ショック! 「卓越した血統」をひく美しい子猫が医療ミスにより死去 飼い主は病院を相手に訴訟に踏み切る 中国

2026-05-25 06:00

「チャンピオンの血をひく猫」が獣医の医療ミスにより亡くなり、飼い主は裁判の末に賠償金を勝ち取りました。愛猫を失い悲しみに暮れる飼い主は、全額を「同様の医療事故で獣医側と闘う飼い主のために寄付する」ことを発表しています。

チャンピオンの血筋をもつ子猫

かわいい子猫

画像はイメージです

中国で有名な「チャンピオンの血をひく猫」が、このほど獣医の医療ミスにより亡くなりました。

亡くなった猫Kuankuanを飼っていたのは、深圳にある猫用ホテルの経営者で、ソーシャルメディアでのフォロワーが500万人もいる「ペットインフルエンサー」の鄧峰さんです。鄧さんはめずらしい毛色のブリティッシュ・ロングヘアとブリティッシュ・ショートヘア猫を繁殖しています。

彼は2017年から「世界チャンピオン猫」を輩出してきており、2024年には「野良猫保護基金」に300万元(約6900万円)を寄付したこともありました。

Kuankuanは美しい青味がかった金色の毛筋をもつメスの子猫で、両親はチャンピオン猫。その卓越した血統は高く評価されていました。愛らしい顔立ち、自然なアイライン、そして金色の毛並みから「猫界の劉亦菲(リウ・イーフェイ=中国出身のアメリカ女優)」という愛称で親しまれていたといいます。

全身麻酔中に死亡した愛猫

麻酔をかけられる猫

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2026年3月、鄧さんはウェブ上で動画を投稿し、愛猫がわずか生後5ヵ月で動物病院で亡くなったことを明らかにしました。

Kuankuanは軽度の鼻涙管閉塞の治療のため、動物病院を訪れました。本来であれば軽い鎮静剤の投与で済むはずだったのですが、病院側は鄧さんに相談せずに全身麻酔を与えてしまったのです。その際に医師は酸素供給やモニタリング機器を使用しませんでした。その結果、Kuankuanの呼吸と心臓は停止してしまいました。

「家を出たときは元気いっぱいで遊んでいたのに、帰ってきたのは小さな骨壺でした」と鄧さんは悲しみを語ります。

「治療は非常に簡単なもので、全身麻酔は必要ありませんでした。この医療事故がなければ、とても幸せな猫人生を送っていたはずです。長年この動物病院を利用していて信頼していたのに、裏切られた気持ちです」

その後彼は病院に対して、手術手順の見直しと公式の謝罪、手術の改革、そして30万元の賠償金支払いを要求しました。しかし病院はこれ​​らの要求を拒否したため、鄧氏は訴訟を起こしたのです。

病院の対応について、ネット民たちは怒りを感じているようです。

「この子猫の短い命は、冷たい手術台の上で終わった。春を見ることさえできなかった」「医師たちは命を救っているのではなく、奪っている。Kuankuanの価値はお金や謝罪では測れない」などのコメントが次々と寄せられました。

増える動物病院との「トラブル」

猫を抱く男性

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4月6日になって、病院は鄧さんに30万元の賠償金を支払い、野良猫1100匹に無料の不妊手術を提供することを約束しました。あわせて15日間の休院と、院長を務めていた担当獣医師の解雇も決まったのです。

「数週間の戦いは終わりましたが、Kuankuanは生き返りません。わたしは決して勝者にはなれないのです」と鄧さんは投稿しています。彼は賠償金をすべて麻酔事故でペットを失った飼い主が正義を求めるための「法的支援基金の設立」に寄付することを発表しました。

中国にある苦情受付サイトのデータによると、動物病院に対する苦情のほとんどは「過剰な検査や治療」、「不適切な医療行為」に関するものです。中国都市部で飼われている犬猫の数は1億2000万匹を超えているにもかかわらず、中国にはいまだにペット保護に関する法律が整備されてはいません。

あるネット民は「鄧さんのようなインフルエンサーでさえ愛猫のためにこれほど苦労したのだから、一般の飼い主が動物病院に対抗するのはもっと大変なことに違いない」とコメントしています。

出典:Death of China celebrity cat leads to hospital compensation, benefits 1,100 stray felines

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