国立青少年教育振興機構が高校生の「文化」に関する意識調査結果を公表

2026-09-03 02:33

高校生の文化に関する意識調査(日本・米国・中国・韓国)は、諸外国との比較を通じて日本の高校生特有の文化に対する関心や体験の傾向を明らかにしました。

調査概要と目的

本調査は、日本、米国、中国、韓国の4か国で同時に実施されました。生活文化や伝統文化への興味、異文化体験、デジタルツールの利用状況などを分析し、今後の青少年教育施策を立案するための基礎資料とすることを目的としています。
調査内容:ライフスタイル・カルチャーに関する興味や体験、伝統文化への興味、異文化への興味・学習、異文化体験、文化創作活動、学校での学習活動、希望する学習活動、デジタルツールの利用、文化施設の利用、文化活動の参加、文化についての自己評価など

日本の高校生の主な特徴

調査結果から、日本の高校生には以下のような特徴が見受けられます。
・自国の伝統文化の中では「生活文化(和食、着物、茶道、華道、書道など)」への関心が最も高く、「書道」や「祭りへの参加」の経験率が4か国中最多です。
・伝統文化に触れる機会は「学校の授業やクラブ活動」が多く、「図書館や博物館等の社会教育施設」は最も少ない結果となりました。
・外国文化については「音楽・美術」「食・ファッション」への関心が高い一方、「歴史」「建築」「文学」への関心は低い傾向にあります。
・異なる文化を知る重要性については「とても大切だ」との回答が4か国中最も高く、マナー遵守の意識も高いことが示されました。
・学校外での「動画制作」や「音楽系」といった創作活動経験は4か国中最も低く、「特に経験がない」との回答が5割を超えています。
・過去1年間における博物館や美術館の利用頻度が低く、学校外での文化体験活動に「参加したことがない」との回答が6割強と4か国中最も高い水準でした。
・デジタルツールを活用した遊びよりも現実空間での遊びを好み、デジタルミュージアムよりも実物鑑賞を好む傾向があります。
※調査対象者の基本属性等の詳細は下記URLよりご確認ください。

関連リンク

https://www.niye.go.jp/pressrelease_20260902.html

令和6年度(2024年)実施 高校生の科学への意識と学習に関する調査
https://s-opac.net/Opac/vObS3KJwuzRW7N7YMUgmiMGEcf/jAYvp_5Qc1SWUqf4-jB_bMmBzEe/description.html

令和5年度(2023年)実施 高校生のSNSの利用に関する調査
https://s-opac.net/Opac/vObS3KJwuzRW7N7YMUgmiMGEcf/XNLRus_37hz_5PMiWwMi3E0SsZf/description.html

令和4年度(2022年)高校生の進路と職業意識に関する調査
https://s-opac.net/Opac/vObS3KJwuzRW7N7YMUgmiMGEcf/xE-tp6L9I15227VHmG6R4eqoEMg/description.html

独立行政法人国立青少年教育振興機構
https://www.niye.go.jp/

まとめ

本調査により、日本の高校生が持つ文化への関心や体験の現状が浮き彫りとなりました。国立青少年教育振興機構は、これらのデータを今後の青少年教育施策の立案に役立てていく方針です。