北口榛花が日本新記録68m92で優勝「信じてやってきたことは間違ってなかった」自身の記録を3年ぶりに1m54更新【アルティメット世界陸上】

■第1回アルティメット世界陸上(日本時間13日、ハンガリー・ブダペスト)
アルティメット世界陸上の女子やり投決勝に出場した日本記録保持者の北口榛花(28、JAL)が2投目に68m92を日本新記録をマークして優勝した。従来の記録は2023年に自身がマークした67m38で3年ぶりに1m54ほど記録を更新した。
アルティメット世界陸上は、世界陸上や五輪のメダリストなど陸上界をリードするトップオブトップだけが参加を許された究極の世界陸上。記念すべき第1回大会の賞金総額は、陸上界最高となる1,000万ドル(約16億円)となった。
北口はパリ五輪女王として臨んだ昨年9月の東京世界陸上では右肘のケガの影響で予選落ち。今季からは世界記録保持者で五輪三連覇を達成した“レジェンド”のヤン・ゼレズニーコーチに指導を受け、復活を目指してきた。北口は6月の日本選手権で優勝を果たすと、先月のDLローザンヌ大会では昨年のオスロ大会以来となる1年2か月ぶりの優勝を飾った。そして、今月のDLファイナルではシーズンベストの65m44をマークして2位となっていた。
8人が出場したやり投決勝、最初に登場したのはダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルを制した厳子怡(18、中国)。1投目からいきなり68m05のビックスロー、北口の日本記録67m38をあっさりと越えていき会場を沸かせた。一方、北口は2投目にそれを上回るビッグスローを披露。68m92の日本新記録をマークし、初代女王に輝いた。
歓喜の優勝を果たした北口は「めちゃくちゃ嬉しいのと、残りの2投はもうちょっとちゃんと投げたかったなっていう気持ちです」と笑顔いっぱいに応えた。復活を目指した1年について「自分が信じてやってきたことは間違ってなかったと思ってますし、コーチもトレーナーさんも、家族もサポートスタッフの皆さんも、みんな自分を信じてくれてるのに、自分が自分を信じないのはなんか違うなっていう風にこの1年ですごく思えたので、今日はすごく自信を持って試合に臨むことができました」と語った。
間近に迫るアジア大会愛知・名古屋に向けて「今回、日本記録を更新したんですけど、アジア大会でも日本の皆さんの前で良い数字を投げれるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。
◆アジア大会 陸上競技日程
【トラック/フィールド】24日~29日/名古屋市瑞穂公園陸上競技場
【マラソン】26日/名古屋市瑞穂公園陸上競技場(都心コース)
【競歩】23日、27日/愛知県庁・名古屋市役所周辺コース