100m換算で9秒94の異次元スピード!兄・ハキーム譲りの“韋駄天”アビスパ福岡FWサニブラウン アブデルハナン 「裏へ走られたら一旦諦める」チームメートも脱帽 【KICK OFF! J】

32年ぶりに日本で開催されるアジア大会(9月19日~10月4日)。TBSテレビのサッカー番組「KICK OFF! J」では、驚異的なスピードを誇る代表候補選手に注目した。アビスパ福岡に所属するFWサニブラウン アブデルハナン(20)だ。
2025年9月、プロデビュー戦となったサンフレッチェ広島戦。DF橋本悠(24)が右足で上げたクロスに、タイミングよく頭で合わせた。途中出場からわずか5分で奪ったプロ初ゴール。サニブラウンは安堵の笑みを浮かべながら、当時をこう振り返る。
「自分の中で大きい得点というか、周りに印象を与えられた試合。緊張もしていましたけど、ここしかないというチャンスの場面で決められて本当に良かった」
今年5月には、ロサンゼルス五輪を目指すU-21日本代表メンバーにも選出された。
「驚きましたね。自分の中で選ばれると思っていなかったので。驚いた気持ちと、嬉しい気持ちがありました」
兄・ハキーム譲りの“異次元スピード”
サニブラウンの最大の武器は、圧倒的なスピードだ。兄は陸上短距離選手のサニブラウン アブデルハキーム。
兄に負けず劣らずのスピードを発揮した名シーンがある。5月のヴィッセル神戸戦だ。後方からのロングボールに反応すると、前を走る神戸のDF2人を瞬く間に“ごぼう抜き”。このプレーで記録した「時速35.4キロメートル」は、リーグ全体の3位となった。それでも、サニブラウンは涼しげな表情でこう語る。
「(スピードは)全然出ます。最高が36.2キロなので」
なんと最高速度は時速36.2キロメートル。もしこのスピードを維持したまま100メートルを走った場合、タイムは日本記録(9秒95)を超える9秒94に相当する。
「小さい頃から足は速かったです。小学校の時は(リレーの)アンカーをやっていました」
この異次元のスピードには、チームメートのDF田代雅也(33)も舌を巻く。
「速いっす。練習で裏に走られたら、ちょっと一旦諦めます(笑)」
7月3日に20歳の誕生日を迎えたばかりの若武者は、気持ちを新たにアジア大会を見据えている。
「代表に選ばれたら、アビスパと日本を背負って、自分のプレーを見せられたらと思います」
(TBSテレビ「KICK OFF! J」2026年7月12日放送より)