皇族数の確保めぐり「立法府の総意」まとまる “いずれも了”も「旧宮家 男系男子の養子案」には反発も “一般国民から皇族”めぐる課題は
皇族数の確保策をめぐって、各党の代表者らが話し合う全体会議が開かれました。会議は先ほど終了し、「立法府の総意」がまとまりました。
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「立法府の総意」をまとめるため、午後3時半から始まった全体会議。衆参両院の正副議長はこれまでに、▼女性皇族が結婚後も皇族の身分を保つ案と、▼旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎える案を「いずれも了」とするとりまとめ案を示していて、きょう、了承を得たい考えです。
森英介 衆院議長
「皆さんのご理解とご協力をいただきまして、何とか、今国会中に皇室典範改正案等の成立までにこぎつけたい」
おとといの会議では、自民党や日本維新の会のほか、国民民主党、中道改革連合など、7党がおおむね賛同する姿勢を示しています。ただ、立憲民主党は…
立憲民主党 長浜博行 参院議員
「何故今、第2案なるものが議論の俎上にあがっているかは理解不能です」
第2案、つまり、旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎える案に否定的な見解を示しています。
一体、「養子案」とはどのようなものなのでしょうか。
1947年10月、皇室から離れる11の宮家、あわせて51人が昭和天皇にお別れの挨拶をした後に撮影された写真。皇族の数を減らすためのGHQの政策などで、このときに皇族の身分ではなくなった宮家が「旧宮家」です。
1957年、「菊栄会」と呼ばれる親睦会に昭和天皇が出席された際の映像。皇族と元皇族が交流する場で、旧宮家の人たちも参加していますが、あくまで「一般国民」として生活しています。
旧宮家の人たちが養子として皇室に迎えられた場合、父方をたどれば天皇につながる「男系」であることから、結婚して子どもを持てば、「男系」の血を次世代につなぐことも可能です。
対象となる旧宮家の人たちは10人ほどいるとされていますが、この案には課題もあります。
名古屋大学 河西秀哉 准教授
「(案が通っても)誰かが手を挙げるかというのは別の話」
養子になることを希望する人、そして、養子を受け入れる皇族がいるのかも不透明です。
宮内庁は、いまの皇室典範が皇族の養子縁組を禁止していることから、現時点ではそうした意向確認はできないといいます。
さらに課題もあります。旧宮家が皇室を離れて80年近く。現在の天皇家との共通の祖先は、室町時代までさかのぼる必要があるほど離れています。
養子の対象となる人は、生まれた時から「一般国民」。突然、「皇族」となった場合、どう受け止められるのでしょうか。
名古屋大学 河西秀哉 准教授
「『旧宮家の養子案は分からない』という人(国民)も多いんですよね。(旧宮家が)どういう人なのかも分からないし、それが『血だから』って言われたところで、受け入れられるかという問題はかなりある」