「猛暑対策展」進化系グッズ…手ぶら&見えない“着るクーラー”、データ化して水分補給を把握?各企業の「熱中症対策」【Nスタ解説】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-07-15 20:47

厳しい暑さが続く中、都内で始まったのは最新の暑さ対策グッズを集めた「猛暑対策展」。進化したグッズを取材しました。

【写真で見る】日傘を背負う⁉ 進化を続ける猛暑対策グッズ

見た目・音を気にしない冷却グッズ 熱中症リスクを“見える化”も

井上貴博キャスター:
災害とも言える「暑さ」への2つの対策を紹介します。

私は既に「首」に装着しています。一目では装着していることに気づかないと思います。この「見えにくさ」が特徴です。

▼ソニーサーモテクノロジー「REON POCKET6 センシングキット」
価格:2万7500円
重さ:約165g
駆動時間:5.5時間(冷レベル4で使用)

冷たくなるプレートが首の湾曲にフィットし、首元を効果的に冷やしてくれます。

まず本体のセンサーが衣服内の温度と湿度を、付属のタグが周辺の温度と湿度を検知。その検知情報をもとに、周辺環境と使用者の好みを踏まえた“冷却レベルを自動調整”します。

温度などは電車内と炎天下とでは全く異なります。その都度調整してくれるということです。

また、ハンディファンだと音がうるさいなどの問題がありますが、少量の送風をしてもほぼ無音のため、周囲の迷惑にならず目立ちにくいです。

▼「温湿度LEDアラーム」
価格:1万2430円(希望小売価格)

温度と湿度が表示されており、気温が上がっていくとLEDの光る色で段階が分かるようになっており、熱中症リスクを視覚的に「見える化」します。

LEDの色は「青:注意」「黄色:警戒」「オレンジ:厳重警戒」「赤:危険」と、室内の暑さ指数に応じて4段階で変化。さらに、警戒度が増すとアラームで知らせてくれる機能があります。

「The HEAD LINE」編集長 石田健さん:
企業や法人においても、いま熱中症などへの対策が義務化されています。そのため、こういったグッズなどは非常に重要になってくるなと思います。同時に、毎年こういったグッズを出したり、啓蒙していていいのかなとも思います。

気温が40度近くになっている社会の中で、非常に場当たり的な対策を我々はずっとやっています。

例えば、東京などはヒートアイランド現象なのに高い建物を建てたり。AIデータセンターを作るとなった時、ビッグテックやハイパースケーラーに対し、温暖化対策もやりましょうよと、声を上げるべきだと強く思います。

こういう対策を足元でやった上で、工事現場、建設に従事している人たちを雇用している会社などは、もう少し大きな対策にお金を拠出するべきではないか、そういう事にも目を向けるべきではないかということを合わせて伝えていきたいですね。

データ化して水分補給を把握?各企業の「熱中症対策」

井上貴博キャスター:
「職場での熱中症による死傷者数」を見ると増加しています。そこで2025年に対策として「企業の熱中症対策」が義務化されました。

【職場での熱中症による死傷者数】
2016年:462人
2025年:1803人
※出典:労働者死傷病報告(死者および4日以上休業した人の数)

各企業は、知恵を絞った対策を講じています。

▼大林組
・建設現場での作業時は「空調服の着用」
作業時間の見直し(2026年から全社的に開始/条件が整った現場から実施)
通常:午前8時~午後5時
7月~8月:午前7時~午後1時

作業時間は減っていますが、比較的気温の低い時期に作業時間を延長することで、年間を通じて調整していくようにしています。

▼日本郵便
サングラス、ファンベストなどの着用
・熱中症特別警戒アラートが出た場合、二輪車、徒歩などでの配達を原則休止
・熱中症警戒アラートが出た場合、気温の高い時間を避けた配達を行う

「水分補給しましょう」と各企業、従業員に対し呼びかけをするかと思いますが、実際、どれだけ実施できているのか、全てを把握するのは難しいです。

そこで、水分補給の見える化のための新たなシステムが登場しています。

▼サントリー
・熱中症対策DX自販機『DAKARA給水所』

従業員ごとの専用のカードで飲み物を選択すると、「誰が」「いつ」「どのくらい」利用したのかという利用状況がデータ化される。
→水分補給が少ない従業員へ注意喚起が容易になる

こういった取り組みも広がりつつあるようです。

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<プロフィール>
石田健さん
ニュース解説メディア「The HEAD LINE」編集長
鋭い視点で政治・経済・社会問題などを解説

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