福澤達哉さん「今日はもうふかっちゃん!」7年ぶり代表復帰の司令塔をピック 次戦の相手は“パワーバレー+戦術”の中国【ネーションズリーグ】

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2026-06-13 06:01
福澤達哉さん「今日はもうふかっちゃん!」7年ぶり代表復帰の司令塔をピック 次戦の相手は“パワーバレー+戦術”の中国【ネーションズリーグ】

■バレーボール ネーションズリーグ2026 男子予選ラウンド 日本 3ー2 ポーランド(日本時間12日、中国)

【日程&結果】『ネーションズリーグ2026』6月4日開幕 ! 女子は開幕無傷の4連勝、男子は12日に世界1位ポーランドと激突 第3週は日本“大阪”開催

ネーションズリーグの男子予選ラウンド第1週、中国大会の第2戦で、男子日本代表(世界ランク7位)がポーランド(同1位)にフルセットの末、勝利。ポーランドから、公式戦で17年ぶりとなる白星を挙げた。この試合で解説を務めた元日本代表の福澤達哉さん(39)が試合の勝因と、キープレーヤーをピックアップ。さらに、次戦、13日に行われる中国戦のポイントを語った。

TBS熊崎風斗アナウンサー:バレーボールネーションズリーグ 日本対ポーランド、日本勝ちました。アフタートークです。

福澤達哉さん:やりました。

熊崎アナ:やりました。

福澤さん:よーし。最高っすね。

熊崎アナ:最高でした。

福澤さん:はい。もう12時前っすけど。もう全然もうテンション上がりきってますから今。これ、帰って寝れるかなっていう。それぐらいの…

熊崎アナ:これ撮ってる時に日付が(13日に)変わる可能性があるぐらいですね、福澤さん。

福澤さん:そうですね、はい。もう全然もう、いくらでも喋れますよもう。それぐらい内容の濃い試合ですから。

熊崎アナ:すごかったですね。実況・熊崎と、解説は長きにわたってやってもらいました、福澤達哉さんです。改めてよろしくお願いします。

福澤さん:はい、よろしくお願いします。

熊崎アナ:まあ、いろいろありましたね。フルセットですから。

福澤さん:いや、まず勝ててよかった。あと17年ぶり!ずっと毎年「福澤さん以来の」っていうこの情報を擦り続けて。

熊崎アナ:2009年グラチャンバレー、「福澤さんが2番目に点数を取りました。清水(邦広)さん、福澤さんが点数を取りました」って、もう何回言ってるんだってくらい毎年言いましたよ。

福澤さん:そうですね。もうそれを言ってもらえないと思うと、今日の試合ちょっと録画しとかないといけないなっていう(笑)。それぐらいちょっと記念の試合になるかもしれないですけど。

日本にとっての永遠の課題

福澤さん: (ポーランドは)層が厚いというか、耳馴染みのない選手が出てきても強いっていうこと、まあとにかく伝えたいわけですけれども。

熊崎アナ:やっぱりポーランドチームって、こう若手から入ってどんどん実績組も入って、決勝ラウンドになって完全体になって毎年表彰台取っていきますよ、っていうようなスタンスですもんね。

福澤さん:そうですね。だからまあ逆に言えばこの1週目でこのポーランド当たったっていうのはかなり大きいと思うんですよね。それを勝ち切ったっていうところ。今日なぜ勝てたかっていうところ。まあここを言っていきたいんですけれども。やっぱりもう間違いなくサーブとブロック。いわゆるパワーバレーですよね。高さとパワーでやってくる。今日も真ん中ミドルブロッカー何本も抜かれましたけど。

熊崎アナ:いや凄かったです。

福澤さん:あれ、実はフリーで打たせているわけではなくて、毎回飛んでるんですよ。高橋健太郎選手も山内(晶大)選手も毎回飛んでますし、何だったら2枚飛んでるんですよ。 関係ないですよね。 レマンスキー、(身長)2m17。

熊崎アナ:この方が厄介でしたね、今日はね。

福澤さん: あれはやっぱり反則ですよね。

熊崎アナ:だって高橋健太郎選手も山内選手も2mオーバーですよ。

福澤さん:そうですね。ただ、やっぱりロス(五輪)でメダルを取るためには、やっぱりそういった高さに対して、この平均身長で10cm以上、10cm近くある相手に対してどう戦っていくか。もうこれはずっと日本にとって永遠の課題なわけですよね。その中でやっぱり今日、まだまだこう詰めれるところたくさんありましたけど、やっぱ要所要所で小川(智大)選手、高橋藍選手、西田(有志)選手もしかりですけど、やっぱレシーブで、ブロックでカバーできなくてもレシーブで何とか繋いでいく。そういったシーンが見られたってのはすごくよかったと思いますし、特に5セット目、その繋いだところから点数を取り切る力。これが最後の最後でしっかり見せることができましたから。ここってまだ2戦目ですから。正直私の目から見ても、「あ、まだ繋ぎの部分が粗いな」とか、「もっと詰めれるとこあるな」っていうのは日本の中ではあるんですよね。

熊崎アナ:おお~、はい。

福澤さん:逆言えばそこが伸び代。

熊崎アナ:あるんですね、伸び代残してるんですね。

福澤さん:伸び代残ってる中でこの相手に対して勝ち切れた。この価値は非常に大きいと思うので。

熊崎アナ:日本代表としてもまだまだ大会通じて強くなってくわけですね。

福澤さん:そうですね。その中で、今日やっぱりいいなと思った兆しとしては、まずミドルブロッカー、ここに対して山内選手が1対1でしっかり勝ち切れてる。

熊崎アナ: 勝ちました。

福澤さん:ここはやっぱりかなり収穫としては大きかったと思いますし。あとはまあ選手層の厚さってところを武器に日本は戦っていかないといけないわけですけれども。西田選手、代わって入った宮浦選手。途中から入った甲斐選手。やっぱこういった選手がこう目まぐるしくこうメンバーチェンジをしていく中で、ちゃんと流れを途切れることなく新たな仕掛けとして、流れを生み出していってる。これができてるっていうのが、あの非常に今日のゲームも良かったなという風には思うので。思ってる以上にこの知らない選手とやるっていうのは結構大変なんですよ。

熊崎アナ:そうなんですね。

福澤さん:今はデータバレーで情報が揃った中で日本としてはそこに対してディフェンスどこに配置しますか、どういう攻め方をしていきますかっていうのを詰めて、それをきっちりやり切れるっていうのが日本の強みになってるんですよね。

熊崎アナ:はい。

福澤さん:逆言えばポーランドが半分以上あまり表に国際舞台に出てきてない選手が出てきたっていう、これは日本にとっては、ある種ビハインドの状態でスタートする。

熊崎アナ:そういうことですよね。

福澤さん:普段なら準備をしきって戦えてる状態なので、試合中もう1回見返してもらったら分かると思うんですけど、守備の配置立ってても、決められた後にちょっと首傾げてるシーンとかあるんですよ。

熊崎アナ:ありました、ありました。

福澤さん:あれってやっぱり「あ、このコース来るんだ」とか、それが掴みきれてないっていう、やっぱそういうところなので。ここもどんどんこう詰めていけば、よりレシーブっていうのは上がってくると思いますし、そういったバレーボールをこのネーションズリーグ通して作っていけるかどうか。ここは引き続きちょっと期待していきたいなと思いますね。

「今日はもうふかっちゃん!」

熊崎アナ:これ、みんなと言ってしまえばもうそうなんですけど。ピックアップするんだったら今日この人ってプレーヤーいました?

福澤さん:今日はもうふかっちゃん(深津英臣)でしょ。

熊崎アナ:ふかっちゃんいただきました!

福澤さん:ふかっちゃん。もう深津がやっぱり終始、最後のプレッシャーかかる場面まで安定してトスを供給することができた。セッターっていろんなタイプがいると思うんですよね。やっぱりこう相手の意表を突いて真ん中を通して行く。少しこうトリッキーに、ブロックを振っていく。こういったセッターってのもやっぱり必要だと思いますし、逆に劣勢な場面、今日の試合なんかでこう我慢をしなければいけない。じゃあその我慢っていうのはどういうプレーなのかっていうと、決して派手なプレーをすることではなくて。ここ欲しいなっていうところに丁寧に当たり前のことをやっていく。これができるかどうかなんですけど、今日の試合は特にブロックが高かったので。スパイカーが少しでもトスが乱れると、一気に劣勢になるんですよね。

熊崎アナ:そういうことですね。

福澤さん:そこがスパイカーがちゃんとしたいい状態で選択を持った上で、指先のブロックアウトであったり、空いてるコースであったり、それを狙っていけるところまでトスを持っていくっていうこの作業が必要なんですけど。これが今日の深津選手はかなり安定して最後まで上げられていたので、途中ラリー選手がついつい「マジやばい」って言ってましたけど。

熊崎アナ:言ってましたね(笑)。

福澤さん:宮浦(健人)選手のバックトスのライト。やっぱあそこもストレートコースが打てる所まで、アンテナまでしっかりトスを伸ばし切るからこそ生まれるコースでもあるので、やっぱそれを生み出してくれたのはやはり深津選手でしたし、5セット目の大事なポイント、ここ欲しいなっていうところ最後1点取り切ったところもそうですけれども、あそこの高橋藍選手がブロックアウト取れるところまでしっかりトスを丁寧に上げに行ってる。ここがおそらく深津選手としては武器にしていかないといけない、自分はここで生き残っていかないといけないっていう覚悟を持って入ってきた。その中で今日それを勝利に結びつけることができたっていうのは、7年ぶりの代表復帰ではありますけれども、深津選手にとってもまあ大きな一戦になったんじゃないかなと思うので。ここはちょっとずっとプレーしてた身ではありますけれども…

熊崎アナ:そうですよね。代表でもチームでもってことですもんね。

福澤さん:はい。ちょっと個人的にも嬉しかった今日のハイライトかなと思いますね。

次戦・中国戦に向けて

熊崎アナ:いやこれまだ余韻に浸りたいところなんですけれども、もうすぐ中国来ちゃいますよ。地元、中国。

福澤さん:そうですね。いやたぶんかなりアウェイになると思うんですよね。今日の会場、日本のプレーに対して中国のファンの皆さんもぐっと盛り上がってくれてましたけど、明日は間違いなく逆転しますから。

熊崎アナ:はい。

福澤さん:だからそのアウェイっていう、完全アウェイの状態の中で、今中国って年々、元々高さがあるチームです、アジアの中でも高さがあるチーム。いわゆるポーランドのようにパワーバレー、真ん中も強いですしサイドも高さを持って打ってくる。パワーバレーで推してくるチームに対して、この名将(フィタル・ヘイネン監督)が入ってきたことによって、その戦術が加わり始めてるんですよ。

熊崎アナ:はあー。

福澤さん:なので明日の試合っていうところは、日本ももう2戦やってます、今日も5セットやってます。ある程度選手のデータっていうのが揃った中で中国は対応してくると思うんですよね。

熊崎アナ:はい。

福澤さん:そこに対して、アウェイの中でどうそれを戦っていくか。で、かつポーランドとか他の対戦相手と違うのは、この中国とアジア選手権でオリンピックのチケットをかけて戦わなければいけない、いわゆる前哨戦になるわけなので。

熊崎アナ:9月にね、アジア選手権あって、そこで勝てばオリンピックも2年前に決められる。そこで絶対出てくるのが中国ですもんね。

福澤さん:絶対立ちはだかってくる壁になってくるので。まず1発ここギャフンと言わせて。

熊崎アナ:言わせたいですね。

福澤さん:勢いを持ってこのネーションズリーグの3戦ってところを乗り切っていきたいなと思うので。明日(13日)は明日でまた違うスター、活躍する選手が出てくると思いますから。その辺りもこう期待して見ていきたいですね。

熊崎アナ:福澤さんありがとうございます。そうこうしてるうちにですね…日付が変わりました。

福澤さん:変わりました!はい!

熊崎アナ:13日になっております。次戦の中国戦、13日、今喋ってる我々としても13日になりました。ということで、まだまだ2戦目が終わったばっかりですから。

福澤さん:2戦目、はい。まだいっぱい見れますし、いっぱい解説できますからね。ちょっと楽しんでいきましょう。

熊崎アナ:そうですね。まだまだここからです。ということで福澤さん、ありがとうございました。

福澤さん:ありがとうございました。

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