自己流「小顔ケア」が“シミ・たるみ”の原因に?医師に聞く正しい「顔筋トレ」とは?【THE TIME,】

SNSなどで様々な方法を目にする「小顔ケア」。前編ではヘッドマッサージも耳輪ゴムも「小顔効果ナシ」とのことでしたが、医師がススメる正しい小顔ケアとは?【後編】
【写真を見る】自己流「小顔ケア」が“シミ・たるみ”の原因に?医師に聞く正しい「顔筋トレ」とは?【THE TIME,】
「マッサージ」がシミ・たるみの原因に?
<街の人が実践する「小顔ケア」は正しいのか?>
後編でも引き続き、小顔に関する研究や書籍を出す美容外科医・上原恵理さんに徹底質問します。
まずは、多くの人がやっていると話す【セルフマッサージ】
▼10代:「顎ラインのマッサージ。ゴリゴリっていうといいらしい」※個人の感想です
▼30代:「目のまわり、顎ライン、首に流すのを毎日やっている」
▼10代:「こぶしで顎ラインを流す。結構効果あって」※個人の感想です
上原医師によると、こうした顔のマッサージは一時的にむくみが取れることはあっても、実は“顔にとってダメージ”があるとのこと。
美容クリニック『THE ONE.』上原恵理医師:
「皮膚は“擦らない・触らない・伸ばさない”がすごく大切。擦ったり、伸ばしたり縮めたりという刺激が加わると、皮膚の中にあるメラノサイト(色素細胞)が“シミの素であるメラニンを作ってしまう”」
マッサージが“シミやたるみ”の原因にもなることもあり、逆に“老化につながる可能性がある”といいます。
上原医師:
「皮膚の中には、ハリを出したりたるみを予防してくれる“コラーゲン”や、皮膚を頭蓋骨にピタッとくっつけてくれる“靭帯”がすごくたくさんある。擦ったりすることで、コラーゲンや細かい靭帯を傷つける可能性があり、長い目で見ると“どんどんたるみができてしまう”」
「顔の体操」がシワの要因に?
【顔の体操】という声も多く聞かれました。
▼20代:「全力で『あ・い・う・え・お』を言う」
▼20代:「イー、ウーって。最寄駅から家まで帰る時にめっちゃやる」
しかしこれも…
上原医師:
「“う”の時は口をすごくすぼめるから、鼻の下に縦ジワができる。皮膚を大きく伸縮させる行動を繰り返していると“シワの原因になる可能性”がある」
ちなみに、「目を大きくつぶる」⇒「大きく開く」体操も、目じり・目頭やおでこのシワを作る要因になるといいます。
EMS美顔器で“シワ”のリスクも?
さらに、街の人が多く使っていたのが【EMS搭載の美顔器】。
顔に電気刺激を与えることでリフトアップなどの効果があるといわれていますが、使い方によっては“逆効果”になってしまうといいます。
上原医師:
「EMSを流して、すごく顔がギューンって引っ張られて歪んでるような動画もあるけど、皮膚にシワがよったらそれは結局シワを作っているということ。“強度が強いと皮膚がより伸縮しシワの原因になる可能性”がある」
小顔ケアには「正しい筋トレ」
SNSに様々な小顔ケアがあふれる一方で、「医者として見ていると“8割はやらない方がいい”」と話す上原医師。では、正しい「小顔ケア」とは…?
上原医師:
「皮膚を伸び縮みさせずに“筋肉だけに力を入れる”。正しい筋トレをやってほしい」
医師がオススメする「正しい小顔トレーニング」の1つが、【ミューイング】です。
▼少し力を入れ口を閉じた状態で、舌を上顎にグーっと力を入れてベタっと当てる⇒▼顎下に力が入っていることを意識して3分程度キープ(1日3回目安)
上原医師:
「顎下やフェイスラインの筋肉が鍛えられ、輪郭がスッキリ見える効果がある」
舌・顎・首周囲の筋肉は連動しているため、顎の内側で舌を支えている筋肉を鍛えることで、引き締まったフェイスラインが期待できるとのこと。
顔を動かさず“中顔面”筋トレ
医師がオススメする「正しい小顔トレーニング」2つめは、【アイソメトリックトレーニング】。“関節や筋肉を動かさずに力を入れ続ける”筋トレ方法です。
上原医師:
「若い人で『中顔面を短縮をしたい』という人が多い。“目と口の間が短い方が小顔に見える”という最近のトレンドで、口と頬の間にある筋肉を鍛えるといい」
▼顔や表情は動かさずに奥歯を強く噛みしめる⇒▼頬周辺の筋肉を引き上げるイメージで2~3分程度力を入れ続ける(1日2回目安)
上原医師:
「口元から頬周辺にある、口角挙筋や笑筋などの“5つの筋肉”が鍛えられると、自然と口角が上がって若々しくてたるみのない表情になると言われている」
ちなみに、街の人が使っていたEMS美顔器も、目と口の間の部分に使うのがオススメとのことです。
(THE TIME,2026年6月24日放送より)