猫が家の中を『パトロール』している理由3つ どんな意味があるの?注意が必要なケースまで解説
室内飼育の猫が家の中をパトロールするのはなぜ?心配事でもあるの?今回は3つの理由と、注意が必要なケースについて詳しく解説いたします。
猫が家の中を『パトロール』する理由3つ

野生の猫と異なり、室内飼育の猫にとって『家』は安全なはず。それなのに毎日点検して歩くのはなぜなのか気になったことはありませんか?
ここでは猫が家の中を『パトロール』する主な理由を3つ紹介いたします。さらに後半では、注意が必要なケースについてより詳しく解説いたします。
1.安全確認のため
猫は有事の際にどこに隠れるか、もしくはどのルートで避難するのが好ましいのか、自分の縄張り内で安全な場所を常に把握する必要があります。実は、お迎え直後に家中を見て回るのは『避難経路』を見つけるためだという説があるのです。
そして導き出した答えに沿って日々、その場所に変わりがないか点検して歩きます。つまり、猫の頭の中には"危険を察知したら逃げる"という発想があるということです。
本能的には素晴らしいですが、脱走されてしまっては困ります。よって、こちらは猫が抜け出せそうな場所がないかチェックすることが大切です。
ということで、1つ目の理由は『安全確認のため』でした。
2.お気に入りの場所の点検
おそらく皆様の愛猫にもいくつか"お気に入りの場所"があるはずです。例えば少し高く周りが見渡せる場所、窓際やテレビの裏側、家具の隙間など。
その場所は愛猫にとっての憩いの場、つまり"誰にも取られたくない場所"です。よって異常がないか、侵入者がいないかどうか確認する必要があるのです。
これはいわば、縄張りのチェックに相当するものになります。本能に刻まれた行動なので、あまり勘ぐらずに見守ってあげてください。少なくとも飼い主さんに不信感を抱いているわけではないので安心してください。
ということで、2つ目の理由は『お気に入りの場所の点検』でした。
3.マーキングするため
猫のパトロールを観察していると、顔を擦り付けたり、爪を研いだりしているでしょう。この行動はマーキングの一種です。
爪を研ぐのはその場所を通過したこと、または自身の縄張りであることを主張するためです。
頬擦りには改めて自分のにおいを付ける役割があります。というのも猫の顔にはいくつか臭腺があり、そこからフェロモンを分泌させることができるのです。
これを点検した箇所に付着させることで"ここは私の場所"とアピールすることが可能になります。ちなみにマーキングといっても、顔を擦り付けるだけではスプレー行為のような悪臭は発生しません。
これらのマーキング行為であれば特別な対策はしなくても大丈夫ですが、スプレー行為がある場合は壁紙対策、爪研ぎに対しては思う存分爪研ぎができるように各所に『爪とぎ器』を用意してあげることは大切です。
ということで、3つ目は『マーキングをするため』でした。
過剰なパトロールには要注意!

基本的にパトロールは、本能に基づく猫の日課です。じっくり観察してみると、ルートや時間帯などに規則性があるはずです。猫はルーティーンに沿って生活する動物なので、1日に数回程度、規則正しく動いている分には問題ありません。
一方、過剰に同じ行動を繰り返す・ソワソワと落ち着きがない・ルーティーンから外れた行動が目立つ・気が立っているなどの様子があれば注意が必要です。これは通常のパトロールとは異なります。その要因をいくつか挙げておくので、愛猫に当てはまるものがないかチェックしてみてください。
模様替え
猫は環境の変化を嫌う動物です。人間にとっては気分転換になる模様替えも、猫にとってはストレスにつながる恐れがあります。
大々的にインテリアが変わってしまった場合は、しばらく部屋中をウロウロして歩くでしょう。先ほどの項目で紹介した"安全確認"が完了すれば落ち着きを取り戻すのですが、その過程は猫にとって不安なはずです。
よって模様替えをする際は、少しずつ変化を出すようにしてみてください。猫の居住スペースはそのままにしておいたほうが無難です。
引越し
お部屋の雰囲気が変わるだけでも混乱するくらいですから、引越しはさらにストレスがかかります。
安全点検はもちろんのこと、マーキングもやり直しになるため、想像を絶する労力がかかるはずです。
とはいえ転居は致し方ない事情があってのこと。少しでも不安を軽くしてあげる工夫を施してあげてください。
例えば転居先でも似たような配置でキャットタワーを設置してみたり、愛用品をそのまま持ち込んで真っ先に荷解きをしてあげるなどです。
些細なことですが、これが安心感につながります。
家族が増えた
猫は家族が増えるとパトロールの頻度が増します。理由は至ってシンプルで、新しい家族が縄張りを取る可能性があると疑っているからです。
人間側にできることとすれば、慣れないうちは猫の縄張りに不用意に立ち入らないことです。
増員が動物や赤ちゃんの場合はいきなり対面させず、別室やサークルで仕切るようにしてください。
まとめ

完全室内飼育の猫が家の中をパトロールする理由は、『安全確認』『お気に入りの場所を点検するため』『マーキングをするため』と主だった理由が3つありました。
そもそもパトロールをするのは本能的な行動なので、基本的には半永久的に続きます。あまり深入りせずに見守ってあげてください。
ただし、その頻度が明らかにこれまでとは違う・ソワソワして落ち着きがない・粗相をしてしまうなどの行動が目立つ場合は『ストレス』がかかっている可能性が高いです。
過剰なパトロールをする場合は原因を探り、可能な限りその要因をなくすように心がけてみてください。
今回の内容が、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
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