役所の職員を装う手口で計22億円詐取 詐欺グループのリーダーとみられる男逮捕 狙われたのは80代~90代の高齢者
町田市役所や足立区役所など様々な役所の職員を装い、あわせておよそ22億円をだまし取ったとされる大規模な詐欺グループ。そのリーダーとみられる男が逮捕されました。
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詐欺と窃盗の疑いで逮捕された佐々木成人容疑者(34)。「特殊詐欺グループ」のリーダーとみられています。
「介護保険の給付金を受け取るにはキャッシュカードの機能を確認する必要がある」
佐々木容疑者は去年3月、役所の職員を装って女性4人の自宅にうその電話をかけたうえ、だまし取ったキャッシュカードであわせておよそ560万円を不正に引き出し、盗んだ疑いが持たれています。
狙われたのは80代から90代の高齢者。あるときは「町田市役所」、あるときは「足立区役所」など、被害者の状況に合わせ次々と身分を変え、うその電話をかけていたといいます。
被害者の自宅には職員を装った「回収役」を送り、キャッシュカードや通帳を直接受け取ると、現金を口座から引き出し、盗む手口を繰り返していたということです。
グループが関与した事件は3年ほどでおよそ500件。22億円もの大金をだまし取ったとみられています。
こうした手口は近年相次いでいます。警視庁が公開した別の詐欺グループからの電話の音声には…
詐欺電話の音声
「市役所の高齢福祉課です。補助金の内容や金額に関して、私の方からご説明を取らせていただく」
落ち着いた口調で語りかけることで、被害者を信用させるのが常套手段だといいます。
グループをめぐっては、警視庁が「かけ子」や「出し子」に指示を出していたとされる高橋宗正被告など39人を逮捕。3年半におよぶ捜査の中で「東」と呼ばれるリーダーの存在が浮上します。その「東」が、佐々木容疑者だと警視庁が特定。今回、逮捕に至りました。
一方、「受け子」や「出し子」を束ねるリーダー格の1人とみられる高橋宏典容疑者。きのう、佐々木容疑者のグループから犯罪で得たものと知りながら、現金およそ30万円を受け取った疑いで逮捕されました。
佐々木容疑者のグループがだまし取ったとされる22億円の一部は暴力団にわたっていた可能性があり、高橋容疑者はグループと暴力団を繋ぐ仲介役を務めていたとみられています。
後を絶たない特殊詐欺の被害。警視庁が実態解明を進めています。