レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラと交戦を続けるイスラエル軍がレバノン南部への地上侵攻を開始したことについて林官房長官は深刻な懸念を表明したうえで、「事態のさらなる悪化をもたらさないように、イスラエルとヒズボラとの間の即時停戦を求める」と述べました。
また、レバノンには現時点でおよそ50人の邦人がいることを明らかにした上で、「随時連絡を取りながら適切に対応している」と述べ、在留邦人の安全確保に全力を尽くす考えを強調しました。
イスラエル軍がレバノンに地上侵攻するのは、2006年の大規模戦闘時以来初めてのことで、この時はレバノンで民間人を含む1100人以上が犠牲になるなど甚大な被害を及ぼしました。