Uターン就職につなげ!「さわやか」「スズキ」「ヤマハ発動機」… 浜松の魅力を高校生に 参加企業・団体160、3700人超の生徒が訪れた就活イベント
シリーズ現場から。地方が抱える人口流出問題についてです。この問題を解消しようと、静岡県浜松市で就職イベントが開かれました。ターゲットは高校生。地域の魅力を知ってもらい、Uターン就職につなげるための試みです。
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いまや、静岡県を代表するグルメ、炭焼きハンバーグの「さわやか」。店舗は静岡県内のみ。従業員の多くが県内出身と地元密着のレストランチェーンですが、飲食業界全体として若手の確保は今後の大きな課題ととらえています。
さわやか 人事部 清水華織さん
「(飲食業界は)きつい部分もあるが、それを上回るほどの幸福感や、やりがいはある(と若者に伝えたい)」
多くの地方企業が抱える「人材確保」という悩みを解消するための一大イベントが、浜松市で企画されました。
さわやか 人事部 清水華織さん
「創業者が地域に貢献したいという気持ちがあったので(店舗は)静岡県内だけ」
今月行われた高校生向け就職イベント「ジョブ・エキスポ Hamamatsu」。参加企業はあわせて160。「さわやか」など地元に根差した企業のほか、浜松の自動車メーカー「スズキ」や磐田に本社を置く「ヤマハ発動機」など世界的企業も名を連ねました。
「今年5月にとれたばかりのミカンのハチミツ」
訪れた生徒は3700人以上と、高校生対象の就活イベントとしては国内最大級の規模になりました。
「クイズ3問全部正解したら、(ウナギの)かば焼きのたれをプレゼント」
今回のイベントは地元の産・官・学がタッグを組んで開きました。共有しているのは、強烈な危機感です。
浜松市 中野祐介 市長
「(若者流出を)これを何とかしないと地域の持続可能性という点で、禍根を残すことになりかねない」
ものづくりの街として知られ、多くの大企業が集まる浜松市ですが、高校生の多くが県外の大学に進学する一方、就職などでUターンする割合は3割程度にとどまります。
浜松商工会議所 大久保淳一 専務理事
「知って、理解して、好きになって、選んでいただき、最終的には浜松の企業に就職をして活躍してもらいたい」
どうしたら、若者が地元で働いてくれるのか。大人たちが知恵を絞って導き出した答えは、高校生をターゲットにするという取り組みでした。
浜松商工会議所人材支援課 深津正樹 課長
「(高校卒業後に進学で)浜松を離れる前に、地域の産業や企業のことを知る機会を作りたい。大学の就職活動の時に(地元企業を)候補にしてもらいたい」
進路を決める前の生徒たちの記憶に地元の魅力をすり込もうと、イベントの参加者を高校1、2年生中心にしました。
参加した高校2年生
「(説明を聞いたことで)自分の将来の夢も広がるし、やってみたい仕事も増えた。(Q.心ひかれた企業は)『さわやか』とか『うなぎパイ』とか」
高校生たちの心に何が突き刺さったのか、この答えが人材確保の大きなカギになります。