共産党の田村委員長は、次の衆院選について立憲民主党との選挙協力が困難だとの見方を示しました。
共産党 田村智子委員長
「立憲民主党によって共闘の基盤が基本的に損なわれているという状況があります」
30日に行われた共産党の「第3回中央委員会総会」で田村委員長は、次の衆院選に向けた立憲民主党との協力について野田代表が▼安保法制をただちに廃止すべきでないという立場であることや、▼共産党が与党の補完勢力と位置づける日本維新の会との協力に含みを持たせていることなどから、困難だとの見方を示しました。
共産党は現在、小選挙区で209名の候補者を擁立し、多くの小選挙区で立憲の候補者と競り合う格好となっていますが、田村委員長は「さらに擁立を進める方針だ」と強調しています。