「利上げの是非しっかり議論」日銀・植田総裁が講演 中東情勢不透明でも利上げ継続の姿勢を強調 今月15日から金融政策決定会合
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-06-03 18:27

物価をめぐって、もう一つ大きな判断が迫っています。日本銀行は今月、利上げに踏み切るのか。植田総裁が先ほどから講演を行っています。
日銀 植田和男 総裁
「原油価格の高騰により、世界的にインフレ圧力の高まりが意識されるなか、(各国の中央銀行が)それぞれ難しい舵取りを迫られています。私ども日本銀行も、例外ではありません」
植田総裁は講演で、中東情勢の緊迫化について「不透明な状況が続いても物価の上振れリスクが高まれば、利上げの是非をしっかり議論する必要がある」との考えを示し、中東情勢が不透明でも利上げを継続する姿勢を強調しました。
これを受けて、外国為替市場では、やや円高が進行。講演の前には1ドル=159円90銭台で推移していた円相場は、一時、159円30銭台をつける場面もありました。
日銀は今月15日から金融政策決定会合を開きます。
中東情勢の緊迫化以降、ナフサの供給不安や円安を背景に値上げが相次ぐなか、日銀内でも物価の過度な上昇を避けるため利上げするべきとの見方が広がり始めています。
一方、政府関係者からは「高市総理の利上げへの警戒感は強い」との声もあり、利上げに踏み切れるのか、判断が迫っています。