“フルセット芸人”山村宏太さん、17日ベルギー戦は「会場に来ないようにします」日本代表は「人の活躍を喜べるいい関係性」【ネーションズリーグ】

■バレーボール ネーションズリーグ2026 男子予選ラウンド 日本 3ー2 カナダ(16日、Asueアリーナ大阪)
ネーションズリーグの男子予選ラウンド第3週の第2戦で、男子日本代表(世界ランク4位)はカナダ(同15位)にセットカウント3-2(18-25、24ー26、29ー27、25ー19、15ー11)の大逆転勝ちを収めた。これで今大会フルセットの試合は6戦6勝。開幕からの連勝は10に伸ばした。この試合で解説を務めた元日本代表の山村宏太さん(45)はカナダ戦を振り返った。さらに解説するたびにフルセットの接戦にもつれ込むことからファンに“フルセット芸人”と呼ばれていることを明かした。
TBS佐藤文康アナウンサー:見事な勝利おめでとうございます。
山村宏太さん:いや、もう本当におめでとうございます。素晴しかったです。疲れました。
佐藤アナ:疲れましたね。どうですか、あの2セット取られた時の気持ちからこう3セットを取り返して。
山村さん:ま、解説でも言わせてもらったんですけど、やっぱり昨日のフルセットの影響って大きかったと思うんです。 選手の疲労であったり、パフォーマンスがいいからこそ次の日のこの疲労とこのバランスってのは難しかったりするんで。始まる前にどうかなとは思ってたんですけど、まさかね、あんな形で勝ってくれるとは素晴らしかったですね。本当に。
佐藤アナ:序盤はやっぱりブロックに捕まりましたね。
山村さん:そうですね。警戒しなければいけないブロックにやはりやられてしまったので、仕事をさせないためにという入り方をして欲しかったなとはちょっと思いましたね。
佐藤アナ:ですからその疲労感があったからこそ自分の感覚と合わなくて、ちょっとブロックに捕まってしまったってのが1番の理由ですかね。
山村さん:そうですね。昨日調子が良くてみんなスパイクを綺麗に決めることができてたんでその感覚で臨んでしまうとちょっとジャンプが低いとか滞空時間が短いってなってしまった時に、打つコースが狭くなって、相手の高いとこにぶつけてしまったので。いつもだったらあれをリバウンド取って組み立てるっていうのが今の日本はできてたんですけど、昨日調子がいいからこそ攻めてしまったっていうところがちょっと1、2セット目のあの結果につながったかなと思います。
“いなくては困る”ミドルブロッカーに
佐藤アナ:変わった選手の話の前に、まずエバデダン ラリー選手について伺いましょうか?
山村さん:本当に日本のミドルとして定着してますし、クイックもそうですし、ブロックもかなり綺麗な形で貢献してるので、今はいなくては困るミドルブロッカーになってるんじゃないかなと思います。
佐藤アナ:サーブも良かったですね。
山村さん:いや、サーブも良かったですし、小野寺太志選手もそうなんですけど、日本のミドルってレシーブもよかったりするじゃないですか。本当に僕らの頃からは、想像がつかない。僕はうまかったんですけど(笑)
佐藤アナ:もちろんです。
山村さん:ちょっと自分のことで、自分を褒めないとなかなか褒めてくれる方がいないので。(笑)
佐藤アナ:いやいやいや、そんなことありません。素晴らしかったです。
山村さん:ありがとうございます。素晴らしい選手たちですね。本当に。
途中出場選手の活躍と競争
佐藤アナ:そして変わって入った宮浦(健人)、大塚(達宣)、富田(将馬)。
山村さん:素晴らしい。(拍手)いや、本当に誰か1人でも欠けていたら今日の勝利はなかったかなと思うので、今日途中から入ったあの3人の活躍。また永露(元稀)くんもそうなんですけど、本当にスパイカー陣がよく頑張ってましたし、この高いブロックに対しての、特に富田君とかはそのお手本のような取り方してましたし。大塚君は海外で経験したその自分なりの武器っていうのを遺憾なく発揮してたなっていうので、もう控えじゃないですよね。 もう簡単に言うと、もう本当にあの今のメンバー、(髙橋)藍君と(石川)祐希君の対角っていうのと富田君と大塚君の対角っていうのは競争しうる対格だと思うので、みんなね、仲が良くてこう笑顔で称えてますけど、内心どっかできっとね、ライバル心っていうのを必ず持ってると思うんで。今後オリンピックに向けて、この競争っていうのはいい材料ですよね。
佐藤アナ:なんか一緒に高め合ってく感じがいいですよね。
山村さん:勝つことが日本のバレー界にとって必要なことですし、自分たちの自信にも繋がっていくことは大事なんですけど、その人の活躍を喜べるチームってのは本当になかなか少ないと思うんで、そういった意味でも非常に良い関係性かなと思います。
「“フルセット芸人”と呼ばれます」
佐藤アナ:あとは山村さんが解説をするとフルセットになるという伝説が我々の中では少しずつですね。
山村さん:今日も打ち合わせの時からもう「今日はフルセットですね」と言われながら、「そんなことはないです」と。今日はきっとストレートで勝つ。その悪いとは言わないですけどね、フルセットが。その伝説は崩れるでしょうという、宣言をしてたんですけど、蓋を開けてみれば フルセットでした。
佐藤アナ:ミスターフルセットと呼ばせていただいてもよろしいでしょうか?
山村さん:サントリーサンバーズのファンからは あのフルセット芸人という風に言われてまして、芸人ではないんですけど。なぜか「フルセット芸人」と呼ばれてますので、もうこれは受け入れるしかないんですね。
佐藤アナ:皆さんも是非次の山村さんの解説にご注目ください。 明日ベルギー戦ですね。
山村さん:会場には来ないようにしますので、明日は快勝してくれると思います。
佐藤アナ:はい。山村宏太さんの解説でお伝えをしました。ありがとうございました。
山村さん:ありがとうございました。