長生炭鉱事故 遺骨のDNA型は日韓両国の遺族と一致せず 韓国政府発表
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-10-23 12:42
戦時中に山口県で起きた「長生炭鉱」の水没事故について、韓国政府は、きょう現場で見つかった遺骨のDNA型鑑定の結果を発表し、「身元は確認されなかった」と明らかにしました。
山口県宇部市の海底炭鉱「長生炭鉱」で1942年、浸水事故が発生し、朝鮮半島出身者136人を含む183人が犠牲となりました。
遺骨は長年、現場に取り残されたままでしたが、去年8月に4つ、今年2月に1つの人の骨が見つかり日韓両国でDNA型鑑定を進めていました。きょう、その鑑定結果が発表され去年8月に見つかった遺骨は同一の男性のもので、今年2月に見つかった遺骨は別の男性のものであると確認されました。
ただ、日韓両国の政府が保有する遺族のDNA型と照合した結果、「家族関係が成立せず遺骨の身元は確認されなかった」ということです。
この結果を受けて韓国側の遺族会は「鑑定結果を無縁と規定することは、犠牲者と遺族に対するさらなる無視である」とする抗議声明を出しました。
遺族会は「無縁という行政的表現が、遺族を探す国家の義務を終わらせる根拠となってはならない」などと訴えています。
韓国政府は今後も、犠牲者の身元確認のため遺族のDNAを追加で確保するよう努めていくとしています。