地震から1週間 「お客さんの顔をみたら うるうる」街のパン店は地下水で営業再開 井戸水を振る舞う人も
地震から1週間が経ちました。“ボランティア受け入れ”や街の人に愛される“パン屋さんの営業再開”。熊本ではきょう、生活再建に向けたいくつかの新たな動きがありました。
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熊本県で最大震度7を観測した地震から、きょうで1週間。八代市では、倒壊した家屋の多くが手つかずのままです。
きのう、熊本市では初となる酷暑日に。きょうは突然の大雨に襲われました。厳しい天気のなか、再建に向けた活動が徐々に始まっています。
店をきょう再開
「お客さんの顔を見たら、うるうるきますね」
きょう、熊本県の美里町に集まった人たち。県内外から集まった災害ボランティアです。要請があった住宅などで順次、活動を始めています。
ボランティア(熊本市内から)
「自分自身、10年前に熊本地震を経験して、いろいろな人に支えてもらってきたので、自分も支える側になれたらいいかなという思いで来ました」
最大震度7を観測した地震から1週間。一歩ずつ、再建に向けた活動が始まっています。
一部の遊具が被災した熊本市動植物園はきょう、1週間ぶりの営業再開です。
親子で来園
「(Q.何を見てきた)ライオン」
「子どもたちも(地震で)ちょっとストレスがあるので、ちょっとでも子どもが楽しめるところが開くならと思って」
宇城市にある、地域から愛されるパン屋さんもきょうから営業再開です。
いまだに断水が続いていますが、地下水をくみに行くなどして再開にこぎつけました。オープンと同時に、お客さんがやってきます。
「行きつけのお店がオープンすると、日常はまだ戻らないですけど、こういうのを見ると少し日常を感じる」
「やっぱり食べ物がないと。年寄りとかはどこそこに行くことができないので、開けていただいて感謝の言葉を伝えたところ」
ミルキー 小川店 松本幹温 代表
「『よかったね』とおっしゃっていただいて嬉しかったですね。まだ頑張らないといけないなと思いました」
一歩ずつ生活再建が進む一方、課題はやはり、断水による水不足です。
Nスタ
「八代市鏡町です。こちらでは、井戸水の給水が行われています」
近隣の人たちに井戸水が振舞われています。
給水しに来た男性
「(自宅は)まったく水が出ませんので、厚意に甘えてこちらに」
行列の先には、手書きで「お水はこちら」の文字。実はこの給水、自治体や自衛隊などが行っているものではありません。
井戸水を提供しているのは、吉田志穂さん。こちらは吉田さんの祖父母の自宅で、この井戸水は生前におじいさんが残したものだといいます。
井戸水を提供する 吉田志穂さん
「以前、災害が起きた時に井戸が枯れたことがあった。もしもの場合に備えて、(祖父が)深い井戸をつくってくれていた。皆さんに提供することができている」
祖父が残した“支え合い”の井戸水。お水を汲みに来た人からは…
「やっぱり水って大事だなと思う水ですね」
「子どもたちに水浴びをさせて、お風呂も入れないので。水が冷たいので、すごく助かっています」
井戸水を提供する 吉田志穂さん
「おじいちゃんがこれをやってくれていなかったら、一番大事な水の提供が絶対叶えられていなかった。おじいちゃんのお陰でこれができているから、本当にさすがだなと思う」
地域の助け合いで、再建への動きが少しずつ進み始めています。
地震から1週間。気象庁は、今後1週間ほどは最大震度5強以上の地震に注意するよう呼びかけています。