかし、合意は得られず、トランプ大統領はイランに出入りする船を封鎖すると宣言。ホルムズ海峡の緊張は一気に高まっていました。

緊張高まるホルムズ海峡 突破した米軍艦艇の“象徴的な動き”

無線の音声(アメリカ中央軍が16日に公開)
「アメリカは、イランの港湾および沿岸地域の正式な封鎖を宣言した」
「すべての船舶は直ちに出発港へ引き返せ。イランへの航行を中止しろ」
「我々は武力を厭わない。米海軍は力ずくで命令に従わせる態勢にある」

一方の、イラン革命防衛隊も機雷を敷設した可能性のある海域を提示するなど、事実上の海峡封鎖を続けてきました。

そんなホルムズ海峡を、アメリカ軍の艦艇が突破する動きも。その軍艦の識別信号が捉えられていました。

東京大学大学院 渡邉英徳教授
「軍艦なので普段は電波を切ってる。秘密裏に行動しますから。ここで一瞬だけ信号を出している。表示された場所が非常に象徴的だなと思うのは、わざわざこっち側で発信してますよね。通過できるぞというデモンストレーションです」

こうした動きにイラン側は猛反発。

イラン側の無線(12日公開)
「こちらは革命防衛隊海軍基地。直ちに針路を変更してインド洋へ戻れ。命令に従わない場合は攻撃対象となる」

アメリカ側の無線
「こちらは国際法に基づき通航中である。敵対的な意図はない」

イラン側の無線
「これが最後の警告だ。最後の警告だ。最後の警告だ」

そんな中でも、トランプ大統領はアメリカの優位をアピール。

トランプ大統領
「“逆封鎖”で彼らはビジネスが出来なくなった。海軍も空軍も対空兵器もなくなって何もできない」

新たな合意に向けて楽観的な見通しも…

トランプ大統領
「我々とイランとの『合意』できる見通しは明るい。核兵器を持たせないための合意だ」

「合意」なければ“逆封鎖”続行の姿勢 一時停戦の期限迫る 

そして18日、ホルムズ海峡では新たな動きが。10隻ほどの船が海峡を越えていきます。

イランのアラグチ外相が、停戦期間中は海峡を解放する方針を投稿。

それを受けた動きだとみられます。しかし、一方のトランプ大統領は…

トランプ大統領
「(Q.アメリカによる“逆封鎖”の終了は?)『合意』が必要だ。合意に署名すれば“逆封鎖”は終わる

何らかの「合意」に達しなければ、ホルムズ海峡の封鎖を解かない姿勢。

一時停戦の期限が迫るなか、何らかの合意に達することはできるのでしょうか。

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