独占【 ALS闘病 】声優・津久井教生さん(後編) 呼吸停止から奇跡の回復 妻の「生きればいいじゃん」に救われて――「一番有効な対症療法は『笑顔』」

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-05-24 17:10
独占【 ALS闘病 】声優・津久井教生さん(後編) 呼吸停止から奇跡の回復 妻の「生きればいいじゃん」に救われて――「一番有効な対症療法は『笑顔』」

NHKの『ニャンちゅうワールド放送局』の『ニャンちゅう』役などを務め、現在、ALS(筋萎縮性側索硬化症)で闘病中の声優・津久井教生さん、65歳。
手足の自由を失い、声も出せなくなった今、津久井さんは、自らの声を収録した音声ソフトを使い、TBSのインタビューに答えてくれました。

【写真を見る】独占【 ALS闘病 】声優・津久井教生さん(後編) 呼吸停止から奇跡の回復 妻の「生きればいいじゃん」に救われて――「一番有効な対症療法は『笑顔』」

◆津久井教生さん◆
「ALSは罹患者の数だけ、種類があると言われています。私の体験=正解ではありませんが、体験をお話しする事で、少しでもALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を知ってもらうきっかけになれば嬉しいです」

2022年、津久井さんは、激しい呼吸の苦しさに直面します。

自力で「痰」を出すことが、困難になり、窒息の恐怖が日常を支配します。
生命の維持には「気管切開」が必要でした。

それは、二度と「自らの声」で喋れなくなることを意味しています。

津久井さんは、当初「声を失うなら手術はしない」と、死を覚悟した決断を、主治医に伝えていましたが…2022年12月5日、恐れていた事態が起きます。

「呼吸停止」

激しい呼吸困難に襲われ、津久井さんは一時、意識を失い…呼吸が停止しました。

しかし…、呼びかけと処置によって、奇跡的に意識は回復。
その時、目に飛び込んできたのは、必死に支え続けてくれた「妻・雅子さん」の姿でした。

◆津久井教生さん◆
「意識を取り戻して、ぼぉーっとしている私に、妻が『生きればいいじゃん』と声をかけてくれました。この言葉は心に優しく刺さりました。この言葉で、前に進む力をもらったと思います。」

そして、2022年12月、気管切開手術。
津久井さんは、声を失いました。

津久井さんは、声を失ったことを自身のYouTubeチャンネルで報告しています。

◆津久井教生さん◆(YOUTUBEでの発言)
「気管切開の手術を受けないつもりでいましたが、一連の体験から受けることを決意して、12月9日に気管切開の手術を受けました。」
「同時に『声』を失いました。そして呼吸器の装着となりました。」

自分の声をもとに作られた「もう一つの声」。
音声ソフトを、初めて使って「声を失ったこと」を動画で伝えました。

◆津久井教生さん◆(YOUTUBEでの発言)
「一気にALSの最終段階に来てしまった状況ですが、『声』を出すことができない、手足を動かすことができない、人工呼吸器に頼って、胃ろうを利用して生活する状況で、一体何ができるのかを模索していこうと思います。」

声を出せなくなった後、彼が編み出したのは…「割り箸入力」。

口で、割り箸をくわえ、キーボードを操作することで「動画」を作ったのです。

◆津久井教生さん◆
「喉にぽっかりと開いた穴を見ると『これは〝声〟を失っても仕方ないなぁ』と納得します。
呼吸器で呼吸するということに慣れていくと、通常の生活に近い状態になることができます。」

ALSという病と、向き合う日々の中でも、津久井さんの表情には、いつも「笑顔」があります。

その「笑顔」こそが、彼のもうひとつの「声」なのかもしれません。

◆津久井教生さん◆
「自分の好きな『ええかっこしいの精神』は『笑顔』の源だと思っています。」
「ALS(筋萎縮性側索硬化症)に罹患しているからこそ、一番有効な対症療法は『笑顔』の状態でいることだと思うのです。」
「いい感じでかっこつけて笑える気持ちを持ちたいのです。それが治療法の無いALSには効果バツグンだと思っています。『笑顔』を心がけるのは大切な事なのです。」

病気の進行は止められなくても、心までは奪われない。
津久井さんは、今日も「笑顔」で、ブログに言葉を、紡ぎ続けています。

◆津久井教生さん◆
「ブログなどのSNSは、私の大切な自分発信の場所です。そして、私としては『楽しんで書けたら』などと書き手魂に火がついてしまうのでした。」
「喜怒哀楽が、しっかりと顔にも出てしまうタイプの私ですから『自分が一番楽な感情』でいたいのです。」
「その『楽な』イコール『笑顔』が見える文章がいいなぁーなどと理想を追いかけつつ、 時に我慢の限界や容量の限界を超えたら、その時はドーンと読者の皆さんに甘えたいと図々しく思っています。」

「声」を出せなくても、心の「声」は消えません。 

津久井さんは、現在、「割り箸入力」もできなくなり、「視線入力」などの最新技術を駆使し、ALSを広く知ってもらう、活動を続けています。

◆津久井教生さん◆
「自分の『声』のデータで自分の『声』が再現できるのは、声を失った者として、大変嬉しいことだと思います。」
「ものすごい勢いで進化している音声ソフトや生成AIに、まずはしっかりと対応していきたいです。」
「視線入力でできることを把握して、しっかりと自分の『声』で、現在の自分を発信していきたいと思っています。」

どんな困難も「工夫」で、希望に変えていく津久井教生さん。

◆津久井教生さん◆
「自分の『声』で打ち込んだ文章が読まれる事や、こうやって音声ソフトを使って自分の動画に自分の『声』で話すことは、すごく嬉しいし、とても楽しいのです。」
「これからも、できる事の可能性を追いかけて、工夫していきたいです。ALS・筋萎縮性側索硬化症の事を、少しでも多くの人に知っていただきたいと思っています。」

津久井さんが発信し続ける、「声」と「笑顔」は、これからも多くの人々の心に、響き続けます。

【担当:芸能情報ステーション】

  1. バレー男子日本代表・宮浦健人が結婚を発表「これからも一生懸命プレーに励んで参ります」
  2. 【 中川翔子 】 生後7か月の双子と男性記者を重ねる 〝いつかこうやってヒゲ生えたり...〟 逆質問も連発で会場笑い
  3. 【 丸りおな 】 バイク女子 「HONDAのCB1000F」と笑顔 「Honda Dream Cafeに行ってきました!!」
  4. 【あすの天気】広く晴れて洗濯日和に 東京は27℃ 東海から西で30℃以上の真夏日も 熱中症に注意
  5. 福島「相馬野馬追」で6人けが うち1人重傷 馬が乗り手を振り落とし「通行人をなぎ倒した」
  6. 小結・若隆景 優勝決定戦で25場所ぶり2度目のV 2022年春場所以来、史上3番目のブランク優勝 2横綱2大関不在の混戦制す
  7. SVリーグ2代目女王 SAGA久光が地元・佐賀で優勝パレード  中田久美監督、連覇へ「勝ち続けることのほうが難しい」
  8. 「闇バイトに応募した」強盗の準備をした疑いで男2人を現行犯逮捕 狙った住宅は5月に度々侵入被害か 東京・小金井市
  9. 冷凍食品の詰め放題!A5和牛のしゃぶしゃぶが980円!2万5000円得する家族も「ワケあり商品最前線 第2弾」
  10. 神戸連続児童殺傷事件 土師淳くん殺害から29年 父親が心境語る「子どもに対する思いは何年経とうと変わらない」
  1. 軽トラックに男性(50)はねられ死亡 運転手(26)を現行犯逮捕 現場は見通しの良い直線道路 千葉・茂原市
  2. 北海道で子ども3人に性的暴行か フィリピンに逃亡の日本人を拘束 電子機器も押収
  3. 長期金利29年ぶりの水準に… 「借金2倍」で迫りくる金利上昇の「悪循環」とは? 過去には国債売られ政権が44日間で崩壊した例も…【サンデーモーニング】
  4. 史上初!22歳今村聖奈騎手が、女性によるクラシック初制覇【競馬・オークス】
  5. 【 西川忠志 】 筋肉ムキムキボディに ファン反響 「素晴らしい筋肉」「相変わらずの腕の太さ」「なかやまきんに君と変わらんがな」
  6. 独占【 ALS闘病 】声優・津久井教生さん(後編) 呼吸停止から奇跡の回復 妻の「生きればいいじゃん」に救われて――「一番有効な対症療法は『笑顔』」
  7. 長崎が崖っぷちから勝利、参入からわずか5シーズン、初の日本一まであと1勝に【Bリーグファイナル】
  8. 人間はなぜ誘惑に負けるの?「行列」「屋台」「限定」に「レジ橫」…“ついつい買っちゃう”×400組を徹底調査【それスタ】
  9. 【 コロチキ・西野 】 驚異の肉体美に ファン反響 「デカくなりましたね」「すごい努力」「かっこいい」
  10. 肉グルメ頂上決戦!ドでかロースに炙り肉寿司!街で食べられるプロ激推しの名店は?1位は超意外!ステーキでもカツでもなく…本格タコス!【それスタ】
  11. トランプ氏 イラン情勢で袋小路か 米中会談では進展なし 中ロ会談ではアメリカ批判も... 「まもなく終わる」 発言の行方は【サンデーモーニング】
  12. 【 丸岡いずみ 】 人生初の毛虫被害で皮膚炎に 「こんなに痒いのね」 GWのキャンプや露天風呂が原因か