泳ぎ出しそうなほどリアルな“化石の水族館”…夏休みに無料で楽しめる大学博物館【THE TIME,】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-07-24 10:00
泳ぎ出しそうなほどリアルな“化石の水族館”…夏休みに無料で楽しめる大学博物館【THE TIME,】

無料で楽しめる「大学博物館」を毎週紹介する夏休み企画第1弾は、今にも泳ぎ出しそうなほどリアルな化石と出会える博物館です。 

【写真を見る】泳ぎ出しそうなほどリアルな“化石の水族館”…夏休みに無料で楽しめる大学博物館【THE TIME,】 

泳ぎ出しそうな「リアルな化石」

夏休みにオススメの施設を紹介してくれるのは、大学博物館を15年以上取材してきた大坪さん。

大学博物館ライター・大坪 覚さん:
「古代の魚類の化石があって、出土したものを“アートのように”展示しているので圧倒的な存在感。“世界でも類を見ないコレクション”」

それが、東京・千代田区にある『学校法人城西大学 水田記念博物館 大石化石ギャラリー』。

THE TIME,マーケティング部 佐藤あゆみ部員:
「部屋に入ると正面に大きな化石があって…中はすごい数。一面が化石!」

約4億年前の海にいた、鎧のような硬い骨を持つ『甲冑魚(かっちゅうぎょ)』と言われる魚類の化石をはじめ、まるで絵にかいたように羽や足の形がそのまま残っている昆虫の化石など、その数なんと200点以上。

しかもレプリカではなく、すべて“本物”。さらに国内で類をみないほど“保存状態の良い”化石が見られるのが最大の魅力です。

魚の化石も、骨だけの状態ではなく“ふっくら肉付きが良い”フォルム。今にも泳ぎ出しそうなリアル感から「化石の水族館」と呼ばれているといいます。

学芸員・宮田真也さん:
「魚の中の有機物と、地層中や海水中に含まれるカルシウムが結合してセメントのようなものを作る。そうすると地層の圧力から守ってくれるので立体的に残るのではないかと」

螺旋状に渦を巻く「サメの歯」

博物館の中でも貴重な化石の1つは、少し変わった形。

丸ノコのように、先のとがった“トゲ”のようなものが螺旋状に渦を巻いた状態で並ぶ化石で、一見アンモナイトのようにも見えますが…

学芸員・宮田さん:
「実はこれは、ヘリコプリオンという大昔にいたサメ・エイ・ギンザメの仲間の“下あごの歯”」

約2億6000万年前に生存していた「ヘリコプリオン」というサメなどが属する軟骨魚類の「歯の化石」なのです。

通常サメは、使っている歯が抜けると後ろに控えている「予備の歯」がベルトコンベア式に前に出てきて生え変わるのですが、ヘリコプリオンは歯が抜けず、下あごの内側に取り込まれていく生態だったため、渦を巻くような螺旋状になったといいます。

学芸員・宮田さん:
「こういう歯の構造によって、当時すんでいたイカ・タコ・オウム貝などの生き物を切り刻んで飲み込みやすくしているのでは?いう考えもあるが、詳しいことはあまりよくわかっていない」

食べた小魚が“お腹に残っている”化石

この博物館ならではの化石にも出会えます。魚の化石の“お腹”をよく見てみると…

佐藤部員:
「あ、お腹の中に、尾びれの方を向いて目があって、もう1匹いる!」

なんと、お腹の中に“食べた小魚”が残っている化石なのです。

学芸員・宮田さん:
「実は、こういう化石はかなり重要。当時その生き物が何を食べていたのかわかる直接的な証拠になる」

こうした当時の食物連鎖や生態系を自然と学べるのも、この博物館ならではの特徴です。

約4億5000万年前の「化石割り体験」

本物の化石に“直接さわることができる”のも大きな魅力。立体感のある魚の化石に触れてみると…

佐藤部員:
「鱗の流れに沿って撫でるとツルツルしていて、それに逆らうように撫でるとざらざらしている。触れる化石、初めて」

自分で“化石を取り出す”体験もできます。

1000円で参加できるワークショップ「化石割り体験」では、卵ほどの大きさの石をハンマーで割り、約4億5000万年前の「三葉虫(さんようちゅう)」の化石を取り出したら持ち帰りもOKです。※小学生以上が対象で基本は事前予約が必要

▼高1女子:「ただ見るだけじゃなくて触ったり化石を割ったりする経験ができて、すごく貴重だなと思った」
▼高1女子:「教科書でしか見たことなかったから、迫力とかスケールとかを学べて勉強になった」

学芸員・宮田さん:
「化石の中には“当時の環境”を教えてくれるものもある。化石をきっかけにして、大昔の地球には“いま見ることのできない生き物”がこれだけいたということを知ってもらいたい」

(THE TIME,2026年7月20日放送より)

  1. 赤羽で「1000円ちょっとグルメ」を大調査!取材拒否のイタリアンがテレビ初公開 絶品ポークジンジャーにでっかい豆大福も【Nスタ×ホワイトボード】
  2. 犬の『性格』はいつ決まるの?性質を左右する3つの要因やお世話の注意点まで解説
  3. 人類史上初「火星圏からのサンプルリターン」へ 探査機MMX 日本が挑む衛星フォボスの砂採取「はやぶさ」の技術継承し2031年地球帰還予定【サンデーモーニング】
  4. フランスで55万人大規模デモ 一部“暴徒化”車炎上や3000店被害 米イラン攻撃が追い打ち 生活苦を訴える抗議は欧州各国へ【サンデーモーニング】
  5. 定数削減含む選挙制度改革法案 今国会成立に意欲 自民・村井国対委員長
  6. 【 片岡鶴太郎(71) 】 出演舞台が大千穐楽「一つひとつの瞬間を大切に」 本番直前のシャドーボクシングを公開「フットワークが20代」「さすがストイック」と絶賛
  7. 金正恩総書記の訪中 北朝鮮メディア大々的に報道「強固な朝中友好団結の不変性を刻む」10月開通の中朝結ぶ橋では中国共産党・序列4位が見送り
  8. ソーセージ食べ比べ!結局どれ? 腹ぺこレスリング部&街角でジャッジ!香薫やアルトバイエルンなど定番を比較!【それスタ】
  9. “名門復活”名城大 3年ぶり9度目の優勝!2区近藤希美が区間新で逆転、5区1年生・木村真桜が区間賞、大東文化は12度目の2位【全日本大学女子駅伝】
  10. 【 笠井信輔 】財布紛失で位置確認「窃盗犯が福岡に飛んだのです」AirTag電池切れで「思わぬ落とし穴があるのです」自転車のカゴに置き忘れ
  1. 「2秒で416万円」残高ゼロに…GMO不正アクセスで口座破壊声明 被害受け政府に「能動的サイバー防御」を要請 PHPの脆弱性巡り世界で混乱も【サンデーモーニング】
  2. 【 笠井信輔 】財布紛失で位置確認「窃盗犯が福岡に飛んだのです」AirTag電池切れで「思わぬ落とし穴があるのです」自転車のカゴに置き忘れ
  3. ソーセージ食べ比べ!結局どれ? 腹ぺこレスリング部&街角でジャッジ!香薫やアルトバイエルンなど定番を比較!【それスタ】
  4. カメラの前をゆっくりと横断 ツキノワグマ撮影される 今月19日に捕獲も保護のため放獣したクマと同一個体 神奈川・秦野市
  5. VIVANT出演中【 富栄ドラム 】DJ KOOが「早く野崎さんを助けてあげてね」熊本で2ショット フォロワー〝みんな幸せな気持ちに〟
  6. 美背中で圧倒【 安斉星来 】「沢山の愛を込めることができました」艶やかなメッセージ〝麗しい世界に浸かって〟【 うるわしの宵の月 】
  7. 金正恩総書記の訪中 北朝鮮メディア大々的に報道「強固な朝中友好団結の不変性を刻む」10月開通の中朝結ぶ橋では中国共産党・序列4位が見送り
  8. “名門復活”名城大 3年ぶり9度目の優勝!2区近藤希美が区間新で逆転、5区1年生・木村真桜が区間賞、大東文化は12度目の2位【全日本大学女子駅伝】
  9. フランス全土で41万人大規模抗議デモ 一部で暴動も 約1000人拘束 イタリアでも各地で物価高などへの抗議デモ 一部が警察と衝突
  10. 知人女性の遺体を仙台市のコインパーキング車内に遺棄か 28歳の男を逮捕 女性は数日前に死亡か 男は殺害も示唆 千葉県警
  11. 【 GACKT 】急速に進化するAIと人生の歩み方に持論「答えを知ることと、そこに辿り着くことは全く違う」「決めるのは結局、自分自身」
  12. 【 気象予報士・穂川果音 】 “10月下旬のソウルコーデ”披露 気温別の服装アドバイスに「めちゃくちゃ参考になる」と感謝の声