芥川賞受賞作家が“アウティング”被害を受けたとして甲府市議会議員に賠償などを求めた裁判 市議に110万円の賠償を命じる判決 東京地裁
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-10-29 15:47

SNSの投稿でトランスジェンダーであるなどと明かされたのはプライバシーの侵害だとして、芥川賞作家が市議会議員を相手に起こした裁判。東京地裁はきょう、市議会議員に110万円の損害賠償を命じました。
この裁判は、甲府市議会の村松裕美市議が、芥川賞作家の李琴峰さんについてSNSで「身体が男性で手術もしていません」などと投稿したことで、トランスジェンダーであることなどを明かされプライバシー権を侵害されたとして、李さんが村松市議に賠償などを求めたものです。
東京地裁はきょうの判決で、「村松市議の投稿は秘匿されるべき必要性が高い情報を明らかにするもので、その情報を公開する合理的な理由はなく、プライバシー侵害の程度は重大である」として、村松市議に110万円の賠償を命じました。
判決の後、李さんは会見で次のように語りました。
芥川賞作家 李琴峰さん
「私はあなた(村松市議)と会ったことはありません。面識もなく、恨みもありません。それなのに、なぜ、あなたは私のプライバシーを侵害したのですか。他人の人生をこのように破壊して、踏みにじって楽しいですか」
一方、村松市議は「弁護士と相談のうえ、今後のことを決めていきたい」としています。