南シナ海でフィリピンの航空機が領有権を争う中国の軍艦から3回にわたってレーザーを照射されたと、フィリピンメディアが報じました。
現地メディアによりますと、先月27日、西部・パラワン島沖にある南シナ海のハーフムーン礁付近で、フィリピン漁業水産資源局の航空機が中国軍のミサイル艦からレーザーを3回照射されたということです。
レーザーの詳細はわかっていませんが、フィリピン側の操縦士らが目に不快感を訴えるなど、危険にさらされたということです。
当時、この海域では中国軍の艦艇などがフィリピン当局の船を追跡していたことから、フィリピン機が上空から監視していたとみられています。
中国とフィリピンが領有権を争う南シナ海では、ハーフムーン礁に近いサビナ礁でも両国の船の衝突が相次ぐなど、対立がエスカレートしています。