大友愛さん、大会期間中は「お風呂でも相手のデータ」トルコ戦へは「体と心をリフレッシュする時間を」【ネーションズリーグ】

バレーボール世界トップ18チームが参戦しているネーションズリーグの女子予選ラウンド第3週日本ラウンドで、女子日本代表はタイにセットカウント3ー1(25ー15、25ー21、22ー25、25ー22)で勝利し、大会通算成績を7勝3敗とした。この試合で解説を務めた元女子日本代表の大友愛さん(44)に試合の振り返りと、次戦11日のトルコ戦について聞いた。
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TBS初田啓介アナウンサー:よくぞ勝ってくださいました。
大友さん:もう試合始まる前から厳しい戦いになるっていうのは分かってたんですけど、やっぱり始まってみたら、ラリーの応酬と、決めまくりのポイントゲッターの活躍が見応えありましたよね。
初田アナ:おっしゃってた両オポジットに注目だということで、日本は和田(由紀子)さん、タイはピンピチャヤさん、この2人に注目をされてましたが。
大友さん:和田選手は常に得点を取る素晴らしさがあるんですけど、ピンピチャヤ選手は本当にここぞっていう時に必ず得点を決めていて、その2人がチームにとって鍵だったっていう試合でしたね。
初田アナ:またピンピチャヤさんのライトからのキレ味が鋭い!鋭い!
大友さん:180cmってバレーボールだったらあまり大きくはないと思うんですけど、体のキレというか、コースの幅がすごくて、日本の選手もちょっと苦しめられましたよね、インナーには。
初田アナ:お互い粘るだろうと、ラリーが長くなるだろうって、バレーボールいつも見てらっしゃる皆さんは予想されたと思いますけど、やっぱり予想通りというか。
大友さん:息をするのを忘れるくらい、日本も本当にパワーヒッターが多いじゃないですか。負けないくらいタイの選手もパワーヒッターが多かったっていうのが私の中で驚きで。レシーブの音も会場にいるので響き渡っていて、生で見る楽しさっていうのも解説しながらも感じました。
初田アナ:実は放送席って割と離れてるんですよね。コートから結構上の方に上がっていったところで、フロアで言うと2階席のちょっと上ぐらい。距離はあるんですけど全然そんなことなかったですね。もう目の前ぐらいの臨場感でしたね。
大友さん:本当に見ごたえのある試合でしたね。
初田アナ:そして途中、(娘の)秋本美空選手がコートに入ってきたわけですけれども、ちょっとその時の心境を伺おうと思いますが。
大友さん:仕事と思ってあの場にはいるんですけど、入ってきた瞬間「あ、美空ちゃん」とか言っちゃって、「だめだ、だめだ」と思ってまた気を引き締めてコメントさせてもらいましたけど。
初田アナ:実は大友さんは今日の放送前に、秋本選手がコートに入ってきたら何て呼べばいいですかねっていう相談を、スタッフの人とかプロデューサーにも相談してたという。
大友さん:ちょっとね立ち位置的にどういう風な立場で解説をした方が皆さんにより届けられるのかなっていうのと、実際その現場でやってる方の意見もちゃんと聞いて、しっかり入ったはずなんですけどね。
初田アナ:プロデューサーの意見はですね、そこでこう言ってくださいと。「プレーに関しては秋本選手って言ってください。で、そのほかプライベートなことなんかを話す場合には美空でいいんじゃないですか」っていう言い方をしてました。
大友さん:両方とも違う!
初田アナ:まさかの「美空ちゃん」!
大友さん:全然話聞いてないじゃないかっていう感じだったんですけどね。
初田アナ:それが素直なね。
大友さん:そこもちょっとほっこり感じていただければ。
初田アナ:1本目のスパイクちゃんと決めきって。
大友さん:やっぱり出番が少ない分、限られた中で活躍しなきゃいけないっていうプレッシャーも絶対、美空…秋本選手以外にもみんなそうだと思うんですけど。
初田アナ:もういいんじゃないですかここは、美空ちゃんで!
大友さん:美空ちゃんもあると思うんですけど、やっぱりそういった中で点数を取ったりとか、チームに貢献できるっていうそういう選手にだんだんなっていってくれると思うので、そこはバレーボールしてた先輩としても、母親としても、すごく期待してますね。
初田アナ:今日ネット際ですごく献身的に粘って、しゃがみながらなんとかボール繋ごうというそういう姿勢が随分見られましたけど。
大友さん:日本チーム自体がすごくレシーブというか、バレー自体に粘りのあるチームで、やはり美空は身長が高い分、レシーブとか他の選手に比べれば苦しい部分はたくさんあると思うんですけど、そういう先輩たちの姿を見て、チームのカラーなので、そこに必死に食らいついてる姿っていうのも解説席でちょっと胸を打たれました。
初田アナ:ってことは、ちょっと熱いものがこみ上げてきそうだなっていうところあったんですか?
大友さん:それはないですけど!笑
初田アナ:そこまでない!笑
大友さん:ちゃんと仕事モードでいたんで。観客席にいたら、「美空!」とかやってたかもしれないですけど。
初田アナ:正直にお答えいただきたいんですけど、今まで試合見てて思わず泣いちゃったってことあるんですか?
大友さん:春高は毎日泣いてました。笑
初田アナ:春高はもう!?笑
大友さん:春高はもう、何て言うんですかね、美空の1点で勝つか負けるかっていう試合を1試合ずつずっと見てきたので、春高は全試合ほぼほぼ泣いてて。今はやっぱり若手でもあるし、もっともっとトライしてほしいっていう気持ちもあるので、そういう感情っていうよりはもっと「頑張れ!」みたいな気持ちの方が強いですね。
初田アナ:じゃあ春高は毎日泣いたけど、日本代表の美空さんを見て泣くのはまだ先?
大友さん:まだ先ですね。
初田アナ:まだ先!となると、その瞬間がいつ訪れるのか。
大友さん:その時隣にいてくださいね。
初田アナ:できれば!この瞬間を逃すことなく。
大友さん:ちゃんとティッシュ鼻にも詰めて(笑)
初田アナ:なんとか呼吸だけ(笑)
「体と心をリフレッシュする時間を」
初田アナ:しかし今日の7勝目っていうのは大きいと思うんですけど。勝つと負けるじゃ大違いでした。残りこの予選ラウンド(第3週は)2戦なんですけど、これがまたトルコとポーランド。どうですかこの2チーム。
大友さん:両チーム強豪すぎて勝つとは思うんですけど、勝ち方だったりとかも関係してきたりとかするので、今日1戦終わって明日空きがあるので、しっかりリカバリーしてその2日のためにしっかり体調を整えて、またみんなの前で元気な姿で試合してほしいなと思いますね。
初田アナ:ロンドンオリンピック銅メダリストの大友さんは、こういう1日の、リカバリーの24時間があった時にはどういうふうにしてリカバリーしてました?
大友さん:日本で試合する時って夜が遅いですね。ゆっくりお風呂に浸かれなかったりとかがあるので、私の場合は、日中にお風呂に浸かったりとか体のケアをしたり、あとはダラダラ過ごさないように散歩したりとか。 お風呂に入ってる時も相手のデータを見たりとかするので、完全にオフっていうオフではないと思うんですけど、そういう体と心をリフレッシュする時間を選手もしっかり作ってほしいなと思いますね。
初田アナ:いい時間を過ごしていただいて、なんとかまず(11日)土曜日のトルコ戦で。
大友さん:本当に1戦1戦だと思うので。ネーションズリーグって本当に長いので、これまで戦ってきた疲労感とかもたくさんあると思うんですけど、その1戦にかけてみんな戦っていると思うので、まずはトルコ戦ですね。しっかり勝ち切ってほしいと思います。
初田アナ:では最後に大友さんに、トルコ戦、セットカウント何対何でどっちが勝つか予想していただきます。それではお願いします。
大友さん:3対1で日本!
初田アナ:イエイ!日本です!