M7.1の地震は10年前の“前震”引き起こした「日奈久断層帯」が活動 “割れ残り”の活動かは明言せず 地震調査委員会【2026年熊本地震】
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-07-29 22:23
きのう発生した「2026年熊本地震」について、政府の地震調査委員会は臨時の会合を行い、10年前の熊本地震を引き起こした「日奈久断層帯」の一部が活動したと評価しました。
政府の地震調査委員会は、きょう臨時の会合を行い、きのうの地震のメカニズムなどについて検討を行いました。
その結果、最大震度7を観測したマグニチュード7.1の地震の震源断層は、10年前の熊本地震の“前震”を引き起こした「日奈久断層帯」のうち▼日奈久区間の北東部と、▼高野ー白旗区間の一部に及んでいるということです。
地震調査委員会は「日奈久断層帯」の一部が活動したと評価したうえで、小原一成委員長は「10年前の地震活動と関係している」との見解を示しました。
一部の識者は「今回の地震は10年前の“割れ残り”がずれ動いたものだ」と指摘していますが、これについては「データによって見方が分かれる。今回の活動域は10年前の活動域の南西側に住み分けていて、当時は動かなかった、いわゆる“割れ残り”の領域の活動だと示唆するデータもある。一方、10年前の活動域と重なっていることを示すデータもあり、精査が必要だ」として明言しませんでした。
そのうえで「今回の地震でも、断層のすべてがずれ動いたわけではなく、いわゆる“割れ残り”がある。今後、その部分が大きな地震を引き起こす可能性は十分にある」としています。
地震調査委員会は、地震発生から1週間程度、特に2~3日ほどは最大震度7程度の地震に注意するよう呼びかけたうえで、地震が発生する場所や規模によっては、きのうの地震よりも強く揺れる場合もあるとしています。